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川島雄三監督『洲崎パラダイス・赤信号』

2022-09-10 05:47:50 | 日記
 川島雄三監督の1956年作品『洲崎パラダイス・赤信号』をDVDで観ました。
 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「義治(三橋達也)は倉庫会社で働いていましたが、色街の女・蔦枝(新珠三千代)と深い仲になり、2人で駆け落ち。しかし行く宛もなく、所持金もほとんどなくなってしまいます。駆け落ちはしたものの、義治は常にしょぼくれているだけで、全く頼りになりません。
 洲崎弁天町でバスを降りた蔦枝は、そのまま洲崎パラダイスの前へ。義治はそれについていくだけです。パラダイスの向かい側にある千草という飲み屋に「女中さん入用」という張り紙があったので、蔦枝はその中へ。彼女は「住み込みで働かさせてください」と頼みます。
 最初は乗り気でなかった女将のお徳(轟夕起子)ですが、蔦枝の積極的な接客態度に押され、採用することにします。ただ仕事をするのは蔦枝ひとりだけなので、義治は邪魔者に。彼は居場所がありません。翌日、お徳が仕事を見つけてきてくれますが、蕎麦屋の出前持ちです。
 プライドの高い義治にとっては屈辱的な職ですが、やけくそになっている彼は引き受ける気になります。数日経ち、蔦枝は国に送るお金に窮して、義治に給料の前借りをすることを懇願。しかし気の弱い義治はそんなこともできません。
 その夜、義治は蔦枝と会うために千草に行きますが、彼女は落合(河津清三郎)という客と寿司を食べに出かけていました。会うという約束をすっぽかされたため、義治は腹を立て、近所の寿司屋を軒並み尋ねて回ります。しかし彼女を見つけることはできません。結局蔦枝が帰ってきたのは翌朝。
 一緒に出かけた客に日本橋で服を作らせ、お徳にも高い布地をお土産にプレゼントします。蕎麦屋の店員(芦川いづみ)から義治が帰らないと聞き、今度は蔦枝の方が辺りを探し回りますが、彼はどこにもいません。もはや義治のことを諦めた蔦枝は落合の囲い者に。そのまま千草を去ってしまいます。
 お徳一人きりになった千草に、義治が姿を見せました。事情を聞いた彼は落合の店があるという神田へ。しかし詳しい住所が分かりません。ろくに飲み食いもせずに歩き回ったため、彼は路上で倒れてしまいます。日雇い労働者に助けられた義治は再び千草へ。
 お徳に諭され、彼も蔦枝を諦めて仕事に専念します。しばらくは平穏な日々が続きますが、やはり義治のことが忘れられない蔦枝が千草に姿を見せます。そして2人はそのままどこかへ姿を消すことに。腐れ縁は続いていくのでした」。

 シーンとシーンの間はすべてワイプが使われていました。川島雄三監督の代表作の一本だと思います。