貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

園城寺は「御井の寺」

2020-02-01 09:02:37 | 日記

園城寺は「御井の寺」

令和2年2月1日

 正月は行き、「逃げる」

2月突入。

 暖かな正月も初体験。

 今朝は、大好きな長等山。

 園城寺へ。

 天台寺門宗の総本山である

三井寺(みいでら)は 正式名称

を長等山園城寺という。 

 湖国近江の名勝、

近江八景の一つ、 

「三井の晩鐘」

として有名。 


 

 667年に天智天皇により飛鳥

から近江に都が移され、

近江大津京が開かれる。

 672年、前年の天智天皇の永眠後、

大友皇子(天智天皇の子:弘文天皇)

と大海人皇子(天智天皇の弟:天武天皇)

が 皇位継承をめぐって争い、

壬申の乱が勃発。

 壬申の乱に敗れた大友皇子の

皇子の大友与多王は父の霊を

弔うために 、

「田園城(じよう)邑(ゆう)」を寄進

して寺を創建。

 天武天皇から「園城」という勅額

を賜わったことが園城寺の始まり。

  勝利をおさめた大海人皇子は

再び飛鳥に遷都し、

近江大津京はわずか五年で

廃都となる。

 三井寺と呼ばれるように

なったのは、天智・天武・持統

天皇の三帝の誕生の際に

御産湯に用いられたという

霊泉があり、

「御井の寺」

と呼ばれていたのを後に、

智証大師円珍が当時の厳義・

三部潅頂の法儀に用いたこと

に由来。       

 仁王門から入る。

三重塔も立派。

 かつて拝礼する度に衝い

ていた三井寺の鐘は、

今回は眺めるだけにする。

 三井の晩鐘

 「盃に 

 片破ハなし 

  花の鐘」