私のサイクラー プロフェッショナルのエンドは、ストレートドロップエンドですが、当時としては珍しいものでした。
当時のロードは、ホイールがアジャストできるいわゆる「ロードエンド」を用いるのが主流で、ツーリング車にストレートエンドが使われていました。
ツーリング車にストレートエンドが使われていた理由は、ホイールをアジャストしてしまうとガードに当たってしまうためです。
(最近のエンドは、ロード用も含めほぼすべてがストレートタイプです。)
当時はホイールトラブルが起きてもホイールを後ろにずらすことでチェーンステイとホイールの接触を回避し、走ることを可能にするためでした。
それは、現在のロードレースのようにトラブル発生後すぐにホイール交換できるレース体制と異なり、自力である程度走らなければならなかった時代背景があるからです。
加えて、現在のホールは昔のものに比べ格段に丈夫で、スポーク切れ等のホールトラブルは非常に少ないということもあります。
サイクラーでストレートエンドを採用したのは、本格的なロードレース用であるがためで、ホールトラブルが起きた時は、「レースを潔く諦めよ!」ということでもあったと理解しています。
さて、そのエンドを前回のブログで修正したことを書きましたが、この内容を少し詳しく説明します。
サイクラー プロフェッショナルのエンドはシマノ製ですが、カンパ互換ではありませんでした。
そのエンドの資料を探したところサイクルスポーツの「パーツカタログ」で見つけました。
パーツカタログでは、「NB-120」となっています。
一方、その後同じシマノから出たストレートエンドは、「SFR」の名称でこの形状でした。
(こちらは、「トモダ」のパーツカタログです)
サイクラーでは、NB-120のストレートエンドのダボを切り落として使用していたようです。
NB-120がカンパ互換ではなかった点を少し解説します。
(ここでいう「カンパ」はヌーボレコード等の縦型ディレーラーのことです)
ちなみに、SFRはカンパ互換です。私のミニベロにはこちらが付いておりサンツアーのサイクロンを取り付けています。
2つの点で障害がありました。
一つ目は、下部の爪の角度です。
(分かりやすいように写真の角度を合わせています。)
カンパ取付けには、爪が真下よりも左に出ていなければディレーラーが「寝て」しまいます。
そして二つ目は、左側に飛び出している爪です。
ホイールを脱着する際にディレーラーのボディーを後ろにずらそうとするとディレーラーのエンドストッパーに干渉するのです。
修正加工では、左の爪をカットし真下の爪にロウをもってカンパに合うようにしてもらいました。
当時のロードは、ホイールがアジャストできるいわゆる「ロードエンド」を用いるのが主流で、ツーリング車にストレートエンドが使われていました。
ツーリング車にストレートエンドが使われていた理由は、ホイールをアジャストしてしまうとガードに当たってしまうためです。
(最近のエンドは、ロード用も含めほぼすべてがストレートタイプです。)
当時はホイールトラブルが起きてもホイールを後ろにずらすことでチェーンステイとホイールの接触を回避し、走ることを可能にするためでした。
それは、現在のロードレースのようにトラブル発生後すぐにホイール交換できるレース体制と異なり、自力である程度走らなければならなかった時代背景があるからです。
加えて、現在のホールは昔のものに比べ格段に丈夫で、スポーク切れ等のホールトラブルは非常に少ないということもあります。
サイクラーでストレートエンドを採用したのは、本格的なロードレース用であるがためで、ホールトラブルが起きた時は、「レースを潔く諦めよ!」ということでもあったと理解しています。
さて、そのエンドを前回のブログで修正したことを書きましたが、この内容を少し詳しく説明します。
サイクラー プロフェッショナルのエンドはシマノ製ですが、カンパ互換ではありませんでした。
そのエンドの資料を探したところサイクルスポーツの「パーツカタログ」で見つけました。
パーツカタログでは、「NB-120」となっています。
一方、その後同じシマノから出たストレートエンドは、「SFR」の名称でこの形状でした。
(こちらは、「トモダ」のパーツカタログです)
サイクラーでは、NB-120のストレートエンドのダボを切り落として使用していたようです。
NB-120がカンパ互換ではなかった点を少し解説します。
(ここでいう「カンパ」はヌーボレコード等の縦型ディレーラーのことです)
ちなみに、SFRはカンパ互換です。私のミニベロにはこちらが付いておりサンツアーのサイクロンを取り付けています。
2つの点で障害がありました。
一つ目は、下部の爪の角度です。
(分かりやすいように写真の角度を合わせています。)
カンパ取付けには、爪が真下よりも左に出ていなければディレーラーが「寝て」しまいます。
そして二つ目は、左側に飛び出している爪です。
ホイールを脱着する際にディレーラーのボディーを後ろにずらそうとするとディレーラーのエンドストッパーに干渉するのです。
修正加工では、左の爪をカットし真下の爪にロウをもってカンパに合うようにしてもらいました。