自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

DeRosa Titanio (デローサ チタニオ)インプレッションと「ヴィーヴァン俱楽部」

2014年01月04日 22時57分54秒 | 完成車
南大沢のアウトレットに向かう途中、何故か必ず引っかかる信号があります。
止まった際の時間つぶしに脇を見るとワインの輸入販売をしていると思わしき店が目に入ります。
店といっても1階はいつもシャッターが下りていて店は細い階段の2階のよう。
かなり怪しい店に思えるものの「フランスワイン専門」の文字が気になっていました。

暮れに家人にせがまれて南大沢へ。
やはりこの日もいつものように信号で停止。ただ、車も少なくたまたま先頭だったこともありそのまま駐車場に車を入れ、勇気!?を出して店を訪れることにしました。
怪しい階段を上ると事務所風のやはり怪しい扉。
恐る恐る扉を開けるとそこにはワインが何段かにずらっと並んでいて「おッ」と思った時に、「はい」と奥から普通の男性が出てきました。
心の中で少しホッとしながら「下にフランスワイン専門とあったので見せて頂こうと思って伺いました」と告げると男性は、店の陳列は左から右に向かって価格の高いモノが並んでいることを説明し探しモノが何かを尋ねてきました。
私は、せいぜい1,000円前後のワインを週に何度か楽しんで飲んでいるだけで、ワインの知識などそれほどあるわけではなく、強いて言えばボルドーのワインが好きであるという程度。先日、レストランで勧められて飲んだブルゴーニュも美味しかったなど話すと男性の話は始まりました。
昔、駐在員でボルドーに10年ほど滞在しその時に知ったワインの味と文化、知識を日本で広めたいとワインの輸入販売を始めたとのこと。
TVや雑誌でも度々紹介され本も出版されているそうで話は留まることを知らず色々説明して頂いたのですがここでは割愛。
ただ面白かったのが、ボルドーワインとブルゴーニュワインの話。
ワイン通では、しばしば議論になる産地と風味の話のこと。
「産地が異なりどちらが美味しいとかどうだとか比べるものではない。それは、塩ラーメンと味噌ラーメンを比べるようなもの。」というもの。これは、スゴく納得できる話でした。
それぞれの良さ特徴がありどちらも美味しい。その良さを楽しむべきという単純で明快の説明でした。
この店の名前は「ヴィーヴァン俱楽部」。
男性は、加勢利彦氏。
ホームページもあるので興味のある方はご覧になってはいかがでしょうか。
ちなみにこの日、お勧めの2003年と2010年のボルドー、それぞれ2,000円ちょっとを頂いたのですが、とっても美味しかったです。次回は、ブルゴーニュのお勧めを頂きましょうか。




さて本題。
Titanio 40Kmほど乗ってきました。



前回、「ピリピリした感じ」とコメントしましたが、今日の印象は少し違ったものです。
アスファルトの良いところを30km/hぐらいで走るとフレームの心地よい粘りと反発(バネ感)から心地よく進みます。
かなり軽やかな感じです。
一方、アスファルトが荒れていると路面の振動(コツコツ感)は細かく伝わってきます。
この感触が、「ピリピリ感」です。
しかしアルミの振動の伝わり方とも異なります。
乗っていて体に与えるストレスは小さく長距離乗るのには非常に良さそうです。

Titanioのホイールは、フルクラム レーシングZero クリンチャー。
ホイールの違いが、乗り心地を大きく左右しているでしょう。
走りが軽やかでありながらゆったりしたフィーリングも感じます。
23Cのタイヤ幅による空気量によるものか、チタンフレームの特性によるものなのか。
乗り心地は、今後も報告します。

素材の異なるバイクに乗ってみて、スチールにはスチールの良さ、カーボンにはカーボンの良さ、そしてチタンにはチタンの良さがあることが分かります。
それはそれぞれの良さであって、どれが優れているとか劣っているとかというものではありません。
正にボルドーワインとブルゴーニュワインのように。
コメント
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