驚きです。LRT(JR宇都宮駅東側15キロ区間)の事業費が約190億円増え、1.4倍の約650億円になることがわかりました。野高谷立体区間の軟弱地盤の強化工事に約100億円、停留所等のバリアフリー、電気・ガス・水道関係等の地下埋設物等の補償等にも多額の費用がかかるとの報道です。新聞各社も一斉に報じ、テレビも度々放映しました。ツイッターも意見は色々ですが、数多くの方々がツイートしています。コロナの影響で工事、資材調達等の遅れも影響しているとのことですが、そもそもこれだけの要因が判明するには、相当前から状況がわかったはずです。458億円の整備費の公表以降、市議会や市民への説明が今までなかったことも不思議です。工事着手から3年が経過していますので、現場における懸案事項はわかったはずです。工事費の増加可能性があった段階で、まず説明すべきではなかったでしょうか。今回の事態は、工事施行認可時点と大幅な内容変更となります。当然、資金計画もこれまでの458億円から650億円ですので、国費、その他の補助金等に変更が生じます。県も県民税負担を含む83億円を補助していますので、今回の事態については、宇都宮市、芳賀町から事情について説明を受け、事業の検証等をしっかりと対応しなければなりません。そもそも昨年11月には宇都宮市長選挙があり、LRT事業が再度争点となりました。結果は、推進の立場である現職が当選しましたが、その時点でこうした事態はわからなかったのでしょうか。これほどまでに大規模な事業費増大、更にはスケジュールの延伸ですので、相当以前から想定できるはずです。今回の案件については、県議会としても重大な案件です。しっかりと調査し、対応していきます。(写真は宇都宮市長選挙の際のものです)
T
T