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10日 さまよえるオランダ人

2007-03-11 | 新国立オペラ・・
<さまよえるオランダ人 5回公演の5回目 新国立 
                      3F-1-52 6300円妥当な額

序曲が優れものでした・・東響ラッパ隊が大健闘ですね、音形は文節を明確に歌い弦群も健闘の部類でしょうか??モチーフも愛・救済の旋律とオランダ人のモチーフも明確に描写していたと・・
歌手陣も総じて良く アニヤ・カンペ エンドリック・ヴォトリッヒ・・高音声域から低声域まで安定した歌唱でした・・今後注目歌手では・・
ユハ・ウーシタロ 存在感が高いです・・2幕、3幕と聴き応え十分で声量、歌唱、演技 最高でした
 指揮は求心力にヤヤ欠けていた?オケ、歌唱、合唱が個々に聴こえる歌唱は素晴らしいのですが・・一段の誘起性が無い為か、一体感の音力が??

余談ですが、私は花粉症でタイミング悪く薬を飲んでしまい、度々眠く・・救済して?と

R.ワーグナー/全3幕【ドイツ語上演/字幕付】
ワーグナー芸術の真髄・・・愛による救済
ワーグナーが個性的な語法を確立した傑作。永遠に海をさまよい続けなければならない呪いを受けたオランダ人船長を、彼に魅せられた乙女ゼンタの愛が救うという物語で、この「愛と自己犠牲による救済」はワーグナー作品に共通するテーマとなっています。迫力満点のオーケストラや、輝かしいアリアと「水夫の合唱」など有名な合唱曲、演出家の解釈が注目される幕切れと、聴き所、見どころに溢れる作品です。

ものがたり
貞節を捧げる女性が現れるまで永遠に海をさまよい続けなければならない、悪魔の呪いを受けたオランダ人船長が乗る幽霊船が港に錨をおろす。7年に1度だけ許されている、上陸の機会に、オランダ人船長はダーラントの娘、ゼンタと出会う。宿命的な出会いを感じたゼンタは、彼女を愛するエリックの求愛をも振り切り、船に戻るオランダ人の後を追って海中に身を投じる。ゼンタの永遠の愛によって呪縛が解けた幽霊船は轟音とともに沈み、オランダ人とゼンタの魂は救いを得るのだった。
【台本・作曲】リヒャルト・ワーグナー
【指揮】ミヒャエル・ボーダー◎◎◎
【演出】マティアス・フォン・シュテークマン 【美術】堀尾 幸男
【衣裳】ひびの こづえ 【照明】磯野 睦
【舞台監督】菅原 多敢弘
【合唱指揮】三澤 洋史 ◎◎◎ 【合唱】新国立劇場合唱団◎◎◎
【管弦楽】東京交響楽団◎◎◎
【協力】日本ワーグナー協会 【主催】新国立劇場

【ダーラント】松位 浩 ◎ 【ゼンタ】アニヤ・カンペ華◎◎◎
【エリック】エンドリック・ヴォトリッヒ◎◎
【マリー】竹本 節子
【舵手】高橋 淳 【オランダ人】ユハ・ウーシタロ◎◎◎


利得のために法を説き 利と食を得る修行者

2007-03-11 | ブッダのことば・・北川八郎氏
 アディムッタ長老はいう
 命は消耗してゆくのに 身体はでっぷりと肥って重く 身体の快楽のみを貪る
修行者に 道の人 たる善き徳性がどうしてあり得ようか
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 腹がふくれるほど食べ 目がさめると雑談する・・わざわざ業務をつくり・・
実践の目的のためでなく 利得のために法を説き 利と食を得ている・・
剃髪しているが 修行よりも 供養を受けることにうつつを抜かし 
尊敬だけを求める・・二千五百年前も 志の低い人・・修行者が・・

 人の命は短くて 無常であり 変じ壊れるもの・・
川舟に乗って下流の遠い景色を見ていても・・その景色は過ぎさって、
時の流れのように 移り変わるのが早い・・

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 形ある物は 全て灰になり・・物は消滅してゆく・・だから、
短い人生を・・人間として・・活きる目的は・・今の種を蒔き・・