橋は怖い！

　先日、アメリカで起こった橋の崩落事故は、当初は死者が７人と報道されていましたが、20～30人の行方不明者がいるとのことで、やっぱりな、と思いました。高速道路でラッシュ時にあんな大きな事故が起きて７人の死者で済むはずがないですよね。恐ろしいことです。
　原因は構造的なもので、全米の25％の橋が同じ構造的欠陥を持っているということです。予算を渋り、改修を後回しにした結果のものだったようですが、日本も安閑とはしてられません。
　８月４日の朝日新聞の朝刊によると、日本の橋は「高齢化」が急速に進み、一般に50～70年とされている橋の寿命を超えてまだ使われている橋は現在はまだ６％（６％もある、というのも既に怖い）ですが、16年度には20％、26年度には47%に達するそうです。ちょうど高度成長期の建造ラッシュに建てられたものが寿命を迎えるということです。
　自治体の中には橋の定期点検をしてないところが７県1567市町村もあるとのことで、これは問題ありますよね。今回のアメリカの事故を教訓に、定期点検を法制化してほしい、と思いました。