まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

2004年よ!さよヲナラ♪

2004年12月31日 16時28分07秒 | ぶつぶつ
今年は正月明け早々からの退職日までの有給休暇消化期間を経て、待ちに待った退職日直後のフランス旅行、そして帰国後のすぐの新規就職先決定、初出社までの空いた時間に当サイトを立ち上げ、入社してわずか7ヶ月後に転勤とメマグルシク環境の変わる一年であったように思います。

更に公私共にいろいろな人との出会いの多い年でもありました。まるで月毎に色彩が変わっていく虹のような日々であったように思います。そんな一つのターニング・イヤーを終えて、来る来年はどんな年になっていくのか我ながら不安でもアリ、また楽しみでもアリます。

今年一年、いろいろな情報を提供して下さった皆さん、ありがとうゴザイマシタ。そしてまた、来年も様々な分野での情報交換をしていきたいと思っております。


振り込み詐欺に想う

2004年12月30日 20時39分58秒 | ぶつぶつ
インド洋沖地震や某市役所のカラ残業疑惑の記事に紛れて、未だにほぼ連日報道される振り込み詐欺のニュース。朝刊の記事に額面3000円以下のニセ請求書の発送先に電話を掛けたことで、芋蔓式に約3000万円を騙し取られた30代の主婦のことが取り上げられていた。決して許すことの出来ない犯罪であるということを抜きにすれば、限りなく少ない資本を元に多大な粗利を得ることのできる行為であることは間違いがないのであり、コレがもし仮に過去に起こったオレオレ詐欺のほとんどが(そんなことは有り得ないが)同一グループによる犯行であれば、これは一所に莫大な金額が流れ込んでいることになる。その成長率と言ったらおそらく、最近話題のIT企業の比ではないのだから。もし、株式上場などするときは「株式会社オレオレ」とかいう名前になるのかななんて、おバカなことを考えてみたり・・・。

ときに、何故こういう事件が跡を絶たないのかと考えてみると、昔と比べて多くの国民が金銭的に豊かになっていることもあるだろうが、それだけではなく「金でなんでも解決できる世の中である」と知らず知らずのうちに錯覚しているのではないだろうかと思ってしまう。例えば『「過失であっても人に不利益を与えた(ことになっている)親類」の犯罪を金で帳消しにしてやる』という問いかけに『それで、なかったことにしてもらえるのなら・・・』という気持ちで金を払っているようにしか思えないような記事を何度か読んだことがある。

医療ミスを扱った某トレンディドラマや実在の代議士による不正な金の流れを扱ったニュースを見ながら「世の中金で解決しようなんて甘い」と思いつつも、心のどこかで「バレなければ金で解決することも出来るんだぁ」みたいな幻想を知らず知らずのうちに刷り込まれてしまっているようにも思える。

私も私の家族も同様の状況に出くわしたときに「これは、振り込み詐欺だ」と見抜けるほどの頑なな意思を持ち合わせているかどうかは怪しいところだが、この問題は年が変わったからと言って決して無くなるものでもなく、むしろ正月気分に浮かれる我々に対して容赦なく先制攻撃を仕掛けてくるような気がしてならない。

   ~気をつけよう 振込口座と 甘い罠~


2004年のわたしのいろいろなベスト

2004年12月27日 23時46分24秒 | おすすめ
思いつく限り書いてみた。あと4日ほど残っているが下に書いた以上に魂の揺さぶられるものがあればまた追加する予定。皆さんのいろいろなベストも教えて頂けると嬉しいっす。

<2004年のベスト芝居>
【イケニエの人】
まあ、他にナニ見たのと問われれば「走れメルス」しか見てないわけだけれども、やっぱり松尾スズキワールドは素敵だなと思う。

<2004年のベスト音楽>
【Ptite Marie(フランシス・キャブレル)】
30年くらい前のフレンチポップスで「愛する妻」への思いの丈を語った詞だと言われている。フランス語の甘美な響きに酔いしれることの出来るささやかなひと時。CDは国内では市販されておらずネット通販で海外より取り寄せとなる。

<2004年のベスト映画>
【キャシャーン】
アニメ版とはかけ離れた世界観ではあったが、スクリーンに描き出される色合いや質感に心地よい非現実感を覚えた。特にラストに流される宇多田ヒカルのあの歌が全てを見終わった後の胸にグッと突き刺さるのが、またキムチいい。

<2004年のベストTV番組>
【冬のソナタ】
誰が何と言おうとコレ(笑)結局は再放送すら見逃し、ビデオ屋に足繁く通い二週間くらいで一気に見た記憶がある。当時は各巻につき15セットずつ置いているにも関わらず、常に全て貸し出し状態だったので、まとめ借りするのに非情に骨を折ったのが今でも記憶に新しい。

<2004年のベスト本>
【ダビンチコード(著ダン・ブラウン)】
知的好奇心を思いっきり揺さぶられる小説である。簡単なあらすじは「ルーブル美術館の館長が殺害され、濡れ衣を掛けられた主人公が逃亡劇と真犯人探しをしていく」というもの。ストーリー進行の過程で、《最後の晩餐》や《モナ・リザ》などのダビンチの諸作品を通じて、『フリーメイソン』『テンプル騎士団』『シオン修道会』『死海文書』について、キリスト教の歴史の中に封印されてきた闇や、実在の秘密結社の謎が解き明かされていく。とにかく、宗教・絵画・言語などに関するウンチクが凄まじい。2006年5月19日にロン・ハワード監督・トム・ハンクス主演で映画化が決定しているらしい。

<2004年のベスト雑誌>
【日経アーキテクチュア】
強いて言えばコレ。理由は、今年から定期購読を始めたから。ブルータスカーサもいい加減飽きてきたので、最近は雑誌という雑誌はあまり読まなくなった・・・。

<2004年のベストランチ>
【オムライス】
新しい勤務先がバリバリのオフィス街で、なぜかオムライス屋が密集している。昔「ランチの女王」というドラマを見て以来ずっと恋焦がれていたオムライスを、少なくとも週一回のペースで食べられるようになり感激である。ちなみに私はケチャップ派。でもデミグラスソースも捨て難い・・・。

<2004年の個人的なベストなできごと>
【フランス旅行】
「1人で海外なんて・・・」って思ってたけど、やってみると意外に簡単だったので驚いた。結局最後はこの話題に行き着いてしまう(^^;)


聖夜に聴く

2004年12月24日 22時10分01秒 | 音楽
ちょいと、皆さん!
聖夜に放映されるスペシャル番組は消して、この静かな夜にクラシック音楽でも聴いてみてはいかがでしょうか?といっても、もう遅いかもしれませんが(^^;)・・・というわけで、「ましゅ的!来年の聖夜に静かに過ごすためのオススメクラシック音楽」を紹介します。

【ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲「ゴールドベルグ・バリエーション」】
初めに4分ほどのアリアが奏され、その後30もの変奏曲が1~3分くらいずつ奏される。最後にまたアリアが奏されて終わりというトータル80分ほどの変奏曲(バリエーション)である。或る不眠症の男に依頼されて作ったという説があるほど眠たくなるような曲だけど、それだけに心の落ち着く楽曲である。セワシナイ師走の一日をこんな曲で過ごしてみてもいいのではないでしょうか?もちろん片手にはオンザロックのウイスキーをカランコロンさせながら・・・。
チェンバロという鍵盤楽器のために作られた曲だが、私のお薦めは弦楽合奏版。現在はピアノ版もたくさん出ていて定番を求めるなら、まずはグレン・グールドというピアニストが弾いたものがいいのではないでしょうか。

【ジャン・シベリウス作曲「エン・サガ」】
サンタクロースがやってくると勝手に思われているフィンランドの作曲家による曲。曲名を日本語に訳すと「ある伝説」となる。前半に提示される一つの主題が手を替え品を替えて劇的に変化していく曲。どことなく深々と雪の降る痩せた大地の地平線が見えてくるようである。たぶん、サンタクロースはこんな人里離れた自然の中からやってくるのでしょうね。
ちなみに現代におけるサンタクロースの赤と白のユニフォームは、コカコーラ社が宣伝のために民衆に植え付けたイメージというのが定説になっているらしい。

あまり書き過ぎても何なので、とりあえずこの辺でやめときます。


シンフォニーホールの危機

2004年12月22日 23時41分02秒 | 音楽
大阪にあるシンフォニーホールの命名権が売りに出されているという記事を読んだ。カラヤンも絶賛した、あの「残響2秒」という素晴らしい音響環境を維持するための莫大な維持費とクラシック音楽界全体の不況による減収で何年も赤字が続いているらしい。

一応、ホールの名前に「シンフォニー」という言葉が残ることを売却の条件にしているらしいが、名称の中に企業名が入ることは必至と思われる。てなわけでこんな名称考えてみた・・・。

【ライブドア・シンフォニー・ホール】
大阪を盛り上げる意味もあるが、体育会系参入を果たせなかった堀江社長が次の野望として文化系参入を目論むことも有り得ない話ではない。だが、根本的に「TシャツにGパンスタイル」の堀江氏がクラシック音楽を愛するとは思えないので、まずないだろうと思われる。

【シンフォニー・タイガーズ・ホール】
同ホールの最寄り駅である福島駅界隈と一体的な地域発展を視野に入れ命名権を買収する可能性も無いでは無い。福島にあるホテル阪神などとタイアップして阪神文化村圏を形成することも考えられるが、既にハービスエントが竣工した今、阪神電鉄グループとして「フクシマ」という街のポジションは一体どれほどの価値を有するのかは正直なところ疑わしいところである。

【サントリー・S・ホール】
ましゅ的には本命なのだが【サントリー・シンフォニー・ホール】とすると語幹が妙に伸び切ってしまって格好が悪いので、通称【サントリー・エス・ホール】としてみた。日本国内で1、2を争う本格クラシック専用音楽ホールとして「東のサントリーホール」「西のシンフォニーホール」と仲良く称されることもあるので、欧米諸国に対する文化貢献へのアピールとして企業的には絶大な効果を挙げることが出来るのかと思われる。
またクラシック音楽ファンとしても、著名な海外の演奏家が少しでも大阪で演奏してもらえるような環境作りになるのかなあと期待してみたり・・・。

ルミナリエ!!

2004年12月21日 22時44分14秒 | ぶつぶつ
ルミナリエ開催中は6時台の
大阪発姫路方面行きの快速・
新快速電車に乗ると、けっこ
うな混雑に巻き込まれる。

平日の仕事帰りの会社員の波
の中にポツポツと家族連れや
カップルが混じっているのだ。

いつもはシーンとした車内も
この期間中だけは賑やかにな
るのである。

更に、あまり遅い時間の列車
に乗り合わせるとルミナリエ
帰宅用の混雑を考慮して大阪
発の時点ですでに補助シート
が使えなくなる。

あと一週間の辛抱だけれども。
これって、やっかみかなぁ~。

ぺこロン

2004年12月19日 17時39分51秒 | フランス
今月のマイブームはフランスの伝統的なガトー、マカロンである。どりあんさんのサイトで頂いた情報によると、かの不二家でもマカロンを販売しているということなので早速、梅田まで買いに走る。

http://www.fujiya-peko.co.jp/brand/gift/018.html

商品名はななんと「マカロン・パリジェンヌ」。アンリ・シャルパンティエ、ジャン・ポール・エヴァンに引き続き3つ目の挑戦である。今回は、美味しさを求めてという意図は無く、どちらかというと不二家というブランドにおけるチープさが、マカロンというフランス菓子にどういう風に現れているかということを体感し、かつネタとして皆さんにご紹介するつもりでいたのである。

だがしかし、どうだろう!これが意外にも美味しいのだ。エヴァンのしっとりとした質感は全く無く、表面も中身もけっこうパサパサしていて隙間だらけだし、アンリのように気品を感じさせるようなフレーバーも味覚・嗅覚から感じることはできなかった。例のごとく大量生産されたお菓子であった。

6つセットで720円だから一連の不二家商品から見ると若干割高に思えるかもしれないが、日本で販売されているマカロンの中では平均よりも安価な部類に入るのではないかと思う。その商品のもつ、「大衆的な」感じが「いい加減なラテン気質」を彷彿とさせていた。

ある人からこんな話を聞いたことがある。
『フランス人は食べ物を口に含んだときの唾液の分泌量が日本人と比べ多いので、カタイ生地のフランスパンはフランス人のカラダに適合した食べ物なのである』

これが本当ならば、きっとマカロンの生地もパサパサしているはずである。とすると、適当な隙間とパサパサ感が詰まった不二家のぺこロン・・・いや、パリジェンヌがいちばん本場の舌触りに近いのではないかと思う。

ちなみに、ぺこロンという食べ物は存在しない。なぜなら私が勝手に名づけた名前だから・・・。

総合調髪屋さん

2004年12月18日 23時56分49秒 | おすすめ
何年前からなのか、ハッキリとは覚えていないが私は三週間~1ヶ月に一回の散髪を梅田のとあるお店でカットをしてもらっている。小学生時代の地元の友人とばったり道で会い、その中の他愛も無い会話の中で、この散髪屋の話題が出てきたのも懐かしい話である。

過去いろいろな散髪屋を冒険した末にここに落ち着いたわけだが、当時は「安ければいい!」みたいな感覚で質の良くないお店ばかりを渡り歩いていたけれども、ここなら倍額以上払っても行きたいと思わせる何かがあったのだろう。少しオーバーな表現でもあるが、私は何故か年上の人間にカットしてもらうよりも、年下の人に顔や頭を触られる方が安心するのである。

まあ、そんなこんなで、私のカットを担当していた人が「武者修行」ということで今月いっぱいで、しばらく店を離れることになったのである。月に一回程度の訪問だけれども、ちゃんと顔・名前を覚えていてくれる店側の姿勢や担当者の対応もあってか、実は毎月のカットが楽しみだった時期もあって、これが最後だと思うとなんだか心寂しかったりもするものである。

大林宣彦監督の新・尾道三部作の2作目である「あした」の冒頭に町のヤクザの親分(植木等)が散髪屋で店主と会話するシーンを今日久々に思い出しちょっぴり感慨にふけってみたり・・・親分曰く、見ず知らずの人に刃物を握らせ人間の急所である「首・顔・頭」を触らせるのであるから、それなりの覚悟と信頼がなければ、そんなことはさせられないという話。

近年、流れ作業的に各行程が淡々と薦められるお店が多い中で、客の趣味・趣向に合わせたフレンドリーな対応で束の間のオアシスを演出してくれるそんなお店に、束の間の幸せを感じでみたり・・・。


羽田第2旅客ターミナル(2)

2004年12月15日 23時26分38秒 | 建築
新ターミナルになったことによる利用者へのもう一つのデメリット、それは搭乗手続き、身体検査を済ませた後の待合フロアにあった。「高級感」と「清潔さ」醸し出すために土産物屋・飲食スペースはほぼ一箇所に纏められしかもフードコーナーの単価は飛び上がるほど高い!コンビニおにぎりの一回り小さいのが一個200円もする。大して美味くも無いかけそばは一杯480円でトッピングの揚げ物が一個100円からの選択になる。つまり握りこぶしより小さなおむすび一個とかき揚げを載せたうどんで700円にもなるのである。

確か第二ターミナルが出来る前は待合スペース内にある小汚い立ち食い蕎麦屋ではコンビニ風おにぎりを一個100円程度で販売し、掛けそばも今回の半値程度だったように記憶している。隣の席のビジネスマンも私と同じ不満を思ったのか、「バカにしている!」と憤っていた。

昔は搭乗するギリギリのときに、何箇所かに分散して存在した安い立ち飲み屋風の店において、駅そば感覚で食べることができたので、夕方搭乗の利用者のうちビジネスマンなどの乗り慣れた人々は皆利用していた。もしかすると、こういう些細な理由から羽田空港を利用するANAユーザーが第一ターミナルを継続して使用するJALに流れていくのではないかと思ったりもする。