いったい何年の月日を費やしたのだろうか、2013年4月26日(金)にグランフロント大阪がついに街開かれた。
今まで、人が立ち入ることの出来なかった貨物駅の一部が人の賑わう街の一部となったことはすごく感慨深いことである。
開業時の混乱を避けるために模型の前は周囲ぐるりと柵がしてあって模型の前で立ち止まろうとすると警備員さんに注意をされてしまう。なので模型のディティールを細かく観察することは残念ながら出来なかった。
まずは、うめきた広場に立ってみる。植栽たちがビル群と地面との緩衝帯の役割をしていて視線的に心地良い。
けっこう緑が多いなあと思う。もっとあっても良いなと思うけど、これは2期開発にも期待したいところ。
うめきた広場の西端にある別館。少しばかりツンツンした感じが、街の感じにそぐわない気もしないでもないが、これから馴染んでいくのかもね。
うめきた広場の北西側には平盤の池に水が湛えてあって、
巨大な滝がサンクンガーデンのようにうめきた広場の真下にある飲食店舗の際まで流れ落ちる仕掛けになっている。
なかなか安藤忠雄的な仕掛けである。個人的にはこういう類の水の仕掛けは凄く好きだなあと思う。大阪は水を使った装置の使い方が上手いと思う。思い返すだけで梅田の至る所に水の仕掛けがたくさんある。
滝の傍のオープンデッキではモデルさんが撮影をしていた。飲食店エリアはうめきた広場の直下と南棟と北棟の低層部分の上の方に固まっていてあとは随所にカフェテラス的なものが散在している。
関西初出店的な店舗が何店があるらしく、激しく長い列を作っている店もあるみたいだが、逆に人知れず長い廊下の果てに行き止まりとなっているエリアがある。天井から吊り下げられている案内表示を見ると「駐輪場」とか書かれているけど、この先のJR梅田貨物駅跡地付近の地下部分にできるであろうJR大阪地下駅への連絡通路を兼ねるのではないかと勝手に思っているところである。真相はいかに!!
大阪ステーションシティ・ノースゲートから「うめきた広場」へ続く大階段は、その蹴上げの部分が半透明のガラスになっていて陽光が階段の下まで透過するしくみになっている。その階段の真下にはエスカレーターがあって、雨に塗れずに地下の食品エリアに進むことができる。ちょっとここの動線は慣れない人には難しいかもね。ちなみに地下通路でも繋がっているので、阪急や阪神、JR等の主要駅から傘をささずにグランフロント大阪に至ることも可能になっている。
ここの階段の光と影の感じが好き。
ヨドバシカメラの建物がペデストリアンデッキの向こう側に見える。ヨドバシカメラは完成当初は街の端っこに建っているような感じだったが、これでやっと街の中ほどに建っているような格好になった。
いざ、南棟に向かってみる!!
渡り終えて入口扉の前で後ろを振り返ってみた。
建物の中は、人・人・人でいっぱいだった。何てったってオープン2日目だからね。ちなみにオープン最初の3日間で100万人以上の入館者があったとか。
夕方になると、来場者の数がぐっと減り、逆に帰る人たちの流れが多くなってくる。
空中デッキは何だか居心地が良さそうな感じになっている。
大人の事情(?)でペデストリアンデッキの屋根に切れ目が入っている。(雨は洩らない構造にんっているのでご安心あれ)
吹き抜けが高層化していてちょっと怖かった。こんだけ高いのにガラスで覆ってないし、手摺も多めに高くとかしていないけど大丈夫なんかな。
うめきた広場は建築家・安藤忠雄氏によるプロデュースだとか。
うめきた広場の背後に広がるJRの貨物駅跡地が梅田界隈に残された最後の開発地となる。どういう風に料理されていくのか楽しみである。
2期揮発区域が完成した折には「うめぐるバス」のルートもまた変更とかされるのだろうなあと思ってみたり。。。
つづく
グランフロント大阪 開業2日目の街へ行ってきた《02》 ~ダイジェスト(後編)~