日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 25日・その1・・(なばなの里・ベゴニア画像) *

2006年10月26日 | 雑感

朝、我が家仮設のお仏壇の前で、いつものようにお線香をあげ手を合わせた。
義父の遺影の前で目を閉じ、夫、長女、彼、息子、愛ちゃん、ひろと、次女、展くん、なつめ、顔描きながら。
夫の母、実家の母、なつめを産んだ病院で出合った知人の先天性の不治の病で入院していた
四ヶ月の赤ちゃん、みんなを思い描きながら手を合わせる、それが日課になっている。 
(昨日は一日ありがとうございました。 今日もよろしくお願いします)と。

最近は、姉の家族、妹たちの家族、ご縁のあった娘や息子のパートナーの家族の人たちの顔も思いながら、手を合わせる。

「毎朝、毎晩それぞれ子供ら五人の顔、一人一人頭に浮かべて仏さんに拝んどんよ」 
娘時代、田舎から上京した頃から良く聞かされていた母の言葉。
今でも言う、何かことあるごとに。
「おじいちゃんにお願いしとるけんね、子供や孫らを守ってやってつかーさいよ・・言うて」

お弁当作りの次女を待つ、まだ冷んやりとした空気のなかのリビング、座って目を閉じ手を合わせる、
私のゆったりと落ち着く、心静かなひととき。
母と同じことをしながら、しみじみと今まで守ってきてくれたことへの感謝が目から溢れそうになる。

今日は義父の月命日。 お酒が飲めなくて珈琲が唯一好きだった父へお決まりのデミタスカップで、
暑かった九月と違い、ホットにして供えた、ミルクもたっぷり目。



働いていた一年前までは、毎朝シャワーをしていたし、二人暮らしだった精もあって、
毎月25日は朝シャワーのあとバスタオルを巻いて、お仏壇の前で私は着替えていた。
「義父さん、ちょっとだけよ~」なんて年甲斐もなく。 
64歳にして亡くなった若き義父へのサービスに。(その頃は、ちらっと笑っているかのように見えた
義父の写真、今ならもうええで・・って言うかも、同居になって大分太めだし)



今日は実家の兄夫婦の真珠婚式、30周年である。 
事前に姉や妹たちと相談して、枯れない花、薔薇のブリザードフラワーを送った。
意外や義姉からお礼の電話があったお昼、兄がいる・・なぜ?
「こんなめでたい日に仕事なんかしとられんわい」有給をとって、花束を買って帰ったそうである。
母をみてもらっている義姉の為に、一日を共に過ごそうと言うのである、兄貴ご馳走さま。



今日25日、なつめは三ヶ月を迎えた。 日々順調に成長している。 
最近は夜もたっぷり寝て、昼間も一人遊びをする時間増え大分手がかからなくなった。
大きな声を出し、微笑み返しをするなつめを見ると、どうしても生まれた天神まつりの日、もしかして、
この世にいなかったかも・・そんな思いがよぎり、生まれて来てくれてありがとう・・そんな思いになる。
心配をかけた分、色々な人たちから愛情をいっぱいかけてもらっているような気がする。



合わせた手の中に込める思い。
「お母さん、今度は私も・・守るね」 



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8 コメント

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心のやすらぎ (ふうせん)
2006-10-27 09:35:54
お写真を見ながら静かに読ませて頂きました

ご家族や知人の皆さんを思いやる優しいお心

に私自身ふんわりと包まれた温かさを感じました。お孫さんももう3ヶ月になられたのですね!愛くるしいお顔で頬づりしたくなる気持ちです。
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感謝の心 (renren)
2006-10-27 11:04:23
みくさんの思いと綺麗なお写真を交互に拝見し、私も心洗われる思いがいたしました。今ある幸せを陰で支えてくださった方々へ思いを馳せる。大切なことですね。希望の大学に入り、わが世の春を満喫している長男が時折魅せる不遜な態度に、親として不安がよぎり何度も彼に感謝や謙虚であることのの大切さを口にするのですが、親の心がけが悪いのでしょうか、一向に解ってもらえず悩んでいます。みくさんのご家族は皆さん思いやりがあって、仲良くぬくもりにあふれた絆で結ばれていらっしゃいますね。うらやましいです。
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ありがとうございます・・ (みく)
2006-10-27 12:29:29
☆ふうせんさんへ☆

三ヶ月になりました。25日は思い入れのある日であることを嬉しく思います。

なつめをまるで義父が見守っていてくれたような気がします。

それに又初孫のひろとが生まれた11日は、実家の亡き父の月命日なんです。

不思議ですね、父親の思いの強さを感じてしまいます。

元気ならば、曾孫喜んでもらえたのに残念ですね。



ひろともなつめも順調に成長していますし、元気でいてくれると嬉しいですね。

まわりの思いが孫達にも伝わるかと思うと、いい雰囲気の中で

息子夫婦や娘夫婦の支えになってやらないとって思っています。



白鷺公園も秋の色に染まってきましたか?

季節ごとに一度位、主人連れて行ってくれないかなぁ。

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ありがとうございます・・ (みく)
2006-10-27 12:48:21
☆renrenさんへ☆

私が今このように思えるのは、やはり母のお陰です。

母の生き方を少しはまねて、注意してもらいながら来れたからです。



本当は、大切なことを子供の頃から教えつつ育てて行くのが一番だと思いますが、

>何度も彼に感謝や謙虚であることのの大切さを口にするのですが・・

今、たとえそれが感じられていないようでも、話すことは大切ですよね。

いつか何かの時、母が言ってくれていたなぁ・・って気づくと思います。

色々な方に話を聞きますが、言われていなかったり、母親自身が普段そう言う言葉を

生活の中で使っていなかったら、大人になっても感じられなかったり、出来なかったりするようです。

言ってきかせることも大事だし、生活の中で見せて聞かせることも大事でしょうね。

でも男の子は、表面では分からないですよ、renrenさんの感性ですもの、

態度や言葉で一見、感じられなくとも、心の中では思っておられますよ。



子育ての基本、全ては信頼のある夫婦関係であることが一番だと思っています。

仲の良い両親を見ていると、なんの心配も憂えることもなく、子供は穏やかな心で

自分のすべきことにも穏やかに接することが出来るかと。



我が家もずっと、まだまだ勉強です、子を育てる親の、その親なのですから、責任重大。

お互い、がんばりましょう、信じましょう子供たち。
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ご無沙汰です (ゆきひめ)
2006-10-27 19:58:20
だいぶご無沙汰してしまいました。

人生はめぐり合わせとか、みくさんがお母さんのなさっていたことを

しているのですものね。

「お仏壇に手を合わせる」心落ち着きホッとします。

私も以前は義母の仕事(ごめんね、仕事なんて言い方を)と思い、手を合わせるときは

お盆やお彼岸くらいでしたが、

亡くなってみると、自分が毎日手を合わせてます。

「今日も一日、お守り下さい」と。

それをしないと落ち着かないのです。やっぱりめぐり合わせでしょうかね
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ありがとうございます・・ (みく)
2006-10-28 16:17:25
☆ゆきひめさんへ☆

ご無沙汰はお互いさまですよ。

芸術の秋満喫していらっしゃる様子・・

素晴らしい趣味、いえ趣味を越えていらっしゃる、感動しましたよ。



文化の日がもうすぐやってきますが、文化って

親から子へ、子から孫へと継承して行くことがら・・とか。

お仏壇に手を合わせる、私は次男ですからお仏壇はないのですが、

小さい時から供養とともに見せて育てることも合わせて

遺影やお花お線香お茶を供える場所を設けてやってきました。

頂きものやお祝いなども頂いたものは先ずお供えして・・、そんな習慣を

欠かさずやってきました。 少なからず子供たちには何かを感じ、行ってくれていると思います。

これも母から伝えられたもの・・ですよね。



お互いに年齢を重ねるごとに、手を合わせる・・こう言うことが落ち着くのでしょうね。

義母さま、お喜びでしょう。 そんな姿はお子たちに映り受け継いで行かれるものと思います。

めぐり合わせ・・お互いに、このような話が交わせるのもめぐり合わせ。
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真似できないわ(^_^;) (pata)
2006-10-28 22:10:53
みくさん、こんばんは♪

みくさんのご家族の人となりをこうしてブログで垣間見て、とても真似できないと冷や汗かいています。

母は気性の激しい父に仕え、それはそれは気苦労の耐えない半生を送りました。

夫はその父に比べると、ずっとずっとまだ優しいと思えるのですが、それでも母のようには接する事が出来ていない不出来な妻です。

母のような性格ではないのですよ。

むしろ父の気性を引き継いだかもしれない私です。

とても母を越える事など出来ないし、近づきも出来ない・・・。

父を見守る日々ですが、今更ながらに母の偉大さを思います。

あの難しい父を、仕えるようにしていながらコントロールしていたのですもの。

ある人が、私の肩に母が付いていると言います。

「頑張りや、お母さんが応援してはるで・・・。」

ちょっと信じられない事ですが、最近母の事をよく思い出すのはまんざら信じられないことではないなと・・・・。

似たもの同志の父と私、でも母が付いている分二人の力で頑張れるのかなと思います。

親はやはり亡くなっても何がしらの力をくれますね。
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おっしゃる通りです・・ (みく)
2006-10-29 00:33:03
☆pataさんへ☆

ありがとうございます。

pataさんに、このようなコメントいただくととても恥ずかしい。かっこよく書いているのかも分からないですから、

話半分に読んで下さいね。って思いは本当なのですが、どれだけ本当に身についていることやら。



>親はやはり亡くなっても何がしらの力をくれますね・・

親は亡くなってもその魂は子供の中にいつまでも生き続けると聞きます。

pataさん、お母さんはきっと必ずついて下さっていますよ。

私は、大好きだった父が58歳で亡くなったんです。 5人の子供、母はどんなに大変だったろうかと思います。

突然でしたから悲しみに打ちひしがれていた時期がありましたが、父の生き様と言うか、

何かにつけて、父が言ってくれた言葉や包容力や色々な事がらが、何かの時には思い出され、

それが自分を慰めたりやる気を起こす押す力になってくれたと思うのです。母は父以上に偉大ですけれどね。



pataさんが大きく救われることは、お母さんがお父さんに仕えて来られたこと、それをpataさんはずっと見て来られたこと。

先に逝かれたお母さんはどんな思いで、お父さんを残されたことでしょうか、

どんな思いでpataさんにお父さんを託されたことでしょうか。

お母さんのご苦労や偉大さはきっとpataさんの中に息づいていると思います。 

それだけお母さんの偉大さに気づかれているpataさんなのですから。



主人だって、勝手のいいご都合主義のところありました。 年月が少しづつ変えてくれました。

pataさん、私は母の影響を受けているので有難いですが、私が生きていく中で救われたのは、

娘が二人いたこと、いつかこの娘たちが嫁いで行くことをある程度意識しながら子育てして来たんです。

主人を父親を嫌いな娘にしてはいけないと。 毎日麻雀誰に何を言ってもらってもやめなかったんです。

でも子供たちにはそんな父親と思わせてはいけないのでひたすら立ててきました。 

pataさんの肩にお母さんがついておられるように、ご主人さまやお父さんに接しられる事がらは、

いつか順送りで娘さんがまたpataさんをこのように思われるのだと思います。

相手を変える事は出来なかったけれど、自分が変ったら相手は必ずや変る・・私はそう信じているんです。

お父さまの気性、と言っても男の方が残られるとどれほどの気が落ちるものかと。 中々立ち上がれないそうですよ、心が。

表面は強く息巻いておられても、内心はご自分に気づいておられるのではないでしょうか。

きれいごとでは済まされませんけれど、pataさんはいつも赤裸々にご自分を吐露される、そのお姿は、

もうお母さんの思い受け継がれておられると思います。 お母さんが肩についておられますよ。

がんばって下さい。 pataさんの懸命な心を受け継いで行くのはお子様なのですから、やりがいもあるのではないでしょうか。

親の因果が子に伝う・・とか言われます、いい原因を作りましょうよ、いい結果になるように、お互いに。

人生は一生が努力ですもの、pataさんの素晴らしい写真の感性、拝見させていただく限り、大丈夫大丈夫ですよ。

pataさんのことこそ、話し半分なのかも知れないと思っています。

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