貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

三曲二百歩の妙

2020-02-13 08:53:17 | 日記

三曲二百歩の妙

 令和2年2月13日(木)

 如月も半ば!

 パートⅡも道半ば。

 三曲二百歩のも妙界入り。

 五句目は、

「たふとがる

  涙やそめて 

   ちる紅葉」

※彦根の明照寺を詣でて、

有り難さにこぼす涙を、

折からの散紅葉が赤く染める。


  六句目は、

「うぐひすの  

 笠おとしたる 

   椿哉」


 

※落ち椿を見て、鶯が笠を

落としたかな。

 梅の花を鶯の笠と詠んだ

古歌も多いという。

 家の椿や山茶花には、

メジロとヒヨドリが

我が庵のように啄んでいる。

七句目は、

 「独り尼

 藁屋すげなし 

   白つつじ」

※白つつじの咲くその庵を

訪ねると、ひとり住みの尼

のこと,どこか応対も隔てが

あってよそよそしい。