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元祖!博多水炊き発祥の店 @水月・博多

2016-05-17 05:24:05 | うまいもの
先週末、仕事で福岡に行った時の夕食を紹介します。
その日は仕事の流れで五人での宴会でしたが、普通に飲み食いするだけでなく、何か博多らしさを味わいたいということで、博多水炊き発祥のお店、創業何と明治三十八年の老舗(111年の歴史!)、水月さんに行ってきました。

いや、実は、同じ水炊きなら有名な長野さん(中洲川端のお店)にも行きたいところでしたが、長野さんはあまりにも人気があり過ぎて、最近は一ヶ月前の予約が必須な状況とのこと。
そうなると、一ヶ月以上前に仕事が決まっていないとダメなわけで、ちょっと厳しいですよねぇ。。
あ!!、逆に、長野さんを先に予約して、そこに合わせて仕事をつくればいいのか! って、それこそ典型的な本末転倒、「お前は一体何をやってるんだ!」、とか言われちゃいますね(^^ゞ

それはさて置き…
水月さんは、繁華街から少し離れたところ(博多駅からタクシーで15分ほど)にポツンとあります。


座敷へ通されると、あらかじめお願いしてあった水炊きの用意が出来ています。


水月さんでは、水炊きは全てお店の方がやってくれます。
なので、まずは安心してとり皮ポン酢とビールでのどを潤します。


実はですね、この鳥皮ポン酢が最高に美味しいんです。
とり皮を細く切って茹でてあるだけだと思うのですが、皮の脂が甘くてまろやかで、ふんわりとした味わいに。
ポン酢の酸味が強過ぎないのもいいのでしょう、これだけで相当に楽しめます(^^)

ちなみに最初に出てくるのは、とり皮ポン酢の他に、ごま豆腐ときびなごの南蛮漬けでした。


そうこうしているうちに、お店の仲居さんが鶏だしスープをつくってくれます。


スープは鶏のダシに塩と青ネギを加えただけのシンプルなもの。
でもですねぇ、これがまた絶妙にあっさりしていて非常に美味しい。
仲居さんの説明によれば、本当に鶏以外のダシは一切入っていないそうですが、それでこうなるんですから(^^)

ちなみに、スープは下ごしらえとして鶏を煮込んだこのタイミング、あとで紹介する鶏のミンチを煮込んだあと、そして野菜やキノコのダシが出たあとの合計三回頂くことになるのですが、どのスープも味わいに個性があるのでとても楽しいです。
個人的にはミンチのあとのスープが好きかなぁ。
鶏のダシが濃くなる分、スープ全体に丸みが出て、塩味がすごく柔らかくなる、不思議ですねぇ。

で、本命の水炊きを頂く前に、お店からのサービスで唐揚げです。


この唐揚げはですね、むちゃむちゃ美味しいです。
鶏肉のジューシーさ、柔らかさはもちろんですが、竜田揚げ風の味付け、衣の厚さ、その全てが絶妙にコーディネートされているんです。 こういうのは、レシピというより長年の積み重ねでできた味なんでしょう、さすがです。
(一瞬、唐揚げ定食が頭をよぎったのは言うまでもありません(^^ゞ)

さてここで、いよいよ水炊きの第一弾が!


第一弾はシンプルに鶏肉とキャベツのみ。
基本はポン酢とお好みで柚子胡椒、この組み合わせで頂くことになります。

それで、キャベツです。
このキャベツが甘くてとても美味しいのですが、水月さんでは白菜ではなくキャベツを使うのだそうです。 理由は言われてみればなるほどで、白菜だと水分が出過ぎて味のバランスが崩れる、要するに、水っぽくなってしまうのだそうです。
ただし、創業当初はキャベツ自体が無かったとのことで…
どんなに歴史を大事にするお店でも、時代に合わせて変えるべきところは変える、それも大事なんですね!

水炊きお代わりはこちら、豆腐、ねぎなどの野菜と鶏肉。


そして、更なるお代わりのタイミングで登場するのが鶏のミンチです。


味のポイントは、やはりポン酢と柚子胡椒。 文句のつけようがありませんでした。


この鶏のミンチは、本当に柔らかくて絶品級です。
ふんわりと柔らかい鶏のお団子は、かなり時間をかけて煮ているのに全然固くならないんです。
キチンと練ってあるので崩れることもないし、余計なモノが入っていないので鶏の旨みがとにかくストレート。 こう言っては何ですが、このミンチを食べるだけでも水炊き屋さんに来た甲斐がある、そんな気がしました。
それから、先ほども書きましたが、ミンチを食べた後につくってくれる鶏スープ、これが最高に美味しい(^^)

仲居さんが、「もう少し食べますか?」的にどんどんススメテくれるのですが…


あっさり鶏ダシとポン酢なので、いくらでも食べられてしまいます(^^ゞ


綺麗に水炊きを平らげたところで登場するのがコチラ…


そうです、白いご飯です!


玉子と青ネギを火を止めてから投入し、鶏雑炊の完成です\(^O^)/


もうかなりお腹は一杯になっているはずですが、「雑炊は別腹」、そういう事になりますね(^^ゞ


雑炊は三杯も食べてしまいましたが、最後の一杯には、大事にとっておいた皮ポン酢をトッピング(^^)


ざっと水月さんの水炊きを紹介してきましたが、これが一番シンプルなコースで一人5300円。
これは正直言って、もの凄くお得だと思います。
ボリュームもバッチリで、『これ以上食べたら、もう今夜は遊べません…』ぐらいお腹が一杯になります。

水炊き元祖だけあって、本当に水と鶏のダシだけで食べる鍋。(だから“水炊き”なんですよね)
この、奇を衒わない美味しさは、基本中の基本として味わっておく方が良い気がします。
そして、その上で様々な水炊きバリエーションを楽しむ、そんな事が出来たら最高に楽しいだろうなぁ(^^)


博多水たき元祖 水月
福岡県福岡市中央区平尾3-16-14
050-5590-6641(予約専用)
092-531-0031(問合せ専用)

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Comments (4)
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