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ソフィア国立歌劇場「オテロ」 観ました

2005-12-12 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
10日 17:00 東京文化会館(大)       5FR1-19 9千円・妥当な額
ソフィア国立歌劇場 「オテロ」 ヴェルディ:

一幕の合唱が・・梅雨どきの雨の印象で・・合唱の貧弱さ、オケの貧弱な合奏が
何とも 日頃ソフィア歌劇場で オケ、合唱は何を演奏し何を練習しているの?
ロスト 好き?が 早い拍手、ブラヴォーが・・

デズデモーナ・アンドレア・ロスト華◎
オテロ・ウラディーミル・ガルージン◎・・クーラのオテロを良かったが・・
此れより上に巡り会えた感触が・・演技、歌唱も最高と思う・・
高音声域も強く、劇性もあり・・今回が最高のオテロ歌手に巡り会えた
 (リゴレット(多摩)の時のような異常な?マイク声域はなかったかな?)
3、4幕の ロスト ガルージンの歌唱、演技で救われたオペラとなる

 ドミンゴ・オテロと前回のロスト・デズデモーナ(NHKホール)
出来が数段上ですね ホールが原因かな?・・

指揮:ジョルジョ・クローチ ▲

リゴレット ジルダ:佐藤美枝子・・観ました

2005-11-21 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
20日ソフィア国立歌劇場 リゴレット  パルテノン多摩 31-27・9千円・高い

 最近のオペラ生聴きで、極端な体験が・・オケ内、左右にマイク?、中央上壁にマイク?まさか、中規模ホールでPA増幅声域が??私の耳を疑う、
此れほんとに生演奏、全幕くがCD音源を聴いているような音域、声域、音響であった・・特に男性歌手が異常と思えるほど、声量が良く聞こえ・歌唱力ではない・・全ての演奏音源が、増幅され、偽音楽の世界へ?・・これ生演奏?歌手陣も総じて自声?は良さそうであったので・・少しの声量不足?、オケのアンサンブルの悪さ?が有るとしても・・・
マイクを使用しない演奏が求めれる・・マイクは使用していなかった??
今でも、私の耳が悪いのかと・・??

 興奮、感動した一部聴衆が・・満足された方は良かったですね。
      オテロのチケットも買ってしまた・・シマッター・・

 目的は美枝子さん を聴きに・・満足 満足 であった、彼女とマッダレーナ・ゲルガナ・ヤンチェヴァ が演技、歌唱も満足で・・救われた思いで帰路に・・
 舞台転換、照明のあて方は、工夫され見るものがあったが、如何せん音響技術者(日本人・プロから)オペラ、オケ、歌唱等の音バランスの勉強をしているのであろうか、疑問である、12月のオテロが思いやられる事に??

リゴレット ジルダ:佐藤美枝子/12月15日 松本で公演が・・期待できる
マントヴァ公爵:カルーディ・カルードフ
リゴレット:マウロ・アウグスティーニ

アイーダ プラハ国立歌劇場 観ました

2005-10-15 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
2005年10月15日 (土) 歌劇「アイーダ」 プラハ国立歌劇場
この団体は01年同文化で聞き??指揮が??オケ力が?
其れが今回 同オケ・同指揮者と?想定外の出来で4年間で変わるものですね
実に良くなっている・・指揮とオケにブラヴォーである
実に歌あり劇性があり弦の響きが良い・・この団体の十八番にしたと

指揮者を中心に、歌手陣、オケが全幅の信頼感漂い・・統制力に秀でている
際立った歌手はいない?、サラザールのアイーダも演技よし、やや重たい声域がラダメスを思う気持ちと、イブラギモヴァのアムネリスの恋敵との丁丁発止の歌合戦が聴き応え十分であるロトリッチのラダメスも朗々と中、高声域の素晴らしいさもあり・・重唱での共振性と演技の良さもあり十分に楽しめた。
総じて 期待していなかった分、想定外の感動を得た・・

 日本に出稼ぎでと国・プラハの生活環境の向上が?・・
楽団員の収入も増え 安定した生活・音楽環境に成り得ていると推測できました。
外来のスター歌手が一人、二人入るだけでチケット代の高さに驚きである
今回4階三列R35で舞台袖がC席1万2千円もしている・・ビックリ
  ランクの値段を調べたら2万3千円ー8千円と・・22日26日
       地方廻りでは1万5千円ー6千円と・・29日
  上の日本公演のチケット代である・・レベル的には新国・二期会と同等??
 
  最近発売予定の外来オペラではS五万円代ーF14千円代と
                S六万円代ーF15千円代と・・
  F席は数十枚と予想され・・先ず、手に入る事は奇跡的現状が・・
             日本における、チケット代金の現状に・・

[演出]ペタル・セレム [指揮]ジョルジョ・クローチ
イネス・サラザール(S)
ムーティ指揮《運命の力》でスカラ座デビュー。続いてベルリン・ドイツ・オペラ、トリノ・レージョ劇場、ブリュッセル・モネ劇場などで《トスカ》を歌い絶賛され、
2001年1月、ローマ歌劇場で行われた《トスカ》初演100周年記念公演でも主演している。 そのほか《アイーダ》《イル・トロヴァトーレ》《エルナーニ》《仮面舞踏会》《アドリアーナ・ルクヴルール》を歌って、ウィーン国立歌劇場、ワシントン・オペラ、テアトロ・コロン、ジュネーヴ歌劇場などに登場。また2002年夏には、ボローニャ歌劇場日本公演《トスカ》にクーラ、ライモンディとともに主演、鮮烈な印象を残している。

バランス良い歌手陣であった・・総じて華◎・・
アイーダ:/イネス・サラザール  ラダメス:/ヤネス・ロトリッチ
アムネリス:ガリア・イブラギモヴァー/
アモナズロ:/ミゲランジェロ・カヴァルカンティ

アイーダ は 愛・アイーだ
       ジュセッペ・ヴェルディ アイーダ
        初演1871.12.24. カイロ

2001年11月10日 約4年前のプラハ国立歌劇場の感想
プラハ国立歌劇場・
ホセ・クーラ・ラダメス
オケ、特に弦に歌が無く 此れが座付オケ?
指揮者クローチがイタリヤ人とは 音楽の歓び、歌心が無く、日本のオケのが?
クーラも 最後の二重唱で本領発揮か?

2年前にプラハ国民が 見、聴くあの感動が 国立と国民が あるとは 知らなかった

過去のアイーダの感想 ・・新国立2003年09月24日
         アイーダ  23日・新国立 3F1ー52 7,350円

新国立の アイーダを観る
舞台装置 衣装が 豪華絢爛 本場を凌ぐ・・
声楽人 主役4人が最高潮の日にあたり・・ オケ・指揮者の抑制された弦楽の歌わせ方が心理描写を浮び上がらせた・・一幕からブラヴォーの嵐となる 白眉は二幕のファンティーニとディンティーノの 重唱が最高の場面となる歌唱 演技が有機的に演じられた・・行進・合唱の華やかさ・・バレエ・・音楽の広がり 充実度がホールを包む・・主役級の演技 歌唱が優れ・・本場オペラ劇場より優れた舞台となる 
牧野正人の張りと強さある声量と演技が舞台を引き締めた三幕・・ブラヴォーである・・・
四幕の地下牢のクピードとファンティーニの 愛と死・・
頭上の 輝きは・・神・・祈り・・祈り

音楽監督 五十嵐喜芳氏の退任となり盛大な拍手とブラヴォーが・・ご苦労様でした・・今後の新国立オペラ部門の運営は・・劇場関係者の総合芸術・文化発信基地としての自覚 誇りを築き上げ 優れたオペラ上演が・・観客動員にも結び付くと思われます

ジュセッペ・ヴェルディ・1813-1901
アイーダ 1871初演・カイロ・2ヵ月後スカラ座1872・2月
アイーダ・ノルマ・ファンティーニ アムネリス・ルチアーナ・ディンティーノ ラダメス・アルベルト・クピード アモナズロ・牧野 正人 ランフィス・カルロ・コロンバーラ エジプト国王・久保田真澄 
指揮・ダニエル・オーレン 演出・美術・衣装 フランコ・ゼッフィレッリ

05,10 アリオダンテ   バイエルン国立歌劇場

2005-10-13 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
最近 ヴィヴァルディ1678-1741を聞き、ヘンデル1685‐1759と同時代の作曲者を聴く
ヘンデルは1706‐10(21歳‐25歳)まで・・イタリアで生活したと・・
この期間に想像出来る事は正しくその時代の曲を多数耳にしたと・・
その体験が、その後の作曲創造に好影響を与えたのでは・・
曲想が・・実に氣持ち良い・・美しい旋律が・・アリアを数回繰り返し 
その音型がジワリ、ジワリ・・染み込む・・この繰り返しが 
実に爽やかに聞き惚れる・・バロック音楽は実に身体に好作用を与える
舞台も クロード・モネの絵画を観るような美が・・照明と美術が歌唱陣に溶け合い
・・舞台に統一感と品格があると感じさせた

指揮もメリハリと音が活きている・・実に氣持ち良い
2幕は木管・ファゴトのみで 弦群の旋律に歌をのせ・・暗美陰陽感が新鮮であった

2005年10月11日 (火) アリオダンテ・ヘンデル
               文化会館・5FL1-24・2万円・安い
アリオダンテ   … アン・マレイ○
ルルカーニオ   … ポール・ナイロン○
スコットランド王 … ウンベルト・キウンモ◎
ジネヴラ     … ジョーン・ロジャース華◎
ポリネッソ    … クリストファー・ロブソン△
ダリンダ     … オリガ・パシチュニク○
オドアルド    … ケネス・ロベルソンル○

バイエルン国立歌劇場合唱団 バイエルン国立管弦楽団◎
指揮 アイヴォー・ボルトン ◎ 演出 デヴィッド・オールデン◎
舞台美術・衣裳 イアン・マクニール◎ 振付 ミヒャエル・キーガン=ドラン◎

アリオダンテ」を指揮するアイヴォー・ボルトンは、バイエルン国立歌劇場のバロック・オペラ・シリーズを担う中心人物。バロック作品のスペシャリストにしては珍しく、ピリオド楽器にこだわらないボルトンは、古楽器オーケストラに頼らないというバイエルン国立歌劇場のポリシーを理解しながらも、オーケストラに新しい響きをもたらすことに成功しました。日本のオペラ・ファンにとって本格的なバロック・オペラの醍醐味が披露されるのは、本公演が初めてのことといえるでしょう。「アリオダンテ」は、タイトル・ロールだけでなく、登場人物のすべてが聴きどころをもっています。ボルトン指揮、バイエルン国立歌劇場によって実現するバロック・オペラ「アリオダンテ」を、是非味わってください。
 
<ミュンヘンのバロック・オペラ・シリーズ>
なぜ、いまバロック・オペラなのか?

バイエルン国立歌劇場は、その燦然と耀く歴史において、“ワーグナーの牙城”として知られています。ここに新たなる“ヘンデル熱”が巻き起こったのは、1994年の「ジュリオ・チェーザレ」が発端でした。観客はこのとき、ある種の衝撃を感じとったといわれます。
それは、バロック・オペラの主題が感情にあるということによるものだったでしょう。筋立てより、感情の変遷と盛り上がりが重視されたバロック・オペラでは、人間の感情のすべてが聴覚化、視覚化され、感情のぶつかりあいが露呈する、その立体性こそが魅力となったのです。
 
ミュンヘンのヘンデル美学

ミュンヘンではこれまでに、「サウル」のような神聖な作品から「アリオダンテ」や「ロデリンダ」などの深刻な作品、そして「セルセ」や「ジュリオ・チェーザレ」といったコメディまで、多様なヘンデル作品を上演しています。これらは、リチャード・ジョーンズ、マーティン・ダンカン、デヴィド・オールデン、クリストフ・ロイと、異なった演出家によって手がけられていますが、そこにはすでに、ミュンヘン特有の美学が確立されているといえます。演出家たちは、若者の文化から多くのイメージを取り入れ、視覚的刺激を与える効果的な舞台背景、極彩色に溢れる場面、想像力あふれた衣裳に昇華させたのです。そしてまた、バロック専門のオーケストラに頼ることなく、アイヴォー・ボルトンを主要指揮者に迎え、自前のオーケストラが、普段とは違った方法で演奏するということも、新しい伝統として創りあげられています。
 
バッハは神々のための音楽、ヘンデルは人々のための音楽

バイエルン国立歌劇場のピーター・ジョナス総裁は、ミュンヘンでのバロック・オペラ・シリーズを成功させた立て役者。彼はバッハの崇高性や宇宙的なものに対し、ヘンデルの和音や旋律の構造は人間的なものなのだと、その魅力を語ります。そして「ヘンデルは必ず神妙に演じられなければならない、などと言っている人は、バロック・オペラの本源を知らないのです」と。

ヴェニス・バロック・オーケストラ・・過去の感想
初めて聴く旋律が清々しい 繰り返しのリズム感 新鮮な響きが 歌手陣が総じてレベルが高い・・特にシモーネ・ケルメスの高音声域が見事さと発声の明瞭さが際立っていた
ソロヴァイオリンとマックス・ツェンチッチの弦の旋律美と歌唱美が溶け合い共振し合い実に美しい 歌が・・全体のバランスの良さ オケ声楽陣の共振性・・バロク旋律 ヴィヴァルディと他の作を組み合わせた 作品と言われるが・・300年前の旋律美に 酔いしれ・・心・身体の全てのコリ・ストレスが消えさる一夜となる ・・新たな音楽に出逢い・・感動 感謝である 

ヴィヴァルディ作とされる世紀の新発見バロック・オペラ300年の時を経ていま解き明かされるヴェニスの神秘!
あなたはこの瞬間に立ち会えるか?ヴェニス・パリ・ロンドン・ニューヨーク そしていよいよ日本上陸!
ヴェニス・バロック・オーケストラ
◆指揮:アンドレーア・マルコン◎
◆管弦楽:ヴェニス・バロック・オーケストラ
     ソロ・ヴァイオリン◎
◆アンドロメダ(ソプラノ):シモーネ・ケルメス◎
◆ベルセウス(カウンター・テナー):マックス・ツェンチッチ◎
◆カシオペイア(ソプラノ):ルース・ロジック◎
◆メリソ(メゾソプラノ):ロミーナ・バッソ◎
◆ダリソ(テノール):マーク・タッカー○

アンドロメダ・リベラータ


音楽鑑賞  利口な女狐の物語

2005-10-09 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
2005年10月7日 (金) 利口な女狐の物語
ボヘミア・オペラの本領発揮! チェコを代表する傑作オペラ!!
利口な女狐の物語 Prihody Lisky Bystrousky
「利口な女狐の物語」
イェヌーファ(彼女の養女)1904年初演から1924年に利口な女狐の物語のオペラを初演した・・交響詩に声楽、バレエを振り付けた感じで おとぎ話し・夢の話し
曲想が 独特な旋律美が
衝撃的なイェヌ-ファは3回観ているが弦群の悲壮感・・民族性・人間の性が色濃く描写されていると思うが・・女狐では20年の歳月が 人として、悩み・苦悩もなく 達観した精神が曲想に表れているかな?約90分の曲で森番と自然界の係わり・・美しいバレエと森に現れる動物達の衣裳が可愛い・・実に後味の良い曲・オペラであった。・・
(ベートーヴェン田園・マーラー4番を 想い浮べてしまう)

チェコ・ロシアの作曲家は民族色、血筋を色濃く感じさせる・・

作曲、台本:L.ヤナーチェク
原作:R.チェスノフリーデクの物語「女狐ビストロウシカ」
自然の輪廻を愛情豊かに歌う、ヤナーチェクのオペラ。
聡明ですばしこい女狐ビストロウシカはある日、森番に捕らえられてしまう。
寂しさのあまり最初は泣いていた彼女だが、ついにスキを見て脱走する。
一方の人間社会。家路をたどる校長と神父にビストロウシカがいたずらを仕掛けると、 森番は彼女を、昔飼っていた女狐と見破るのだった。
やがて、ビストロウシカは結婚し、子狐に囲まれ森で幸せに暮らす。
が、ある日密猟者に狙われて・・・。 森の動物と人間が織りなす心温まるオペラ。
ビストロウシカ・女狐 … クラーラ・ベネドヴァー○ 雄狐… ヤナ・テトロヴァー
森番      … イェヴヘン・ショカロ◎
神父/アナグマ … トマーシュ・インドラ
校長/蚊    … ズビニェク・ブラベッツ
ハラシタ    … イージー・ハーイェク
蛙       … アンドレア・ブロジャーコヴァー
◎チェコ国立プルゼーニュ歌劇場管弦楽団,合唱団,バレエ団◎
指揮 ヤン・ズバヴィテル◎
歌劇「イェヌーファ(彼女の養女)(Jenufa*[Jeji Pastorkyna])」(1894~1903/1904.1.21初演/1906,11改訂)[3幕] L.ヤナーチェク台本
1-9 歌劇「利口な牝狐の物語(Prihody Lisky Bystrousky*)」JW.I/9(1921~23/1924.11.6初演)[3幕]

青木 勇人 氏より・・
彼は1922年の10月から翌年10月までを作曲に費やした。その間にフクヴァルディに帰郷した際には、野生の狐をみてみたいと言い出して、猟場番のスラ-デク一家に案内を頼み家の近くのバビ-・フ-ラ(婆さんの丘の意)に登った。スラ-デク家の若い息子の回想が伝わっている。

「ヤナ-チェクは白いス-ツを着て現れて、皆は爆笑した..結局彼は家に戻って、もっと目立たない服に着替えなければならなかった。オンドジェイニツェ川の渓谷とリビ-川を登って、我々はバビ-・ホラ山に着いた。するとあつらえむきに、狐の一家がほら穴から姿を見せてあたりをうかがい、はね回り始めた。ヤナ-チェクはそわそわし始め、狐はびっくりして逃げてしまった。「なぜじっとしていないんです?ヤナ-チェクさん。まだ見ていられたのに。」ヤナ-チェクは嬉しくて興奮しきっていて、そんな言葉には耳も貸さずに言った。「ビシュトロウシュカだ!、ビシュトロウシュカだ!」と。」

「長い間、オペラを書く時はまったく頭痛がしていたが、「ビシュトロウシュカ」とは飼い慣らされた狐のように一緒に遊びまわった。いつも彼女の赤い毛皮が目の前で輝いていたのは不思議だった。」とヤナ-チェクは回想している。

こうして何気ない生活のひとこまから生まれたオペラ『利口な女狐の物語』は、彼のオペラの中でも最も美しく、そして最も深遠な作品となった。恋をして子狐をたくさん産んだ女狐は、密猟者の一弾に息絶えるが、新しい命は森のなかではつぎつぎに生まれ、成長していく。そして年老いた森番は、自然の大いな生命の力に圧倒されて幕は下りる。森番の最後の歌は、ヤナ-チェク自身が台本に書き加えたものである。
「...夕暮れに太陽が輝く時が、わしは好きだ。
その時、森は何と美しいことだろう。
妖精たちが夏のすみかに、薄い衣をまとって
帰ってくると、花はまた咲き誇り、愛もまた戻ってくる。
妖精たちは、喜びの涙をこぼしながら挨拶をかわし
サクラソウや、レンゲソウや、アネモネの
何千ものつぼみに、蜜と喜びとを注ぐのだ。
人々は頭を垂れて、悟ることだろう。
天の息吹が周りを吹き渡ったことに。」

ヤナ-チェクはこうしてオペラ作品を次々に完成させていた作曲家レオシュ・ヤナーチェクの生涯と芸術

レオシュ・ヤナーチェク (1854- 1928)の不思議な音楽、自然と情熱の一体となったような音楽は どのように生まれたのでしょうか? 青木 勇人 氏より