【ダックワーズ】
「ダックワーズ」とは、アーモンド風味のメレンゲを使った焼き菓子。語原はフランスの温泉保養地「Dax」に由来する。
もともと、アントルメ(ホールケーキ)の底生地として、クレーム・オ・ブール(バタークリーム)を塗って複数枚積み重ねる形で使われていた。生菓子としても使われていた。
小判型の物は日本生まれであり、外側がパリッと、中はシットリしているのが特徴。
福岡市浄水通りの菓子店「16区」のオーナーシェフ・三嶋隆夫がパリ16区の菓子店「ARTHUR」のシェフを務めていた1979年に考案した。
「これを和菓子の最中に相当するものにできたら、新感覚の焼き菓子ができるのではないか」と考えた彼は試行錯誤を繰り返し、1981年、福岡に店をオープンする時、この菓子の名前を本来のフランス語の発音である「ダッコワーズ」から響きがいいようにあえて「ダックワース」と変えて売り出した。
現在ではフランスでも小判型の「ダックワーズ」が売られている。
【パフェ】
「パフェ」とは、背の高いグラスに、アイスクリーム、フルーツを主体として、その他の甘い具を加えたデザート。
その時々により、生クリーム、チョコレートソース、シリアル、ナッツなどを加える。
『語原』
フランス語で「完全な」という意味の「parfait」(フランス語発音・パルフェ)から、「完全な(デザート)」という意味だと言われる。
『パルフェ』
フランスでの「パルフェむは、卵黄に砂糖やホイップクリームを混ぜて、型につめて凍らせたアイスクリーム状の冷菓に、ソースや冷やした果物を添えて皿で供する。
日本の「パフェ」とは異なるか、この「プルフェ」に様々に手が加えられ、現在の日本の「パフェ」が完成したと考えられる。
『サンデー』
似たデザートに、アメリカ合衆国発祥の「サンデー」がある。安息日である日曜日に贅沢な「パフェ」を食べることを嫌ったことから、日曜日にも売れるようにより質素に作った「サンデー」が登場したという説もある。
日本では「パフェ」と「サンデー」の違いについて「パフェが細長い容器が使われ、サンデーが丸い容器が使われる」、「パフェは昼間のデザート、サンデーは夕方以降のデザート」、「パフェは元々フルーツにアイスクリームをトッピングしたもの、サンデーは元々アイスクリームにチョコレートソースをかけたもの」など様々な説が存在するが、実際は明確な違いはなない。