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ドリームファーム見学ツアー報告(4) ~ありがとうございました~

2011-10-02 08:29:40 | イベント・募集馬検討
マカハの重賞挑戦などがあって前回報告から時間が開いてしまいましたが、9/23のドリームファーム見学報告が中途半端になっていましたので続きをやりたいと思います。
(1回目→『~恐るべし二ノ宮調教師~』、2回目→『~外厩の役割~』、3回目→『~在厩馬4頭揃い踏み!』

前回の報告では在厩馬の調教の模様をレポートしましたが、今回は調教が終わったとのお話です。


この写真を見て「あっ、○○○だ!」と分かる方は凄いと思います。
普通は分らないと思いますので正解を書いてしまいますが、調教が終わった広尾TC在厩馬4頭の体を洗う準備をしている最中に、二ノ宮調教師がわざわざアクシオンを馬房から出してきてくれました。
アクシオンは屈腱炎による長期休養を乗り越えて6歳にして鳴尾記念を制すると続く中山金杯で重賞連勝を達成、8歳になった今年も札幌記念で2着に入るなど、大活躍をしている古豪中の古豪です。

そのアクシオンで二ノ宮調教師が何をしているかというと、馬体と馬の怪我、特に屈腱炎についての説明をしてくれているのです。少しの待ち時間も退屈させないようにという心遣いは我々見学者にとって非常に有り難いことなのですが、そこまで気を使っていただくと却って恐縮してしまいますねm(_ _)m

そうこうしているうちに、調教を終えた馬たちが体を洗ってもらう時間になりました。


こちらはアタッキングゾーンです。
ベテランのスタッフに手際よく体を洗ってもらえてとても満足そうですね。
このときアタッキングゾーンはクールドリオンとガニオンの間で体を洗っていたのですが、洗い場の位置についてはあまり深い意味はないそうです。



そしてこちらはブリッツェン。
変顔を見せながらも、やはり気持ち良さそうに体を洗ってもらっていました。
そういえば、二ノ宮調教師によると、調教をするたびにこんなに体を奇麗に洗うのは日本だけなのだそうです。
ヨーロッパもアメリカも(厩舎によって差はあるようですが)脚の周りだけ洗って終わりとか、ざっと全体を拭くだけとか、要するに非常に大雑把な洗い方をするそうです。

何故日本ではこんなに丁寧に洗うかというと、日本の気候的なものなのか、清潔にしておかないと皮膚病が出たり(それがうつったり)するようで、まあ、病気予防の意味合いが強いとのことでした。
二ノ宮調教師の表現によると、『体なんて人間より清潔にしてもらっているし、日本の競走馬は完全に過保護。自然に戻したら一発で皮膚病になっちゃいますよ。』だそうです(笑)


このあとは昼食(「大名本陣」という地元のお蕎麦屋さん)をはさんで再びドリームファームに戻り、二ノ宮調教師の馬体解説コーナーと厩舎内見学、アビ2010のWeb展示会視聴を行いました。
ということで、馬房内のアタッキングゾーンとブリッツェンの様子を少し紹介しておきます。



アタッキングゾーンはとにかく食欲旺盛で、何故か寝藁をバリバリ食べていました。元気があってなかなか良いのですが、お腹をこわしたりしないか心配ですね(笑)



一方、ブリッツェンは飼葉桶に顔を突っ込んでいました。
ちゃんとした飼葉を食べているのがアタッキングゾーンとの大きな違いですが(笑)、こちらも食欲旺盛で元気一杯、富士Sまでの調整もきっと難なく乗り越えてくれると思います。



こちらの写真は厩舎の中で飼葉の説明をしている二ノ宮調教師です。
馬体の見方を解説してくれたときもそうなのですが、経験に基づく興味深い事例を使いながら、身振り手振りを交えて分りやすく説明して頂きました。こういうコミュニケーションやプレゼンの力をどうやって身につけられたのか分りませんが、いろいろな意味で本当に参考になりますね。

ちなみに馬体の見方のときに強調しておられた話のひとつに“馬体は変わる”ということがありました。
簡単に言うと、「ある時点の姿かたちを見ることも大事だが、馬は成長や訓練などによってどんどん変化していくもの。そのとき欠点だと思うポイントがあったとしても、それがどう変化していくかを(可能性を含めて)見極めるのが大切」ということでした。まあ、言葉で聞けば分り易いし、本当にその通りだと理解できるのですが、カタログ写真や血統表で馬を選びがちな我々にとってはなかなか難しい話ですね(笑)


と、またまた長い記事になってしまいそうなので、以上でドリームファーム見学ツアー報告は終わりにしたいと思います。
(4回もかかるとは思いませんでした・・・)
最後になりますが、この日はドリームファームに到着してから乗馬体験が終わるまで、二ノ宮調教師と広尾TCスタッフのみなさんにお世話になりっ放しの一日でした。本当にありがとうございましたm(_ _)m
ひと言では言い表わせないのですが、牧場での調教がどのように行われているかを実際に確認し、調教スタッフや厩務員の方が一生懸命馬の世話をしている現場の空気に触れられたことは、私にとっても非常に貴重な経験でした。こうした機会があれば、ぜひまた参加させて頂きたいと思います。

---番外編です!---
こちらは昼に食べた大名本陣の海老天そばです。


そばは意外にも(?)田舎風というより洗練されている美味しいそばで、何より大ぶりで身がしまった海老が絶品でした。このお店のそばも二ノ宮調教師のお勧めということでしたから、何から何までお世話になりっ放しだったということですね(笑)
私は冷たいそばを頼みましたが、温かいそばも美味しそうでしたし、近くに行くことがある方は一度試してみてはどうでしょう。外れが無い美味しいお蕎麦屋さんだと思います。

大名本陣
茨城県稲敷市蒲ヶ山316-8
029-892-0070

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