道彦の散歩道

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08/16 モンブラン&マドレーヌ

2014年08月16日 | スイ-ツ・お菓子

【モンブラン】

「モンブラン」は、栗をふんだんに使ったケーキである。山の形に似せて作ったことからこう呼ばれる。
名前の由来は、アルプス山脈の「モンブラン」であり、フランス語で「白い山」を意味する。
フランス語ではケーキは「モン・ブラン・オ・マロン」(栗のモンブラン)と呼ばれる。尚、上に振り掛けられる白い粉砂糖は雪を表している。
山名と同様にイタリアでは「モンテ・ビアンコ」と呼ばれる。

『概要』

典型的には、カップケーキ型のスポンジ生地やメレンゲ、タルト生地などを作った土台の上に生クリームをホイップし、それを螺旋状に包むように絞り袋や小田巻を使って絞り出したクリのクリームをあしらう。
栗のケーキであることを示すために、その上に半分に切った甘露煮の栗が一片載せられることもある。
形状や大きさ、土台となる生地部分には様々なバリエーションがあるが、栗を用いたクリーム(またはそれに味を似せたもの)を山状にデコレーションされたものが多くのものに共通する。もっとも、安価に抑えるために栗ではなく「サツマイモのクリーム」で代用されたケーキにも、同じ名称が冠されている。

『由来』

このケーキはフランス・サヴォワ県と隣接するイタリア・ビエモンテ州の家庭菓子を原型とする説が有力であるが、「モンブラン」を看板メニューとする1907年創業のパリの老舗カフェ「アンジェリーナ」が考案したとされる。
日本においては東京・自由が丘の「モンブラン」初代店主・迫田千万億が1933年にフランス・シャモニーを旅した際に知り、作る許可を取った。土台をメレンゲからカステラにする等のアレンジをしている。
なお、「アンジェリーナ」のメニューに「モンブラン」が加えられた時期は定かではない。

『バリエーション』

日本ではクリ以外にも、サツマイモややカボチャなども使われる。また、栗のクリームに抹茶を混ぜ込んだ抹茶の「モンブラン」や、ココアを混ぜ込んだ「チョコレートモンブラン」などもある。

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【マドレーヌ】

「マドレーヌ」とはフランス発祥の焼き菓子のひとつである。

無塩バター、バター同量の小麦粉、卵、砂糖、ベーキングパウダー、好みにより香料(バニラエッセンス等)やブランデーを入れて良く混ぜ合わせオーブンで焼き上げる。
あらかじめバターを塗って粉を振った貝殻状の焼き型の上に生地を載せて焼くことが多い。

『発祥』

「マドレーヌ」の発祥にについては1755年、ローレヌ公スタニスラスのためにコメルシの女性、「マドレーヌ・ポルミエ」が作ったというのが有力である。
これはスタニスラスの館の料理長とパティシエが喧嘩して館を出て行った召使いをしていたマドレーヌが有り合わせの材料と厨房にあったホタテの貝殻を使って祖母から教わった菓子を作った、という話である。

一方、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼のためにそのシンボルであるホタテ貝をかたどってマドレーヌという女性が作ったという説もあり、詳細ははっきりしていない。
いずれにしても、初めて作った女性の名にちなむ。

『作り方』

材料はパウンドケーキとほぼ同じで、主となる材料は薄力粉、卵、砂糖、バターがそれぞれほぼ等量で、それににベーキングパウダーを加える。
レモンのおろし汁を加えることもある。バターを除く材料を混ぜ、最後に溶かしたバターを混ぜ入れ、生地を焼き型に入れてオーブンで焼く。

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