えくぼ

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2月のミステリーツアー

2016-02-06 09:36:52 | 歌う

            ・・・ 2月のミステリーツアー ・・・

♦ 縦に歩く蟹もあるらしさもあらば横へ横へと歩くぞ我は  松井多絵子

 送られてきた「旅の友」の 日帰りバス旅行・カ二カ二ミステリーツアーが目につく。◉本ズワイガニの網焼き・カニ飯・天ぷらカニ、カニ鍋。観光は酒造見学、パワースポット散策、そしてお土産は、タイ1尾、イカ1杯、わかめ、そば、いちご(3粒) 代金は平日6990円土日祭日は8990円。

 2月3日、朝8時半に40名を乗せたバスは渋谷を出発。何処へゆくのか分からない。

♦ 雪色のタイルの高層ビル覆う東京の空、2月の朝の

 添乗員さんは若い男性。「今、中央道を走ってます。千葉かもしれませんね」などと、「関越道に入りましたから「さいたま」か「栃木」か「群馬」でしょうね」とにゃにゃしている。

♦ 晴天の中空を傷つけている電線、クレーン、鉄塔、裸木

 「まず最初に行くのはパワースポット、どこでしょうねえ、袋田の滝?」と添乗員さん。

♦ 行く先はバスに任せるミステリーツアー行く手に氷山めく山

 やはり水沢観音だった。節分の豆まき、観音堂前のステージで農婦の衣装の数人が踊る、唄う。7年も前ここに来たときは深緑のころ、今、辺りは雪 水沢観音はコツコツ頑張る女性を応援する観音様だそうだ。私は「よろしくお願いします」と参拝する。1時間後に昼食のカニ料理、原田農園で。蟹はその肉を取り出すのに手間がかかる。みな無口になる。私はカニの天ぷらをいくつも食べたら満腹。食べ終わったら皆オシャベリ、私はミステリは初めてだが常連が多い。昼食後は酒造へ向かった。

 酒造へ向かうバスの車窓は雪の野、家の屋根にも雪が積もっている。群馬県の冬の寒さが酒造を盛んにしたのか。酒造誉国光を見学し試飲する。甘酒がおいしく体が温まった。

♦ 日は沈み対向車するどく光る目の狂える獣となりて迫りく来

 渋谷に着いたのは午後6時半、10時間の旅だった。重いがタダのお土産とともに帰宅。

                            2月6日   松井多絵子 

  ㊟ ミステリーツアーは天候や道路事情などで予定を変更するそうです。