■Orville Stoeber / Songs■
ワールドカップ観戦を最優先しているので、ブログの更新が遅くなってしまいました。 決勝トーナメントの 1 回戦 4 日連続を乗り切るのが睡眠不足には、最大のヤマ場ですね。
さて、そんななか気持ちを落ち着かせる鎮静剤のようなサウンドを選ぼうと考えて、ピックアップしたのが、Orville Stoeber が 1971 年に発表したファースト・アルバムです。 アルバムはジャケットの雰囲気からもある程度想像できるのですが、極めて内省的な世界が繰り広げられています。 サウンドは、裏ジャケットに顔が出ている Orville Sotoeber ,Harry Palmer ,Ray Barrett の 3 人で奏でられ、ドラムレスの静かな SSW の世界が堪能できることから、静寂系、あるいは音の隙間を重視するタイプの SSW ファンにとっては、お勧めしたい作品です。
現象面から見たアルバムの特徴は、短めの楽曲が多いということです。 全12曲のうち、2 分以内の曲が 4 曲もあり、この小粒感の連続がアルバムに奥行きを与えているかのように感じます。 A 面では、Orville Stoeber の世界観が凝縮された「The King, The Queens And The Joker」がいきなりの聴き所です。中盤で展開されるギター2本とピアノによる演奏、Orville のナチュラルなボーカルの震えなど、このアルバムを構成するエッセンスがほぼ全て展開されます。 A 面では、ほかに1 分 33 秒の「Lonely Sparrow」がアクセントになっています。NHK みんなのうたに採用されてもおかしくないようなシンプルで可愛らしい楽曲です。
B 面は A 面よりも充実した内容です。 美しさではアルバム中一番ともいえる「Like An Ocean」は、控えめな演奏に息をひそめてしまいます。 極端に内省的な「Seventh Avenue」も 2 分に満たない小曲。 ボーカルにエフェクトをかけて、ノスタルジアを表現しているかのような「Annabelle Lee」、つづく「Cincinnati」、「Morton Street Pier」も繊細な世界感が伝わってくる素晴らしい内容。 ラストの 「Takin’ A Holiday」は、「休みを取ったので行けないよ」と歌う肩の力の抜けた軽いタッチの曲ですが、この曲がまたラストにしっくりくる作品なのです。 久しぶりに聴きましたが、あまり知られていないのがもったいない名盤だということを再確認した感じです。
もちろん、CD 化されてはいないのですが、このような音楽はちょっと日の短くなった初秋の夕暮れに紅茶でも飲みながらじっくり聴きたいですね。 そんなシチュエーションと聴き手の姿勢が大事だと思います。
さて、そんな Orville Stoeber ですが、ネットで検索したところ、2005 年 4 月に自主制作で「My Fatal Flaw」という CD を発表していることが分かりました。 アメリカの amazon でタイトルを入力すると検索されてきます。 さらには、i-tunes music store で1曲 150 円で購入できることも判明。 ジャンルがジャズになっているのが気になりますが、35 年ぶりの 2 作目というのはスゴイことですよね。 さっそく、ダウンロードで購入しましたが、これからサッカー観戦なので、その内容は後日ご紹介できればと思います。
■Orville Stoeber / Songs■
Side-1
The King, The Queens And The Joker
Open His Head / Where’s Jack Was
Oh, Sweet Music
Lonely Sparrow
Joey’s Party
Side-2
No More Masterpieces
Like An Ocean
Seventh Avenue
Annabelle Lee
Cincinnati
Morton Street Pier
Takin’ A Holiday
All Lyrics by Orville Stoeber
Except ‘Open His Head’ and ‘Where’s Jack Was’ by e.e.cummings 1950
‘No More Mastrepieces’ by Ronald Tavel
Elvin Campbell : engineer
Bobby Scott and Harry Palmer : producer
Tom Morgan : Executive Producer
Orville Sotoeber : Lyrics , music, vocals , guitar
Harry Palmer : guitar
Ray Barrett : piano , organ
George Duvuvier : bass
Recorded March 1970 at MCA Studios , 57th St. N.Y.C.
Uni Records 73103
ワールドカップ観戦を最優先しているので、ブログの更新が遅くなってしまいました。 決勝トーナメントの 1 回戦 4 日連続を乗り切るのが睡眠不足には、最大のヤマ場ですね。
さて、そんななか気持ちを落ち着かせる鎮静剤のようなサウンドを選ぼうと考えて、ピックアップしたのが、Orville Stoeber が 1971 年に発表したファースト・アルバムです。 アルバムはジャケットの雰囲気からもある程度想像できるのですが、極めて内省的な世界が繰り広げられています。 サウンドは、裏ジャケットに顔が出ている Orville Sotoeber ,Harry Palmer ,Ray Barrett の 3 人で奏でられ、ドラムレスの静かな SSW の世界が堪能できることから、静寂系、あるいは音の隙間を重視するタイプの SSW ファンにとっては、お勧めしたい作品です。
現象面から見たアルバムの特徴は、短めの楽曲が多いということです。 全12曲のうち、2 分以内の曲が 4 曲もあり、この小粒感の連続がアルバムに奥行きを与えているかのように感じます。 A 面では、Orville Stoeber の世界観が凝縮された「The King, The Queens And The Joker」がいきなりの聴き所です。中盤で展開されるギター2本とピアノによる演奏、Orville のナチュラルなボーカルの震えなど、このアルバムを構成するエッセンスがほぼ全て展開されます。 A 面では、ほかに1 分 33 秒の「Lonely Sparrow」がアクセントになっています。NHK みんなのうたに採用されてもおかしくないようなシンプルで可愛らしい楽曲です。
B 面は A 面よりも充実した内容です。 美しさではアルバム中一番ともいえる「Like An Ocean」は、控えめな演奏に息をひそめてしまいます。 極端に内省的な「Seventh Avenue」も 2 分に満たない小曲。 ボーカルにエフェクトをかけて、ノスタルジアを表現しているかのような「Annabelle Lee」、つづく「Cincinnati」、「Morton Street Pier」も繊細な世界感が伝わってくる素晴らしい内容。 ラストの 「Takin’ A Holiday」は、「休みを取ったので行けないよ」と歌う肩の力の抜けた軽いタッチの曲ですが、この曲がまたラストにしっくりくる作品なのです。 久しぶりに聴きましたが、あまり知られていないのがもったいない名盤だということを再確認した感じです。
もちろん、CD 化されてはいないのですが、このような音楽はちょっと日の短くなった初秋の夕暮れに紅茶でも飲みながらじっくり聴きたいですね。 そんなシチュエーションと聴き手の姿勢が大事だと思います。
さて、そんな Orville Stoeber ですが、ネットで検索したところ、2005 年 4 月に自主制作で「My Fatal Flaw」という CD を発表していることが分かりました。 アメリカの amazon でタイトルを入力すると検索されてきます。 さらには、i-tunes music store で1曲 150 円で購入できることも判明。 ジャンルがジャズになっているのが気になりますが、35 年ぶりの 2 作目というのはスゴイことですよね。 さっそく、ダウンロードで購入しましたが、これからサッカー観戦なので、その内容は後日ご紹介できればと思います。
■Orville Stoeber / Songs■
Side-1
The King, The Queens And The Joker
Open His Head / Where’s Jack Was
Oh, Sweet Music
Lonely Sparrow
Joey’s Party
Side-2
No More Masterpieces
Like An Ocean
Seventh Avenue
Annabelle Lee
Cincinnati
Morton Street Pier
Takin’ A Holiday
All Lyrics by Orville Stoeber
Except ‘Open His Head’ and ‘Where’s Jack Was’ by e.e.cummings 1950
‘No More Mastrepieces’ by Ronald Tavel
Elvin Campbell : engineer
Bobby Scott and Harry Palmer : producer
Tom Morgan : Executive Producer
Orville Sotoeber : Lyrics , music, vocals , guitar
Harry Palmer : guitar
Ray Barrett : piano , organ
George Duvuvier : bass
Recorded March 1970 at MCA Studios , 57th St. N.Y.C.
Uni Records 73103
こんなのが取り上げられるとは素晴らしいです!
野球バカな私はプロ野球ばかり見てて、サッカーのほうはニュースで済ませちゃってます。
会社でやってるトトカルチョではドイツ-イングランドに賭けてるんだけどどうかな??
Leo van de Ketterij
Middelburg
The Netherlands