自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

Mini Velo ミニベロの話 その2

2012年03月19日 22時44分44秒 | 完成車



1980年、完成した時の写真です。
ガードの取り付け位置など今から思うとヘタクソで、公開するほどのものではないのですが、Mini Veloのこれまでの経過を知って頂くのには必要だったので恥を忍んで載せました。

この時、フロントディレーラーは付いていません。
フロントのキャリアが、ガードから浮いているのは市販の26インチランドナー用を流用しているからです。


Mini Veloに関する雑誌記事で何となく覚えているが、1970年代の後半「Cycle Sports」誌で二人の大学生が、フレームから製作した小径車のこと。
電車の網棚に載せられる!というのが、ポイントでした。
当時、電車に自転車を持ち込む輪行には、サイクリング協会の会員証と手回り品切符の購入が必要で手軽なものではありませんでした。
自転車であると気づかれない大きさは、輪行を手軽なものにするものでもあったのです。
しかし、この大学生の製作した小径車は、確かヘッドチューブが短くそのためドロップハンドルを天地逆に取り付けポジションをだしていたと記憶します。

その後?、やはり「Cycle Sports」誌でシマノ工業の長谷部氏が製作した22インチのロードレーサーがあったように記憶します。
フレーム全体Dura-Aceのシールでまとい、22インチのチューブラーを履きDura-Aceのフルセットで組まれていました。
いずれの記事も、既に手元にその掲載誌が無く、全くの私の記憶だけなのでもし記憶違いであればごめんなさい。

ショップ広告では、1979年4月の「New Cycling」誌の「いちかわ リバーワン」さんが20インチのミキストを掲載されています。

このあたりから小径車が、Mini Veloと呼ばれだしたのではないでしょうか。



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Mini Velo ミニベロの話 その1

2012年03月18日 16時49分51秒 | 完成車
時々、このブログに登場するMini Veloも、30年ほど前から乗っているものです。
長くMini Veloに乗ってきた回想を中心に少し書きたいと思います。






Mini Veloは、装備を見て頂いてもお分かりのように実用本位で、主に近所への用足しに使っています。
ごついワイヤーロックにセンタースタンドが物語ります。
商店街の駐輪場では「スタンドありますか?」と聞かれ、駐輪場での盗難も気になるからです。
乗る距離は、遠くても片道10Km程度。
このフレームスケルトンが私には少し小さめで、長く乗るには窮屈なことも原因です。
それでも過去には、信州の山に持ち込み山越え、ダート下りもしていました。


さてそもそも「Mini Velo」という名前、そしてそのフォルムを初めて知ったのは、1977年「New Cycling」誌 9月号 新田真志氏執筆の「新オーダーメイド狂読本」でした。





新田氏が、「ルネ・エルスの車種を揃えてみる」をテーマに氏がオーダーされた自転車を紹介した記事の最終回で、その記事の最後に少し触れられていたのが「Mini Velo」でした。
その後氏は同紙の1979年6月号で「オーダーメイド狂読本その後」、サブタイトル『デモンタブール・ミニのことを話そう』と題し、改めてオーダーしたMini Veloを紹介されました。
氏は、コンパクト輪行車として製作されダートもターゲットにされていました。
記事1977年のMini Veloは、ハンドルがアップターンであったのに対し1979年のものはフラットバー仕様となりそのプロポーションの完成度に驚きと憧れを感じました。
またこの記事では、フレームスケルトンも公開されMini Veloの秘密を少しだけ垣間見れた気もしました。
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橋の住人は

2012年03月04日 21時53分20秒 | ライド
多摩川サイクリングロードは、中央自動車道の多摩川橋をくぐった先で一旦終わり、住宅地を迂回して再度多摩川に戻ります。
そして多摩川沿いの立川公園に合流する入り口にあるのがこの「根川貝殻板橋」です。





細い橋なので歩行者とすれ違う際には、最徐行が必要です。
(結構スピードを出したまま通過するサイクリストを見かけますがご法度です!)


そして、この橋のそばで時々見かけるのが、このニワトリ氏。






飼い主が近くにいるわけでもなく、人を恐れるわけでもなく、同じところに留まりながら丹念に毛づくろいをしている姿を時々見かけます。





カメラを向けてしばらく横に立っていても熱心に毛づくろいをしています。





この道は、サイクリストも多く走る道。
向こうからサイクリストがやってきましたが、気にすることもなく悠然としています。





ここで氏にお会いする気があれば是非ご挨拶を。




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ナイロン製 ヘッド小物

2012年03月03日 22時48分22秒 | パーツ
使うこともないでしょうし、使えるとも思えないパーツを持っています。

1970年代の軽量化ブームでは、手っ取り早くパーツそのものを削ったり穴をあけて軽くする方法と素材を置き換えて軽くする方法が流行りました。

パーツを削ったり穴をあけても、いくらも軽くはなりませんが結構本気で手を加え、強度が低下しても自己責任で、軽量をアピールする上ではそれなりにインパクトがありました。
もう一方の素材を置き換える方法は、スチールをアルミやチタンパーツに替えるものでお金のかかるものでした。
現在では、パーツに手を加えることなどほとんどなくなりました。
パーツの完成度が高まり手を加えることが大幅な機能低下につながるからです。

さてこのパーツ。
本来、素材を置き換えても強度や機能が劣ることはないはずですが、このパーツだけはそうとは言えないパーツです。





販売時には「ナイロン製」と表示されていたと記憶しています。
プラスチックとナイロンの違いがどういうものか分かりませんが、見た感じ柔らかそうな素材です。

このヘッド小物にベアリングを入れて締め付けることなどできるのでしょうかね。
できたとしても恐ろしくて乗れないです。

ロード用ではないとしてもピスト用でも・・・。

購入したのは、当時も今も都内でも有名な大型ショップ。
決してオモチャではありません。











ロックナットです。





上ワンです。





下ワンです。


こんなことを本気で取り組んでいた時代です。

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