明日の挙式を前に夕方、同居するてん君と次女がやってきた。
「今日からお世話になります。 よろしくお願いします」 と二人で夫に頭を下げて挨拶をした。
夫の第一声は「オッケィ!」 だった。
今までの夫の態度とオッケィのあまりの落差に思わず笑ってしまった私、涙ぐみながら。
満面笑顔の夫。 「オッケィ!」は、夫の最高の歓待の言葉である。
夕食後二人は荷物を少し解きながら、取り合えず寝るところ確保。 楽しそうだ。
二人が来たと言うだけで、家の中が急に華やいだような気がしている。
「お母さん、てん君がお嫁に行く前の夜はお父さんに挨拶しなあかんのん違うって」
一月十八日、突然おめでたの話を聞かされてから五十日あまり、夫の心の動揺と葛藤の日々。
今年の秋までにゆっくり心の準備していけるはずだったのに夫、大変だったであろう。
母親は娘が生まれたときからいつか愛する人に嫁ぐことを心している。
色々な事がら、見せながら教えながら育てて行くものだから、むしろ良かったと喜べるけれど、
夫似で、そして父親大好きな心のやさしい末っ子である。
この間まで膝枕で耳かきしてもらっていたのだから、そうあっさりとはてん君に渡せないはずである。
夫の気持ちを分かりながらも、あまりの変化の日々の夜何度か言葉を返してしまったけれど、
お父さん・・ごめんなさい、そしてありがとう。
最新の画像[もっと見る]
- * ブログ‥大好き・・ * 2年前
- * ブログ‥大好き・・ * 2年前
- * ブログ‥大好き・・ * 2年前
- * 長居植物園 (その3)16日 * 2年前
- * 長居植物園 (その3)16日 * 2年前
- * 長居植物園 (その3)16日 * 2年前
- * 長居植物園 (その3)16日 * 2年前
- * 長居植物園 (その3)16日 * 2年前
- * 長居植物園 (その3)16日 * 2年前
- * 長居植物園 (その3)16日 * 2年前
>「喜んで」「仕方ないから」「そうなんだよね」「そういうものなんだよね」なんて感じに・・
そうですね、いえ・・そうでしょう。
一番最初に出た言葉、堅苦しい挨拶ではなくオッケー!ではなく、オッケィ!だったんです。
色々な思いの詰まった主人らしい第一声だったかなと思います。
てん君も同居するには気も使うでしょうが、きっと気持ちも少しは楽になったかなぁと。
そんな配慮も主人らしく思います。
娘が可愛いから、それ以上にてん君を大切に・・それが我が家の家訓的心情でしょうか。
愛ちゃんも同様です、息子が可愛いからそれ以上に大切にしなくては。
何もかも、心のありようが表されている言葉かも知れませんね。
「喜んで」「仕方ないから」「そうなんだよね」「そういうものなんだよね」なんて感じに聞こえます。