えくぼ

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新幹線で北海道へ

2016-02-27 10:11:31 | 歌う

              → 新幹線で北海道へ →

 東京から函館まで新幹線で4時間で行けるとは、何ともありがたい。国内の旅は飛行機には乗りたくない私は3月26日が待ち遠しい。運行初日の指定席の販売が始まり、1番列車の切符は1分足らずで売り切れたそうだ。五稜郭の桜を見ようとしたらツアーを利用すると18万円はかかる。春は見送り夏のラベンダーも高くて混んで疲れるだけだろう。それなら「秋の北海道こそよけれ」 でも、なぜそれほど北海道へ行きたいのか。日本なのに日本ではないような異国ムードが魅力なのか。次の5首は4年前の秋の私の歌である。

               くれないの傘      松井多絵子  

        白熊の白が目に染む紅葉の旭川獣園めぐりいしとき

        いちまいの硬質ガラスは白熊をやさしく見せて我を寄らしむ

        白いコートの少女のわれに会いたくて白熊のそばを離れられない

        大いなるくれないの傘、紅葉の木下に立ちてわれは消される

        このあたり昔は海とう釧路にて丹頂鶴をさがしておりぬ

    

    あの秋、わたしは丹頂鶴をさがしながら誰をさがしていたのだろうか。

                         2月27日  松井多絵子