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ノーマン・ジュイスン監督『華麗なる賭け』

2009-03-09 18:15:51 | ノンジャンル
 WOWOWで、ノーマン・ジュイスン製作・監督の'68年作品「華麗なる賭け」を見ました。
 不動産会社社長のトーマス(スティーヴ・マックイーン)は、楽しみのために輸送されている現金を襲う計画を司令官として実行し、250万ドルを奪い、スイスの銀行に預けます。被害に会った銀行が契約している保険会社の調査員・ビッキー(フェイ・ダナウェイ)は、スイスに渡航した関係者の中からトーマスに目をつけ、彼に接近し、やがて二人は恋に落ちます。ビッキーらが懸賞金付きで情報を集めると、現金を運んだ運転手の妻からの通報があり、トーマスは警察の監視下にも置かれます。トーマスはそうした状況を打開するため、新たに現金強奪を行なうことをビッキーに予告し、実際に実行します。現金の受け渡し場所を知ったビッキーは警察とともに彼を待ちますが、現れたのは彼女への手紙を託されたメッセンジャーで、トーマスは彼女の裏をかいて機上の人となっていたのでした。
 アカデミー歌曲賞を取ったミッシェル・ルグランの音楽と、スティーヴ・マックイーン目当てで見ましたが、全盛期だったはずのルグランの音楽が良かったのは主題歌だけで、他の音楽は取り立てて素晴らしいものとは思えませんでした。私が中学生の頃に人気のあったマックイーンは、確かに良かったのですが、ストーリーと演出が凡庸なせいもあって、精彩を欠いているようにも感じました。60年代の映画を楽しみたい方にはオススメかも。