→ 新幹線で北海道へ →
東京から函館まで新幹線で4時間で行けるとは、何ともありがたい。国内の旅は飛行機には乗りたくない私は3月26日が待ち遠しい。運行初日の指定席の販売が始まり、1番列車の切符は1分足らずで売り切れたそうだ。五稜郭の桜を見ようとしたらツアーを利用すると18万円はかかる。春は見送り夏のラベンダーも高くて混んで疲れるだけだろう。それなら「秋の北海道こそよけれ」 でも、なぜそれほど北海道へ行きたいのか。日本なのに日本ではないような異国ムードが魅力なのか。次の5首は4年前の秋の私の歌である。
くれないの傘 松井多絵子
白熊の白が目に染む紅葉の旭川獣園めぐりいしとき
いちまいの硬質ガラスは白熊をやさしく見せて我を寄らしむ
白いコートの少女のわれに会いたくて白熊のそばを離れられない
大いなるくれないの傘、紅葉の木下に立ちてわれは消される
このあたり昔は海とう釧路にて丹頂鶴をさがしておりぬ
あの秋、わたしは丹頂鶴をさがしながら誰をさがしていたのだろうか。
2月27日 松井多絵子
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