日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 耳が痛い・・言葉のお話 *

2011年11月11日 | 雑感

「女房焼くほど 亭主もてもせず」 こんなことわざがある。
が、ちょっとした出来事があって面白くない私、寝てた子が起き過去のことも踏まえて、夫に突っ込んだり責めたりした。 
はっきりとした確証はないままに。 やめればいいのに虫の居所が悪かったのか、2人色々な言葉が行き交った。
普段こんな事は口にしない。 話しながら夫の本音が見えたし、私も自分の本音を伝える事が出来た。
38年、何度か言い合った事はあったが、その本音のお陰ですべてはいい結果に繋がっていたと思う。 より心は近くなって。 

30代の頃同じような事がらで言い合った時夫が言った言葉を思い出した。 
「疑うより、信じた方が楽やで」 確かにそうだが、それには自分自身の心の幅が必要である。 寛容の心なんて、まだ修行が足りぬ。
夫は外が好き、私は家にばかりいるのでついよからぬ憶測・・当然ながら。 

男性は面と向かって妻を褒める言葉なんて言えなくても、外へ出れば他人には言える、さりげなくもやさしい言葉上手でも言える。
ある雑誌に”妻は夫には見せないような笑顔を、外へ出ればよその旦那さんにする事が出来る”と言う事は夫も妻も一緒か?
面白くないけど2人住まいなのに、気まずく言葉少なと言うのはしんどい、こんな日を過ごしているようでは駄目と言い聞かせる。
”夫婦は鏡”と言うやん。 夫も思っているかも知れん、けど私にはそんな場は無い。 夫は変わらない、根っからのやさしいタッチの言葉。
(夫婦だって、思っていても言葉にせなあかんことあるんやで! たとえありがとうでも。 夫婦こそ大事なんと違う?)

朝起きて一番、台所の万年暦をめくったら・・これ。 耳痛いわ! すご! どんぴしゃ!
慌てて10日の分に戻した。 まるでめくるのを忘れていたかのように。  夫は絶対めくらないから(見てもない、多分)
手にしてまだ4日目のカレンダーだけど、気付かなかったが裏側には言葉の解釈が書かれてあった。 

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相手の心の中は、読めない、測れない。 想像はできても、正確には読めない、測れない。

相手の心を測る秤があれば、どれだけ便利か。
だけど、そのような秤ができたら、人間は秤に頼って 自分の心を磨かないようになるのでは。
相手の心をまとめるには、本を沢山読む事。 自分の心をまとめるには、文章を書く事。
それから、物事の計算をする。 計算は後ですること。
昔の人は「読み」「書き」「そろばん」と、順番を教えてくれている。

相手を変えるエネルギーより、自分を変えるエネルギーの方が、効率がいい。

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今の私にあてはまり過ぎている! なんだか読みながら自分が情けなくて涙が出そうになった。
良く言われてきたし、人さまにも話して来たのに。 「相手を変えるのではなく、自分が変われば相手は変わるのよ」と。
いつの間にか、相手を変えようとしていた。 
主人には見せんとこ、11日はいっつも。 耳の痛い言葉、内緒の話にしとこ。 そして密やかに不言実行。
今はこう言う言葉が溢れている、理解について行けないほどに。 しかし、この一言で反省や決意をさせたってすごい。

生協さんのパンフレットにあったカレンダー、漫遊書・文・黒田クロさん。 「60秒言葉のセラピー」
表紙さえ見ていなくて・・内容は分からなかったが、新しい言葉は新し気持ちで見られると思って来年用に買った。
出会いは必然、それは人との出会いばかりでなく・・こう言ったことの出合いにしても然りである。
自分を変える方が楽。 

今日は雨予報なので、昨日から8時に迎えに行くねと言っていたが、やっぱり雨。
夫婦とは・・夫・・私・・なんて、孫と戯れながら、寝顔を見ながら様々な思いに浸り考えていた今日の私。
究極は程よい関係で人生やり遂げたい・・2人しかいないんだもの、やっぱり私が変わらないと。
「女房焼くほど、亭主もてせず」そう言い聞かせて。