貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

とくとくの清水

2020-02-14 09:04:00 | 日記

とくとくの清水

令和2年2月14日(金)

 昨日は、如月最高の気温!

 午後からの暖かさは、ほんとに

衣更着の妙。

 八句目は、

「紫陽草や 

  藪を小庭の 

   別座敷」

※ 元禄7年、終の旅に旅発つ前,

門人子珊(さん)宅での作。

 藪をそのままに小庭の眺めとした

離れ座敷。

 その庭先に紫陽花が咲いている

の意。

九句目は、

 「樫の木の 

 花にかまはぬ 

    姿かな」  。

※ 花の中に、あたりにかまわず

ひとり超然たる樫の木を賞して、

世間を遁れて隠棲する主人

秋風に対する挨拶とした。

  ひとつひとつの句をじっくり

味わうこともまたいいものだ。


 

とくとくの清水は、

「たまたま心なる時は

谷の清水を汲みてみづから

炊ぐ」

との記述がある。

 芭蕉が自炊していた痕跡 。


 

 今も木立の中、水を湧き出している。

  管理の方によると、

今朝は9時から観光バスで

大阪からたくさん方がお見え

になったとか。

 やはり、休日の日だ。

 幻住庵芭蕉祭は、84回目!

 子どもたちも多く参加していると、

いいなあ!