高野秀行さんの推薦する、佐藤健寿の'07年作品「X51.ORG THE ODYSSEY」を読みました。UFO、イエティ(雪男)、謎の地下都市などについて、噂の現場を取材し、また事の真偽について書かれた本です。
取材したのは、UFOの研究基地であると言われている、アメリカのAREA51、UFOの墜落現場と言われているアメリカのロズウェル空軍基地周辺、ナチスの残党がUFOを製作していると言われている、アルゼンチンのエスタンジアと呼ばれる村、イエティ(雪男)を発見またはその目撃証言を得るために行ったヒマラヤ、謎の地下王国があるというチベットです。その中で怪しいと思われたのは、やたらに警備が厳重なAREA51ぐらいで、他は特に有力な情報は得られず謎のままでした。エスタンジアに至っては単なる農村で、完全なガセネタでした。
この本は紙も厚く、全ページカラー印刷で、写真も豊富なのですが、その写真はメキシコのミイラ博物館やメキシコのマヤ遺跡、ペルーのマチュピチュやナスカ、ボリビアのチチカカ湖やウユニ塩湖、チリのイースター島、タイのシリラート法医学博物館、チベットの各種風景など、本筋と外れたものが多く、半分観光ガイドのようでした。また、著者はサイト運営者であってプロのライターでないため、文法的におかしい文が多く、校正ミスも目立ち、書店に並ぶ本としてはかなりレベルの低いものと言わざるを得ませんでした。
写真は確かにきれいなので、手にする価値はあるかもしれません。外国の美しい風景やミイラ、死体に興味のある方にはオススメです。
取材したのは、UFOの研究基地であると言われている、アメリカのAREA51、UFOの墜落現場と言われているアメリカのロズウェル空軍基地周辺、ナチスの残党がUFOを製作していると言われている、アルゼンチンのエスタンジアと呼ばれる村、イエティ(雪男)を発見またはその目撃証言を得るために行ったヒマラヤ、謎の地下王国があるというチベットです。その中で怪しいと思われたのは、やたらに警備が厳重なAREA51ぐらいで、他は特に有力な情報は得られず謎のままでした。エスタンジアに至っては単なる農村で、完全なガセネタでした。
この本は紙も厚く、全ページカラー印刷で、写真も豊富なのですが、その写真はメキシコのミイラ博物館やメキシコのマヤ遺跡、ペルーのマチュピチュやナスカ、ボリビアのチチカカ湖やウユニ塩湖、チリのイースター島、タイのシリラート法医学博物館、チベットの各種風景など、本筋と外れたものが多く、半分観光ガイドのようでした。また、著者はサイト運営者であってプロのライターでないため、文法的におかしい文が多く、校正ミスも目立ち、書店に並ぶ本としてはかなりレベルの低いものと言わざるを得ませんでした。
写真は確かにきれいなので、手にする価値はあるかもしれません。外国の美しい風景やミイラ、死体に興味のある方にはオススメです。