日頃の何氣ない風景 ・音楽鑑賞・株投資、感じた事を

音楽鑑賞の感想雑文と、相場から経済情勢を
御礼
7年間 総閲覧数2,907,866  

外来オペラ 02年ー03年

2005-09-01 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
文化往来・日経
イタリア歌劇、難しい伝統の継承
椿姫・藤原歌劇で・・・イタリア歌劇を特徴づけるベルカント唱法は、発声を上から下まで均質に磨いてイタリア語を明りょうに発声し、単純な台本から瞬時に強い劇性を引き出す。
十九世紀前半に発達し、二十世紀初頭に没したヴェルディが完成させた。ヴェルディの死後、声の美感を多少犠牲にしても舞台での迫力を優先する歌い方が台頭、最近では ヴェルディまで激情的に歌う歌手が多くなった・・・・という(ムーティ)

ベルカント唱法を生かしたベテランのブルゾンは除き、若い世代のイタリア人歌手が高音、低音などの 声区 ごとに細かく発生を変えたり、裏声を挿入したりして、古典の格調を損ねた・・・
むしろ、古典の型に即して歌いきった 谷友博 声の劇性で素直に勝負した 野田ヒロ子ら、イタリアで学んだ日本の若手がベルカント唱法に忠実だった。
本家本元ではないからこそ残せる伝統もある

2003年04月25日 12時21分42秒
2人の カルメン と ドン・ホセ
エレーナ・ザレンバ10点 カルメン  カサロヴァ7点
ニール・シコフ10点   ドン・ホセ ラ・スコラ5点

世界に数々 声楽人が優秀な方が 肉声の質の違いが 此れも贅沢な聞き方であった

カサロヴァに 今後に大化けの可能性が
発声 歌唱が 優れもので オペラ舞台で聴きたい

ザレンバ・シコフ は 極めた感があるが 役柄の多様性を 感じ 今後日本へ度々登場して美声を聞きたい・・・色々な役柄への期待感が・・・・イタオペ・ドイツ物が

2003年04月24日
カサロヴァ・ラ・スコーラ ジョイント・リサイタル
ノルマの合い間のリサイタルで デザートとして 楽しめた 

カサロヴァのイタリア・ドイツ・フランス語の発声 歌唱 が素晴らしいと感じた 昨年の来日に好評であったのが納得した 
今回では 超出来栄えの ノルマ である グルベローヴァとカサロヴァの二重唱が 絶品で 声の 美しさが際立ち 
正しく 心技 一体 これを 一如の世界と言うのだろうか・・駄々聴き惚れる・・・ 

指揮・シュテファン・アントン・レック  
          東フィル    ・サントリー 2FRA1-17 日
マスネ ウェルテル 前奏曲 三幕・シャルロットの手紙のアリア ウェルテルのアリア 四幕 愛の二重唱
カルメン ハバネラ  間奏曲 ジプシーの歌 花の歌  
四幕の二重唱 カルメンとドン・ホセ

2003年04月24日
ノルマ エディタ・グルベローヴァ 文化往来
華麗で軽快な声楽技巧を駆使するコロラトゥーラ・ソプラノの第一人者グルベローヴァが ノルマを・・・
世界に先駆けて日本の舞台に・・初めて主役ノルマに挑む・・・ノルマは声の美感を磨き抜き、素朴なイタリア語台本から瞬時に強烈なドラマを引き出す ベルカント歌劇の傑作。

グルベローヴァは一九八〇年代半ばからベルカント歌劇に傾斜してきたが ノルマ役だけは コロラツゥーラや装飾音を自在の操る高音域だけでなく、中低音域の劇性も求められる 難役と避けてきた

女声は一般には、加齢とともに高音が痩せ、低音が厚くなる。・・・デビューから三十五年たった今も、以前と同じ 品質と音楽性を高音で保証できるまま、中低音の膨らみと温かさ、母性を獲得した と自らを採点する。

何度も ノルマに出演したメゾソプラノの カサロヴァ、テノールの ラ・スコーラをはじめ素晴らしい共演者を得て、満を持しての挑戦 という・・・・21、25、29日文化会館で。

その後はウィーン歌劇場のルチアに出演。コロラトゥーラの難役ルチアを歌い続けて二十五周年の記念上演だ。   日経より

2003年04月23日

ノルマ    文化4F1-5 21日
ベッリーニ1801-1835:ノルマ1831
ノルマ・エディタ・グルベローヴァ
アダルジーザ・ヴェッセリーナ・・カサロヴァ
ポリオーネ・ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ
オロヴェーゾ・シモン・オルフィラ
クロティルデ・マリア・レヤヴォヴァ
フラヴィーオ・リュボミル・キツェク

指揮・シュテファン・アントン・レック
東フィル  合唱・スロヴァキア・フィル合唱団


三人の メゾ・ソプラノ  と
ザレンバ・カルメン  カサロヴァ・ノルマ・リサイタル   フォン・オッター・歌曲集・シェエラザート  
の三人の声楽が 声の質が メゾでも分厚い高音からアルトの声域まで コントラルトで分けた時代が・・・現在はメゾ・ソプラノ とソプラノ で分かれ・・・・

ザレンバの強い 厚みある声 又カサロバの発声が綺麗で基本に忠実な歌唱 言葉を大切に歌い上げるフォン・オッター 等 
三者三様の歌唱が楽しめた オペラ 曲想の違いが この様に受け方が違うと思われる


カルメン 上野・文化会館19日20日
オペラも韓流が 最大のブラーヴィが指揮者ミョンフンとオケであった 雄弁なオケの響き
歌手陣 合唱も 悲劇性を如何なく 発揮し最高のオペラとなる 特に19日の藤村 イグンの歌唱 迫真の演技とオケの共振性が最大のクライマックスになった

指揮・チョン・ミョンフン オケ・フランス国立放送フィル     4FR3-27 4,500円超安い   20日 3F4-19 18,000円 超高い
19日 カルメン  20日 カルメン
   藤村実穂子◎  エカテリーナ・セメンチュク○
19日 ドン・ホセ 20日 ドン・ホセ
   チョン・イグン◎  ラ・スコーラ△
19日 ミカエラ  20日ミカエラ
   井上ゆかり◎   アンナリーザ・ラスパリョージ◎
19日20日 エスカミーリョ・エルウィン・シュロット○

エクサンプロヴァンス国際音楽祭   9.5日
オーチャード1F左奥
オペラ・フィガロの結婚  指揮・マルク・ミンコフスキ
アルマヴィーヴァ伯爵・ロラン・ナウリ  伯爵夫人・ヴェロニク・ジャンス  スザンナ・カミラ・ティリング  フィガロ・マルコ・ヴィンコ(1977年イタリヤ・ヴェローナ生まれ) ケルビーノ・ステファニー・ドゥストラック  マーラー・チェンバー・オーケストラ
スザンナ とフィガロが 安定した 歌唱で盛り上がる
アンサンブル 重視で 全体の統一感が あり オケが優美であった ホールの大きさ・音響の悪さが難点で 

2002年09月07日 10時29分
ボローニャ・清教徒
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ1801-1835

指揮・フリードリッヒ・ハイダー
エルヴィーラ・エディタ・グルベローヴァ アルトウーロ・タルボ・ジュゼッペ・サッバティーニ リカルド・フォルト・レオ・ヌッチ
グァルティエーロ・ヴァルトン・カルロ・ディ・クリストーフォロ

一幕の合唱の使い方とタルボ エルヴィーラの歌唱が 新鮮と驚きと驚嘆な感動を
優美なアリアと指揮・オケの雄弁な音創りが素晴らしくオペラの原点とヴェルディに引き継がれると 
このオペラを日本の歌手で 松本 佐野 バス バリトンが? 完成度50%でも挑戦を 新国立で

2002年06月14日

ボローニャ歌劇場・トスカ
プッテーニ・トスカ   NHK
トスカ・イネス・サラザール カヴァラドッシ・ホセ・クーラ
スカルピア男爵・ルッジェーロ・ライモンディ

3者の歌唱力が感動をもたらすのがトスカでホセ・クーラが体調不良で50%減其れではとトスカ歌いが頑張ると これも駄目 ライモンディだだ一人が頑張るオペラで チケット代の高いこと ホールの音響の悪さを 痛感したしだい 新国立の音響の良さを 改めて実感し前回の東フィルのトスカが上と ボロボロ オペラに

オケの優美な響、陰陽ドラマ性はさすがボローニャと 次回の清教徒に期待を

2002年06月06日 10時26分56秒


オテロ・ワシントン・オペラ     7・17  NHK3FC11-7
オテロ・プラシド・ドミンゴ  デズデーモナ・ヴェロニカ・ヴィッラロエル  イアーゴ・セルゲイ・レイフェルクス  カッシオ・コリー・エヴァン・ロッツ

前日のトスカが優れもので 比較が 歌手、オケ、合唱の出来が楽しめない 
舞台上の疲労感が伝わる1.2幕でオテロにイアーゴの権力者人間への嫉み、憎しみ、罠、憎悪の歌唱が不足である 
3幕のオテロがデズデーモナに愛する心と、疑う心,愛する妻の不貞の疑い疑念が音楽と劇性が融合され上出来である演劇として
デズデーモナの性格描写は無個性、愛するオテロにひたすら尽す性格描写は

今回の3演目で スライ、トスカが上出来であった

2002年07月19日
16日 トスカ   文化会館4FR2-35
ワシントン・オペラ
トスカ・ジャコモ・プッチーニ
トスカ・マリア・グレギーナ  マリオ・カヴァラドッシ・マルチェロ・ジョルダーニ  スカルピア男爵・フアン・ポンス

三者三様の個性・実力が 歌唱 役 オケ 合唱と 有機的に ブレンドされ名演となる
グレギーナ ポンス ジョルダーニの 歌唱がずば抜けている 白眉は1幕のスカルピアがトスカを 貶める 罠 と合唱の主題が 高ぶる鼓動がドラマ性も高め 1.2.幕のフルートが随所に主題の掲示があり 上質の響を 聴かせた

2002年07月17日 09時39分17秒


ワシントン・オペラ スライ  7.9日
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ
スライ  スライ・ホセ・カレーラス  ウエストモーランド伯爵・シェリル・ミルンズ  ドリー・エリザベート・マトス  指揮ディヴィッド・ヒメネス  酒に溺れるスライ 酒場の合唱 女将の歌唱 伯爵 ドリー 脇の歌唱力が 素晴らしい オケの木管 バスの主題 スライの 酒に溺れ 己の弱さ 底を見る 低弦の響 強い声量と 心の底・闇を 歌い上げた カレーラスの歌唱にブラボー

2002年07月12日 10時46分19秒

オルフェーオ・モンテヴェルディ1567-1643
古楽器 パーセル・クヮルテット・オペラ

新鮮な 感動が
根底に ある 祈り 人間愛 
弦 木管 声楽 音の 同一性
が 祈り 祈り の響きが伝わる

全身に 癒しの 放射が
約400年前の曲とは

一人の 心ないブーブーが 
演奏中に大きな声 
1400人上 ただ一人の為に 
常識が無い 人間が

批判は演奏後に

2001年10月19日

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。