金曜日の夜、テレビ朝日系列で、進行役が安めぐみ、司会がリリー・フランキーでミュージシャンをゲストに呼びトークするという「TOKYO BEAT」という番組が放送されていました。結構笑えました。
ところで、今日から5日連続で天童荒太氏の「永遠の仔」を紹介していきます。単行本では2分冊だったものが、文庫本にするに当たって5分冊になり、ここでは5分冊の方にしたがって紹介していきます。初めての試みですので、戸惑われる方もおられるかもしれませんが、ご意見お待ちしています。
さて、「永遠の仔〈第一巻〉再会」です。あらすじは、
少女と少年2人は、登ると永遠に救われるという山に登るが救われません。
【'97.春】久坂優希29才は、老人科の病楝の看護婦をしていて、職場に2ヶ月に一度位無言電話がかかってきます。長瀬笙一郎は弁護士をやっていて、優希の弟の聡志が新しいスタッフとしてきます。5年ぶりに気の狂った母に会い、父は優希の病院に入院しています。有沢梁平は刑事になっていて、少年暴行魔を射殺しようとします。何も語らない被害者の少年には、犯人に見立てたマットレスに石を投げさせ感情のはけ口を作ってやります。有沢は父も警官で、自分は先輩の警官の娘でスナックを経営している奈緒子と同棲しています。笙一郎の母が優希の病院に入院し、笙一郎と優希は再会します。梁平と笙一郎も再会します。
【'79.5.24】愛媛の双海小児総合病院の児童精神科に優希は入院します。病楝でジラフとモウルと呼ばれている少年たちが脱走の計画を立ててる時に、海に入って行く優希を目撃し、救います。
【'97.5.24】3人は久しぶりに再会します。優希が席をはずすと、男二人は現在の法律、社会システムが加害者の視点で作られていると批判します。そして男二人は退院してからの人生を語り合います。別れた後、笙一郎は入院中の母のところへ行き、よく置き去りにされ餓死しそうになった過去を回想し、目を覚まして我がままを言う母を窒息死させそうになります。また、もうどこにも行かないという母を信じて、母の誕生日に一日かかって花を摘んで花束を作り、家に帰ったら、母は家出していて、その後、入院の原因となる事件を起こしたことを思い出し、泣きます。梁平は、タバコを吸う女性への拒否反応から11才で入院したことを思い出し、奈緒子に、賞状を持って帰ると母が喜ぶので仕事を頑張ったという話をしますが、彼女に信じてもらえません。8才の時、暴力をふるう父のもとから母の所へ追い出され、母からは自分が生まれてから父とその母からいかに虐められたかを聞かされ、父のもとに帰ると、母を連れてこなかったことで、暴力に次ぐ暴力。そんなことを思い出していると、奈緒子が妊娠したと言い、梁平は彼女の家を出てしまいます。とある人物が夫や舅の圧力に苦しみながら、一所懸命に育てた子供から、ひどい親だったと言われ、ショックを受け川辺を歩いていると、人影があったので、話し掛けてみたら、殺されてしまいます。
【'79.初夏】優希は、不登校と拒食症でクリニックに通い、医師に触られたのでツバを吐き、クリニックを飛び出し、夜の町で酔っぱらいに担ぎ上げられたので、自分の腕を噛み、嘔吐し、吐瀉物を全身に塗りたくっているところを警察に保護され、児童相談所では腕の傷に自分でハサミを突き刺し、入院することになります。
時間軸が20年の間を行ったり来たりして、上の文章も分かりにくかったかな、と反省しています。登場人物の同定ができるまでは読むのに苦労しますが、20年前は親の虐待を受け児童精神病院に入院している話、そして現在は看護婦の優希と弁護士の笙一郎と警官の梁平の話というふうに区別していくと、分かりやすいかもしれません。
冒頭の3人がなぜ山に登り、そこで何があったのか、そこへ向けて話は進んで行きます。請うご期待!
ところで、今日から5日連続で天童荒太氏の「永遠の仔」を紹介していきます。単行本では2分冊だったものが、文庫本にするに当たって5分冊になり、ここでは5分冊の方にしたがって紹介していきます。初めての試みですので、戸惑われる方もおられるかもしれませんが、ご意見お待ちしています。
さて、「永遠の仔〈第一巻〉再会」です。あらすじは、
少女と少年2人は、登ると永遠に救われるという山に登るが救われません。
【'97.春】久坂優希29才は、老人科の病楝の看護婦をしていて、職場に2ヶ月に一度位無言電話がかかってきます。長瀬笙一郎は弁護士をやっていて、優希の弟の聡志が新しいスタッフとしてきます。5年ぶりに気の狂った母に会い、父は優希の病院に入院しています。有沢梁平は刑事になっていて、少年暴行魔を射殺しようとします。何も語らない被害者の少年には、犯人に見立てたマットレスに石を投げさせ感情のはけ口を作ってやります。有沢は父も警官で、自分は先輩の警官の娘でスナックを経営している奈緒子と同棲しています。笙一郎の母が優希の病院に入院し、笙一郎と優希は再会します。梁平と笙一郎も再会します。
【'79.5.24】愛媛の双海小児総合病院の児童精神科に優希は入院します。病楝でジラフとモウルと呼ばれている少年たちが脱走の計画を立ててる時に、海に入って行く優希を目撃し、救います。
【'97.5.24】3人は久しぶりに再会します。優希が席をはずすと、男二人は現在の法律、社会システムが加害者の視点で作られていると批判します。そして男二人は退院してからの人生を語り合います。別れた後、笙一郎は入院中の母のところへ行き、よく置き去りにされ餓死しそうになった過去を回想し、目を覚まして我がままを言う母を窒息死させそうになります。また、もうどこにも行かないという母を信じて、母の誕生日に一日かかって花を摘んで花束を作り、家に帰ったら、母は家出していて、その後、入院の原因となる事件を起こしたことを思い出し、泣きます。梁平は、タバコを吸う女性への拒否反応から11才で入院したことを思い出し、奈緒子に、賞状を持って帰ると母が喜ぶので仕事を頑張ったという話をしますが、彼女に信じてもらえません。8才の時、暴力をふるう父のもとから母の所へ追い出され、母からは自分が生まれてから父とその母からいかに虐められたかを聞かされ、父のもとに帰ると、母を連れてこなかったことで、暴力に次ぐ暴力。そんなことを思い出していると、奈緒子が妊娠したと言い、梁平は彼女の家を出てしまいます。とある人物が夫や舅の圧力に苦しみながら、一所懸命に育てた子供から、ひどい親だったと言われ、ショックを受け川辺を歩いていると、人影があったので、話し掛けてみたら、殺されてしまいます。
【'79.初夏】優希は、不登校と拒食症でクリニックに通い、医師に触られたのでツバを吐き、クリニックを飛び出し、夜の町で酔っぱらいに担ぎ上げられたので、自分の腕を噛み、嘔吐し、吐瀉物を全身に塗りたくっているところを警察に保護され、児童相談所では腕の傷に自分でハサミを突き刺し、入院することになります。
時間軸が20年の間を行ったり来たりして、上の文章も分かりにくかったかな、と反省しています。登場人物の同定ができるまでは読むのに苦労しますが、20年前は親の虐待を受け児童精神病院に入院している話、そして現在は看護婦の優希と弁護士の笙一郎と警官の梁平の話というふうに区別していくと、分かりやすいかもしれません。
冒頭の3人がなぜ山に登り、そこで何があったのか、そこへ向けて話は進んで行きます。請うご期待!