曇った朝だっった。 お昼にはゲリラ豪雨・・(今日は無理かなぁ)そう思っていたら夕方雨があがった。
(良かった・・いける!)そう思いながらなつみは、彼に会うのに今日は浴衣を着て見ようと思った。
それほど美人ではないが色白で面長、ほっそりとして女としては高い目の身長、彼女に浴衣は似合っていた。
短大を卒業した年、母親が縫って持たせてくれた紺地に紫陽花の模様が美しい浴衣である。
袖を通すのは二度目だった。 過去に一度前の夫と天神祭に着た事があって、それっきりであった。
忘れたい過去ではあったのに、浴衣が仕方なくそれを思い出させた。
(あんなにやさしかったのに、暮らしてみると分からないものね)
ふーっとため息をつきながら二年間の短い結婚生活を思うと、多少の悔いが無いわけではないがさっぱりとしていた。
少し早い目に家を出た。 二軒先の並びのおじさんが植え木に水をやっていたので会釈をする。
「ええなぁやっぱり女は浴衣やなぁ、よう似合うとるで」 「ありがとう」 嬉しそうに笑顔で答えたなつみであった。
電車には浴衣を着た女性が何人もいた、今日は花火大会である。 電車の窓の外の景色が暗くなっていった。
殆どの人が降りた駅ではなつみは降りなかった。 もうひとつ先の駅で降りた。
改札口の5メートル先の、喫茶店のそばで宗は待っていた。
「待った? ごめんなさい」 「いや今来たとこですよ」 「そうなん、良かった」 「浴衣いいですねぁ、良く似合ってる」
なつみから少しはなれて宗はまぶしそうに浴衣姿を眺めた。 「いややわ、そんなにみないで」なつみは恥じらうように言った。
並んで歩き始めた。 そこは駅添いに土手になっていて下の河原には街灯に水がきらきら輝いていた。
半月ぶりに会うのに嬉しいはずなのになぜか黙って歩いた。 時折二人の手が触れた。
そのたびになつみは頬が赤らんだが、隣の宗には気付かれていない。 そして触れるたび胸の高鳴りを覚えた。
二人が会ったのは三ヶ月前だった。
良くある話だが、なつみが会社の帰り急に降り出した雨に雨宿りした時、軒下に飛び込んできたのが宗だった。
やむのを待ちながら、二言三言言葉を交わしたあと、えらく気があってメールアドレスを交換したのである。
なつめは26歳、前の夫と別れて五年がたっていた。 宗は30歳、出産後病気がちだった妻を3年前に亡くしていた。
2歳だった子供は宗には無理だと、妻の実家の親が引きとって育てている。
そんな過去を持つ二人である、たわいない会話をしながらもお互いの心を確かめるように一歩一歩歩いた。
夫と別れたなつみ、妻に先立たれた宗、過去を持つ二人に時間はいらなかった。
触れ合う肩、いつの間にか触れた手がそっと握られて・・・
な~んちゃって、行き場の無い朝顔同士がまるで悶えたように?からんだ蔓を見ていたら・・
あはは・・。 残暑厳しき折・・熱中症にはお気をつけ下さいませ。
同級生のゆいちゃん大好きなかんた、熱く・・熱く・・。 二人の将来への、貴重な証拠写真になった。
こちらへ遅くなりました。
創作拝見しました、有難うございます。
男性の方ですと、一線を越える事でも簡単に書けるでしょう、
純愛(古臭い言葉)物で行くとなると、色々考えてしまいます。
暑さが少しでもましになったら・・続き書こうと思います。
涼しくなって、あいさんがお元気になられたらまたお願いしてみましょう。
彼女には未踏の部分の語り、どんな風になるかた楽しみですね。
触発され
数日、温めて
みちおが
編曲しました
原曲が いいと
編曲は 簡単です
やっぱり
あいさんに
演奏してもらいましょうね
・・・・・
笠原 道夫
笑いながら読ませて頂きましたよ~。
悩んでたって言っても、楽しい悩みです。
負担なんて思っていませんよ、ただ展開をどしようかってね。
名前だって浮かんだまま、ストーリーだって思いつくままに書いたし。
>今回の様に心地よく自然に
>ふぁっとストーリーが
>浮かんで来た時にUPして頂く。
>そんな無理の無い楽しい創作で・・・
了解です、明日から法事で男性3人以外、残り9名で帰省します。
明日子守もあるし・・お盆すんでぼつぼつ書かせていただきます。
あいさんいつも写真使っていただいてありがとうです。
どこから引っ張ってきてるのかしら・・と忘れているのもあって
懐かしく思い出させてもらっています。
あいさん、タイトルの下のURLの所にあいさんのブログのアドレスを
コピー、そして貼り付けしてもらったら、皆さんに見て頂けます。
あいさんの詩集もまだなのに、私の書かせてもらっていいのかな。
あ~
みくさん負担をお掛けしてしまいしたね
私の勝手な希望(あい・みく)の会話まで書いちゃって・・
あんまり読み入ってしまったのでつい
でも・・
出来れば続き読みたい・・
いやいや、それでなくてもみくさんはお忙しい方。そんな負担をお掛けしてはいけない・・
だけど、なつみと宗ステキだった・・
いやいや・・
だけど・・
でも・・
・・・
相反する私がいます・・・
みくさん、
今回の様に心地よく自然に
ふぁっとストーリーが
浮かんで来た時にUPして頂く。
そんな無理の無い楽しい創作で・・・
そんなのがうれしいな~。。。えへっ
あら、入り込んで・・それは嬉しゅうございます。
伊豆の踊子みたいにきれいな純愛ものですか~?
あの方って確か、ノーベル賞ものではありませんか。
続きですか~?
お二人から言われたら、おせじでも続けないといけませんね。
ボケ防止にいっちょやってみますか。
あまり面白くもないストーリーと思いますが。
官能・・の方角へ走らないようにしないと・・。
あくまでもはかなくも美しく燃え・・と、心がけます。
貴重写真、印刷してラミネートしておこうかな。
あいさん、お返事遅くなってしまいました
私、頑張るって言ったっけ? 参りました、あいさん。
朝顔の蔓を見てたら、浮かんで、思いつくままにキーボード打って書いたのに~
続きですか~
実は返事も書かぬまま、悩んでおりました、正直言うと。
短編小説となったら、設定が・・登場人物、職業、過去、人間関係・・色々むつかしかよ。
何ともインパクトも無い話とやけん、ストーリーに悩むとよ。
そやけんど書いて見るのも面白かね、すぐには書けんばってん、
お盆終わってからぼつぼつ考えるとね。
わ~大変な夏ったいね。
ほかならぬあいさんの願いなら、やってみるとよ。
私は本を読まんとやけん、表現力に乏しかばってん、がんばるったいね。
このツーショット、かわいいでしょ、かんたの積極性にされるがままのゆいちゃん。
さてなつみと宗の今後やいかに・・
続けるとなるとタイトル、とりあえず変更しました。
なんとかったい。
せっかく、入り込んで読んでいたのに…
良かったですよ。
なんか、康成を思い出しました。
是非、この続きもお願いします。(^^)
ホント、貴重な証拠写真ですね。(^^)
なつみさん・・色白で面長・・背は高め・・
女優さんでは、あの人っぽい感じ・・
紺地にアジサイの浴衣・・
うなじもきっと美しい・・
宗さんと繋がれた指もきっとほっそりと白魚のよう・・
フ~ッ・・
もう読み入っちゃいましたよ・・。
みくさん何時から小説家に?
文才のある方は羨ましい、感性豊かで・・。
あい「みくさん、それからそれから?
続き又書いてくれるんですよね」
みく「うん、」
かんちゃんとゆいちゃんのベストショット。
カワイイですね~・・・{/face_en/