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神代辰巳監督『四畳半襖の裏張り・しのび肌』

2020-11-22 00:32:00 | ノンジャンル
 DVDで、神代辰巳監督の1974年作品『四畳半襖の裏張り・しのび肌』を観ました。

 大正12年9月1日。関東大震災が起こったその日、芸者の花清(宮下順子)は、旦那をめぐって張り合っていた染八(絵沢萌子)が産んだ赤ん坊・正太郎を盗み去った。
 月日は流れ、昭和のはじめ、花清の営む芸者置屋で育った正太郎は、幼い面影を残しながらも青年の体躯に成長。性に早熟な彼は、まだ精通が見られないものの同じ家で暮らす半玉の小ふく(芹明香)、小八重と床で戯れる夜を過ごす。小ふくは大人でも子供でもない彼の体に堪らない魅力を感じていた。
 ある日、花清の旦那である映画館主の小宮山(江角英明)は、正太郎を子供のいない映写技師夫婦・島村俊介と美也子(丘奈保美)に預けた。やがて島村夫婦も正太郎の虜となり、3人で組んずほぐれず、快楽に耽った。
 そんな中、小ふくが妊娠してしまった。まだ子供だと思っていた正太郎は一人前の男のように精子が出ていたのだ。小ふくは正太郎の子供を産む決心をし、小宮山の世話になることになった。花清と小ふくは血のつながりのないものの母と娘の関係。芸者の世界で母娘が同じ旦那を持つという屈辱に打ちひしがれる花清だったが、旦那と別れる勇気はなかった。そして美也子も妊娠した。父親はやはり正太郎らしい。そして正太郎の生みの親である染八が、正太郎が太鼓持ちにされると知って、花清の元へ押しかけてくるが、花清に追い返される。
 その夜、正太郎は花清に身を寄せ、花清は自分の体を自由にしていいと言う。抱き合う正太郎と花清。
 正太郎は満州に太鼓持ちがいないと聞き、満州行きを決める。「男と女の間に何もない、万歳」と叫ぶ女の姿を映して、映画は終わる。

 濡れ場は皆ワンシーン・ワンカットで、字幕や歌も多用されていました。

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