「まっちゃん」日記~「市民が主役の鹿沼」をめざして

「市民が主役の鹿沼をつくる」ことを目指して、私の所見や活動近況等をお知らせさせていただきます。

農林環境委員会報告

2023-06-23 08:53:24 | Weblog
去る6月16日(金)のこと。
県議会農林環境委員会の議案審査並びに執行部からの報告がありました。既に、農政部の概要は報告しましたが、今回は環境森林部の報告をいたします。地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく、「促進区域」の設定に関する県基準案の説明がありました。太陽光・バイオマス、風力、水力、地熱等の発電施設に関し、既存の指導指針等も準用し、促進区域に含めてはいけない区域や慎重な検討を要する区域等を定めます。この基準案は、今後パブリックコメント等を経て、環境審議会の後、策定公表されるとのことでした。野生鳥獣の捕獲状況と農林業被害の状況も報告されました。捕獲数では、シカは目標捕獲数8000頭に対し、13,126頭、イノシシは目標13,000頭に対し、5801頭でした。獣類による林業被害面積は65haでした。シカ・クマによる壮齢木の剥皮被害をはじめ、植栽地における幼齢木のシカによる食害が顕著でした。鳥獣による農作物被害金額は、1億9900万円であり、昨年比112%と増加傾向でした。稲の被害がもっとも多く、次いで野菜、いも類の順となっています。引き続きこうした被害対策の強化が求められます。最後に新規林業就業者の状況ですが、令和4年度の集計結果では、67人となり、対前年度比10人増、118%、うち新卒者は14人でした。平均年齢は35歳であり、就業前の状況は、製造業や建設業、サービス業等多様な職種からの就業が特徴でした。しかしながら、依然離職率も高く、40%近くの人が離職してしまう現実も内在しています。林業の社会的価値を高め、就業者の福利厚生の改善が急務です。若い世代も安心して就業出来、食べていける林業にするためにも、益々調査を重ね提言していきたいと思います。
#栃木県議会
#農林環境委員会
#栃木県環境森林部の施策報告
#松井正一
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