まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

2009年★今年のマイベスト

2009年12月31日 15時45分37秒 | ぶつぶつ

【今年のマイベスト書籍】・・・『鉄鼠の檻』『絡新婦の理』

甲乙つけがたい感じなので、BESTSということで両者を挙げてみた。知る人ぞ知る京極夏彦氏の人気シリーズである。ブログでは記事にしていないが、物語の構成に圧倒され、また日々の暮らしに忙殺され記事には至らなかった。しかしながら、ここに描かれている独特の世界観は今でも私の心を揺さぶり続けているのである。今年ブログの記事に挙げた『プリズントリック』はベストと言うには足らず、購入したもののこれまた日々の忘却の彼方へ追いやられて未読のままである『1Q84』は読んでも、マイベストへの計上は来年へ繰り越しという結果になってしまった。

 

【今年のマイベスト建築】・・・『クレーン』

最近、諸々の目線が建築物から遠ざかってしまっているような気がする。それとは逆に今年もたくさんのクレーンの設営現場に遭遇している。

2009年3月2日:建設クレーンの組立部品に遭遇【梅田】

2009年6月11日:また、建設クレーンの組立部品に遭遇【梅田】

2009年12月23日:変貌都市・梅田【5】~またもや、クレーン吊り揚げ現場に遭遇~

どうやら、3のつく月に遭遇しやすいらしい(ホンマか!?)

 

【今年のマイベスト夕景】・・・ガンダム

何で夕景なのにガンダムなのか?と聞かれそうだが、ガンダムをどう撮ろうかというイマジネーションを膨らましながら臨んだお台場では、やはり「夕景に黒く浮かぶ巨大なシルエットという構図」で撮ってみたかったというわけなのである。それがほぼイメージ通り撮れたのでマイベスト夕景になったのである。逆に夜のガンダムはなかなか難しくて構図を決めて撮るのに結構苦心したような気がする。

 

【今年のマイベストテレビ番組】・・・『臨場

官僚たちの夏と迷ったが、前半の車の開発のくだりで少し散漫な印象があったのが否めないため、内野聖陽氏演じる倉石検視官に一票。詳しい内容はコチラを参照して頂きたいが、なかなかいい出来に仕上がっている。死者の声を聞くドラマとしては、昔『きらきらひかる』という関東監察医務院を舞台に繰り広げられるドラマあったが、これが最近DVD化が決定したばかりなので、いつか見直してみたい衝動に駆られている。

そして、残念なのが『警官の血』である。どう残念なのかと言えば、諸々の事情により視聴することができなかったのである。配役・原作・制作共にベストな組み合わせなので相当良質のドラマだったのだろうと思う。これもいつかDVDなどで見てみたいと願っている。

 

【今年のマイベスト体験】・・・日食

引越し』や『ガンダム』迷ったが、引越しは個人的なことだし、ガンダムは既出なので、日食に決めてみた。なかなか遭遇することのできない自然現象でもある。仕事を休んで見に行った甲斐はあったと思う。

 

【今年のマイベストCD】・・Nouvelles Vagues de Godard a Audiard [Import from France]

今年は、十中八九『オフィチウム』か『ブルックナー 交響曲第9番』のどちらかになるんだろうなあと思っていたら、さる友人から今年、クリスマスカードと一緒に郵便で頂いたCD。年末にいきなり飛び込んできた一枚のCDに心震わせ、心踊らされる。開封したその夜、何度も繰り返して聞いてしまった。曲の詳しい内容はコチラ

 

【今年のマイベスト映画】・・・スタートレック

今年は何気にたくさんの映画を見に行ったと思う。まずは年始に見た『ハッピーフライト』これは自身がエキストラ出演していたという思い入れのある映画でもあり、実際なかなか空港という枠組みの中のかなりコアな部分を描いていてとても楽しめたのだがベストと言うには及ばず、『MW』は今一つ主人公の設定が盛り上がりに欠け、『ターミネーター4』はそこそこ面白かったもののベストと言えるほどの出来ではなかったように思う。

そんな中、『沈まぬ太陽』はかなり言い出来だったと思うけど、主人公の過去の過ちが痛々しく感じ、映画鑑賞後に読み始めようと思っていた原作本になかなか手が出せない状況でいる。『アバター』は先日書いたようにかなり良質の娯楽大作ではあったが、昔からの馴染みも手伝ってか、『スタートレック』に一票を投じたいところである。何というか、個人的には『スタートレック』の不戦勝みたいなところがあって、この映画を見ていなければマイベストは間違いなく『アバター』だったような気がする。恐るべしトレッキーと言ったところだろうか・・・。

 

【今年のマイベスト夙川】・・・さくら夙川幻想交響楽』 

今年、引越しを遂げたことで我が愛する夙川と少しだけ距離が開いてしまった。それは引越しする前から分かっていたことで、そんな自身の夙川に対する想いの集大成としてまとめたのがこの記事たちなんだろうと今になってそう感じる。

さくら夙川幻想交響楽 第一章

さくら夙川幻想交響楽 第ニ章

さくら夙川幻想交響楽 第三章

さくら夙川幻想交響楽 ENCORE

 

【今年のマイベスト写真】・・・華麗なる放●

「いやあ、こんな写真をベストにしちゃっていいんですかね?」「え?いいんじゃねえの、人がどう思おうと、自分のベストだからね~」てな感じで自問自答し、自分会議上全会一致で可決となった次第で御座いまする。

 

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ひぇ~!!映画『アバター』に神田うのが出てる!!

2009年12月30日 23時29分43秒 | おすすめ

 

近年稀に類を見ないような圧倒的なスケール感で、ヤラレタ感の強い映画である。見終えてから5時間ほど時間が経過しているにも関わらず、未だに彼方の世界にいるような錯覚に陥っているのである。そして、目の前には青いボディのアバターとその仲間たちが跳梁跋扈しているのだ。

 

 

何といっても凄まじく美しいグラフィック映像に心奪われる。宙を駆る原住民、空に浮かぶ島々、そして神秘に満ちた深い森と不思議な生物たち、そして、それらを焼き払わんとする邪悪な人間たちの群れ、本作は『風の谷のナウシカ』と『天空の城ラピュタ』の世界観を実写化したものに、押井守氏と『マトリックス』の世界観を掛け合わせたような作品であるように感じた。

そんななか、原住民部族の一人の娘に私の眼は釘づけになった。ヒロインで物語の進行上重要な役回りを演じている。前半部分は原住民の粗野な部分が前面に押し出されたまま描き続けられるのだが、中盤からクライマックスに向けて主人公と心通わしだす辺りから、表情が妙に人間っぽく見えてしまうのである。それが果たして演出なのかどうなのか定かではないが、涙誘われる部分でもあるのだ。そして、そのヒロイン、よく見ると日本のアノ芸能人に似てなくもない。いや、似てる?かも?

 

 

か、神田うの ですか?

 

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電子レンジで生卵をチンしてみる・・・

2009年12月27日 19時48分49秒 | おすすめ

 

まるで、モノクロサイレント映画の「メトロポリス」に出てくるアンドロイド・マリアのような出で立ちだが、なかなかどうしてこの人デキるんです!!

お顔の中の三つの穴にタマゴをのせて、上から蓋をしたまま7~10分お好みの時間だけ電子レンジでチンすると、ななななんと!!

 

 

デデーン!!

デ・メ・キ・ン、ア・ン・ド・ロ・イ・ド~♪

ではなく、ゆでたまご!!

 

詳しい仕組みはご想像にお任せするが、まさに目からウロコの調理器具だと思った。簡単なようで、鍋で湯をわかしたりボイルしている時間を図ったりと意外と手間のかかるゆでたまご。個人的には何となくハードルが高いような気がするのだけど、これを購入してから卵の消費量が革命的に向上したような気がした。

 

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変貌都市・梅田【5】~またもや、クレーン吊り揚げ現場に遭遇~

2009年12月23日 02時23分34秒 | 都市

 

2009年8月 たくさんあった新北ビルのクレーンたちも、

 

 

2009年11月 この時期以降になると、少しずつ姿を消していくのである。

それは、つまりクレーンが頂上まで登りつめた証でもあるのだ。

 

 

2009年12月12日には、いちばん手前のクレーンが姿を消し、

 

 

2009年12月20日、あれからたったの一週間で、

更に右手の銀色の脚のやつの姿も見えなくなってしまった。

 

 

そして今夜12月22日、たまたま忘年会の帰りに差し掛かったヨドバシカメラの西寄り交差点前の現場内空地

そこに置かれていたクレーンの部品。それは私の目の前で、あれよあれよと言うままにビルの上空に

吊り揚げられて行くのであった。

おそらく、親クレーン解体撤去用に新たに据え付けられる子クレーンの一部なのではないかと思われる。

偶然とは言え、なかなかいいものを見たと思う。

 

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変貌都市・梅田【4】~続・大阪駅11番ホーム(12月20日より供用開始)~

2009年12月20日 01時01分14秒 | 都市

 

12/20(日)から大阪駅11番ホームの供用が開始される。

 

 

 

まだ供用開始前なので、新しい設備たちは仮囲いで覆われていて、その先には進めないようになっていたけど、何とかバリケード越しに

 

 

こんなものや、

 

 

こんなものたちを見ることができた。

 

 

このホームは北陸方面へ向かう特急のために使われるので、

 

 

 

今までホームの前端と後ろ端で列車の停車駅を使い分けることはしなくても良くなったけど、これからの工程としては、

 

 

拡幅して使っていた9番10番ホームの仮設の9番線部分を撤去し元の9番線の位置に戻した上で、もうひとつ隣の7番8番ホームのうちの8番線側を、今度は本設としえホームの拡幅工事を行うことになると思われる。

ホーム配置に関しては、コチラの後段を参照して頂きたい。

このとき、前者の仮設撤去工事は特に運行上の問題はないのだけれども、8番線側の拡幅工事の際は、普通列車と優等列車の同一ホーム上での乗り換えが出来なくなりちょっと不便になりそうなのである。

 

 

いちばん乗り換えが大変でないのは、工事期間中は普通列車を7番ホームに、快速・新快速を隣の9番ホームに止まらせ、この駅での緩急接続は行わず隣の新大阪駅で同一ホーム上での緩急接続を行うというものである。駅構造からすれば可能なことだと思われるが結果はいかに?

 

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神戸発、この世のモノとは思えないような美しい雲を見た!!

2009年12月17日 23時25分14秒 | 自然

 

職場に向かう道すがら、空を仰ぎ見ながら歩くことは、私の日課になっている。

そして、それはささやかな楽しみとなっている。

しかしながら、いつも絶景を求めているわけでもなくなんとなしに

仰ぎ見ているものなのであるが、

今朝、この世のモノとは思えないような美しい雲を見たのであった。

 

 

一枚目の写真では、全くわからないのであるが、

横長の帯状の雲の上方が薄く繊細に何と!虹色に光っているのである。

それは、まるで車のフロントガラスに付着した油が、

アスファルト路面に滴り落ちた油が、

雨でのばされテカテカと玉虫色に輝いているかのようでもあった。

 

 

『おぉぉ!!何と美しいことだろうかぁ!!!』

 

私の目は宙に貼り付けられたまま、雑踏の中で一人佇み空を仰ぎ見る。

目的地へと急ぐビジネスウエアの人々は、一人たりとも空を仰ぎ見ることはしない。

私は、その場で声を大にして叫んでみたかった。

 

『皆さ~ん、

 今朝の空の雲は、この世のモノとは思えないほど美しいですよ~ぉ!!』

 

 

今日は、いいことありそうだなあ・・・

何となくそんな気分で仕事をし始めたら、

しばらくして仕事の仲間たちが建築の国家試験に合格した

という知らせが入った。今日は、私と私の仲間たちへの

祝福の空だったのかもしれない。

 

 

携帯カメラでは、全然伝わらないけど、

ホンマにマジでこれの百万倍くらい美しかった。

なんせ、上の写真の白いところが玉虫色にキラキラキラキラ

していたのだから・・・

 

嗚呼!携帯カメラサイズの一眼レフカメラがあったらいいのにぃ!!

 

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幻想ルミナリエ

2009年12月05日 20時10分02秒 | 写真

 

一度、

雨上がりの日にルミナリエを訪れたいと思っていた。

 

 

ルミナリエは夜景よりも、昼景の方が美しいと思う。

 

 

そして、

  

 

実像ルミナリエよりも、虚像ルミナリエの方が更に素敵だと思う。

 

 

何よりも、

たっぷりと水分を含んだシルエットが、

 

 

他のどのルミナリエの景色と比べても、

譲れないくらい美しいと私は感じるのだ。

 

だからというわけではないけれども、

 

 

試しに同化してみた。

これは自分でもどうかと思う。

 

 

私が、こうやって

水たまりに映えるルミナリエを撮って遊んでいる傍らで

 

 

職員の方々が

ショベルや布などを駆使して水たまりを除去している。

 

 

そして今夜も、光の抱擁が始まっているのである。

 

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