(愛ちゃんの庭より)
十一時過ぎに愛ちゃんからメールが入った。 健診の結果報告の。
「まだみたいだし、お天気がいいから今から歩いてそちらに行ってもいいですか?」
(いいに決まってるよ~)
昨夜、夫と次女がいなり寿司を届けたときに、「お母さんいつも来るのを待ってるよ」と言ったそうだ。
愛ちゃんは愛ちゃんで、娘たちが以前住んでいたマンションの掃除にみんなで行ったりして忙しそうだからと、来るのを遠慮していたようだ。
いつの間にか愛ちゃんが来るからと長女にメールを入れていたらしく嬉しげにやって来た。
待ち遠しくて外へ見に行ったり、私。
シュークリームとクッキー持って来てくれた。 母は嬉しいのよ、来てくれるだけで。
オムそば作ってみんなで食べた、女の子はにぎやか。
四時前まで話しこんだ。 次女と赤ちゃんの体重の話やらいつまでもつきない。
「愛ちゃん、私たちには何もしなくていいから鹿児島のご両親にはちゃんと折々にはしなさいよ。 私たちは身近でいつもこんなに楽しい思いさせえもらっているのだから、鹿児島の両親へはちゃんとね」と言いながら涙ぐんでしまった。
「母さんすぐに泣くんだから~」 (でも本当よ・・愛ちゃん)
母はいつも言う。 「こっちへは何もしなくていいよ。 けど旦那さんのお母さんにはちゃんとしなさいよ」と。