日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 新しい旅立ちと そして・・・ *

2008年07月17日 | 雑感

先月末、結婚したばかりの実家の甥っ子夫婦から大きな荷物が届いた。
挙式に出ていない息子宅への内祝や、それぞれの家庭への旅行のお土産である。
なつめにも、かわいいハンカチや髪かざりが入っていた。
まだ20日ほど、挙式の楽しい時間に加え、久々の兄弟5人の夫婦全員が揃った喜びが甦ってきた。 
披露宴の50名あまりの席におかれていた小さな封筒には、お嫁さんが一人一人、
それぞれに見合ったメッセージが、丁寧に綺麗な文字で書かれてあった。 
甥っ子がきっと、この叔父さんは・・とか叔母さんはとか説明しながら書いたのだろうと思う。
そのメッセージはまるで知り合っているかのように、心にとまるものであったし、
そしてそれは親子三世代同居と言う、その中へ嫁ぐ彼女の真摯な気構えともとれて感激だった。



実家へお礼の電話を入れた時にはいなかった甥っ子から折り返し電話をもらった時には、
嬉しそうな甥っ子に変わって、兄嫁さん昼間聞いたよりかははるかに低い声で訃報を聞いた。
以前から入院しておられた、私の一番下の妹の旦那さんのお姉さんが亡くなられたと言う。
奇しくも甥っ子の挙式の日の夜、危篤状態に落ちいったと妹から聞かされていた。
私よりはお若い。 子供が小さい頃お会いした事があった。
二人いる娘さんが結婚されていると聞いて、少しでも救いだったかもしれないと思った。
しかしまだまだおばあちゃんとして、夫婦としてもいっぱい楽しむこともあったのに。
私がもし今のこの環境の中から・・ と思うと、まだまだ・・若過ぎる死をとても悔しいとさえ思う。

甥っ子夫婦そして芽生えた新しい命、希望に溢れた人生の旅立ちをしたものあれば、
悔いを残し天国へと旅立たれた人も。 人生の機微・・ 複雑な気持ちの夜であった。

帰省の時実家の兄嫁さんが植えておられた花たちを撮ろうと、早朝置きぬけに写した一枚、
カラーと言う花。 花言葉は愛情、乙女の清らかさ だった。