春場所、以前は大島部屋や佐渡ケ嶽部屋へ夫に付き合って行ったものだ、朝の早くから。
最近は築港にある鳴門部屋へ休日は必ず行く、一度は一人だった。 千秋楽である。
朝稽古、夫は嬉しげにてん君と次女を連れて行った。
「おい、てん・・ 寒いぞこれ着て行け」自分のお気に入りの赤いジャンパーを着せた。
(あのグチグチ言った日々はなんやったんよ・・)
私は心の中でニヤニヤしながら、お昼のお弁当を作った。 その後甲子園と言う予定だから。
第一試合の終わり頃に行き、第二試合清峰(長崎)対岡山東商の試合を一塁側で観戦した。
「この試合どう見るか?」 「僕は5対2だと思います」 私と次女を越えて言葉が行き交う。
暑い位の天気の下で食べるお弁当はピクニック気分。 それぞれが多分今までと違った家族の雰囲気を味わって、楽しんでいたんではなかろうか。
私と次女は高校野球は試合よりもアルプスの応援合戦が楽しかったりして、でも眠気が・・。
11対2・・・6回に8得点、清峰の圧勝であった。
第三試合は次女の身体のこともあるので家でTV観戦する。
夕方からてん君は脱衣場の洗面台の前のパテを取り除き、新しく塗り変えてくれて見事新品になった。
夕食の時、「あぁ、今日は充実した一日やった」てん君が言った。
ちなみに鳴門部屋の成績は、幕内稀勢の里、10勝5敗・若の里11勝4敗・十両の隆の若7勝8敗。
若の里と一人づつ写真を撮っていた。 てん君も相撲好きやわ。