本日、県議会通常会議、最終本会議。

本日、県議会第３６２回通常会議は、最終本会議を迎えます。２０２０（令和２）年度当初予算案に対しましては、大枠に賛同する傍ら、次世代型路面電車に対する予算に関して一部修正動議を提出し、本会議に臨みます。すべての予算案に反対するのではなく、異議のある項目を修正するといった対応です。ＬＲＴ事業に関しましては、本来であれば、用地取得や工事施工の状態を鑑み、賛同すべきともいわれますが、これほどまで事業が目に見えて進んでいるにもかかわらず、宇都宮市民アンケートに対する約半分が反対しています。その理由は色々と考えられますが、顕著なのは、「採算性」、つまり、本事業は「採算が取れず赤字になるのでは？」との懸念が払拭されていないといった点です。去る、２月２３日実施のＬＲＴ事業に関する宇都宮市民アンケートでは、５００人の抽出調査とはいえ、そのような結果が如実に表れました。通常、公共事業の場合、事業進捗によって合意形成が図られ、事業賛成者が増えていく傾向にあります。しかしながら、ＬＲＴ事業の場合、事業着手前のアンケート（例えば前回宇都宮市長選挙前）と比較しても数値がほぼ変わらない傾向にあります。事業実施自治体の住民がそのような反応の中、県が総額８３億円の事業補助を行うことが如何なのかと思います。我が会派は、一貫して市民合意を前提に事業実施すべきと主張してきました。本日の本会議において、修正案の詳細は同僚議員より説明がありますが、本県の公共交通への支援のあり方も含めて、問題提起をする予定です。