日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* お見舞い *

2012年04月20日 | 雑感


雨に濡れる田園風景を窓の外に見ると、何かしらほっとするのはなぜだろう。  
ビルや建物だらけの大阪から、遠くへ行くみたいな・・、それは就職したとき故郷へ帰る列車に乗っていた時のような、そんな郷愁を感じるからだろうか。
今日は二十四節気のひとつ、穀雨。 この日を境にして陽射しがいっそう強まり、田植えや種まきを始めるのだと言う。

手術の日が13日だったから、丁度1週間後である。 あいにくの雨。
昨夜11頃、持って行く筑前煮の材料を買いに行った。 12時までスーパーがあいているので有難い。 帰りはどしゃ降りだったからびっくり。
父親や自分の旦那さんへの食事かけもちの姪っ子に、1回でも助けてあげようかなと朝から炊いた。 味OK。

12時に電車に乗って、3回乗り換える。 前に間違って行ったり戻ったりしたのでちょっと分かるようになった。 
行き帰りラッシュ時だった前回と違い、ちゃちゃっとカメラ出して車窓から撮った。  桜や菜の花やと、変わる景色車内で撮る勇気はないおばさん。
まだ一応メモも持っているが、確認しながら無事到着。 田舎っぽいので駅にタクシーはいない。 
晴れなら歩いてもいいが雨、おまけに荷物が重たい。   前方にタクシーが止まって(乗っていた人の)行ってみると、支払いをしている、ラッキーな私。
2時間ちょっとで病室に着いた。 

術後の悲壮な、そして泣いてる姉の顔しかなかったので、元気そうな普段の姉の顔になっていて安心した。
それから買って行ったわらび餅やお饅頭食べて(足の手術なので、食事は全然問題ない)おしゃべり。 経過も良いようで。
抵抗ある車椅子に乗ってリハビリ。  担当のお兄さんは広島県福山の出身で「同県人やね~って」 
膝曲げの練習、歩行練習。 ばね指の方も良好。 
だけど、今までにない複雑な膝の手術だったようで、ちゃんと杖をついて歩けるようになるまで1ヶ月半くらいの入院になるかもと言われた。
リハビリについていった。 身内に写真で状況報告をして安心させてあげる為に。
ゆっくり曲げるたびに大きな分土器みたいなので測っていた。  30分ほどのリハビリ。 一生懸命が、厳しい顔の表情から分かる。

私がお見舞いを金曜にしているのは、夫が卓球で夕食がいらないし夫の帰りも遅いので気をつかわなくていいからである。 
卓球の場所は次女んちから1分、なので寄って軽く食べさせてもらっているから便利、ほんと便利。

同室の方に申し訳ない位、声を低くしながら姉とずっと話した。 姪っ子や甥っ子のお嫁さんの毎日のお世話の話に微笑ましく思いながら、
話は昔のことにまで及んだ。  昔話の引き出しからは出てくる出てくる・・姉の知らない家族の話まで。 笑いながら、時には泣きながら。
夕食を終えて姉が落ち着くまでいた。  足は悪いが上半身は元気なので、「1日は長いから退屈なので良かったわぁ」と言う。
何度も横になってと言うのに、ベッドに腰掛けて話す姉。 はは~ん、これが甥っ子や姪っ子が口を揃えて言う素直でない母、なのだろう。 

「今度は土曜日くるね」 夫がゴルフで行く途中降ろしてくれると言うから、自転車つんでそれで行こう。 帰りは夫もお見舞いに来れるし。
7時の電車に乗って、帰宅したら9時過ぎだった。 雨が降っていた。 こんな時間1人で電車に乗ったこともなかったから、人の多さに驚いた。
姪っ子が拍子抜けしたって言っていたが、もっと後も大変かと思っていた、私も。  身内もきっとそうだ、心配している。
写真を送ってあげよう。 安心させてあげよう。  術後1週間、経過はすこぶる良好。 1人電車も、また良好なり。