貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

ひとり 眺めし!

2020-02-05 08:56:22 | 日記

ひとり 眺めし!

令和2年2月5日

 近江神宮の駐車場近辺には、

句歌碑が林立。

 先ず、保田與重郎歌碑。

「さざなみの 

 しがの山路の 

 春にまよひ 

 ひとり眺めし 

   花盛りかな」  。

春日真木子歌碑の歌は、

「人間の 

 知恵のはじめよ 

  ひそひそと 

  秘色の水に 

  刻まあたらし」

 ひいろは、「緋色」でも、

「火色」でもなく、

「陽色」でもなし。

「秘の色」とは?

 ひそひそと・・・・。

伊藤香舟女句碑の句は、

「楼門に 

 湖脈打てる 

   望の月」

  高市黒人歌碑の歌は、

「楽浪乃

 国都美神乃

  浦佐備而

   荒有京

    見者悲毛」  。

(さざなみの

 くにつみかみの

 うらさびて

 あれたるみやこ

 みればかなしも)。

  桂樟蹊子の句碑の句は、

「漏刻の 

 音とこしへに 

    初日影」 。 

  桂樟蹊子は水原秋桜子の門下で、

京都馬酔木会を起こし、

『霜林』を主宰した俳人という。