まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

イタリア紀行☆2013☆【57】~ローマ《16》~

2013年07月31日 21時45分30秒 | イタリア



テルミニ駅は当時の法王ピウム8世の発案で1870年に建造され、その後ムッソリーニの命により1938年に新しい駅が建設され現在の姿があるというのだとk。





装飾という装飾が一切取り払われたシンプルなデザインである。







ヨーロッパの頭端式の駅で線路の上部に大屋根が載っていないホームを観たのはフィレンツェS.M.N駅についで2つ目である。しかし、このカオ厳ついね。





テルミニ駅の周辺は大変治安が良くないとのこと。そういう目で周囲を見ると歩いている人がみんな人相が悪いようにも見えてくる。テルミニ駅はコンコースとホームの様子を軽く見て、北端にあるコナッド(コナード)というスーパ-マーケットでお土産用んパスタを調達し、空が暗く前にテルミニ駅を後にした我々はレプッブリカ広場の近くにある夕飯処を目指して歩き始めたのであった。いよいよイタリアでの最後の晩餐のときがやってきた。。。

つづく

イタリア紀行☆2013☆【56】~ローマのトラム《3》~

2013年07月30日 23時44分11秒 | イタリア



テルミニ駅を最終目的地にした私の思惑は、そう!トラムである。





しかもテルミニ駅に至るトラムの路線はガイドブックごとにその経路が異なり、さらにグーグルマップのストリートビューにおいても、一歩手前と一歩奥とではまるで見える景色が違っていて、それをまとめたのが下の図。





図中の「○」がストリートビューの中で駅と認識できる場所で、「×」のところには駅らしきものが見当たらなかった。青ラインの範囲で軌道が視認できる状況で、更に、赤いラインは軌道の姿画面に存在せず、一体どこ走っとんねん状態であった。実際は「○」とその一本南側の筋に軌道はなく、テルミニ駅は「×」のところに存在していた。したがって赤いラインは実際も無いものと思われる。きっと、軌道経路の付け替え中の前後でストリートビュー車両が時間差でもって走ったのやろうね。







わりと古風なイデタチをした車両。旅行に行く前は、どこの路線もこのような古風な車両が走っているものだと思っていたのである。





その古風な車両の後ろ姿はこうなる。つまりミラノの一部のトラムと一緒でこの路線は、終点付近で一筆書きで走るループ構造の駅になっているということである。前の車両も後ろの車両も車体番号は同じ番号。ということはこのトラムは2両で1つの車体番号が付せられているということになる。





左側の車両はナポレオン3世通りからフェルミニ通りの手前で左側に折れてテルミニ駅に向かう。右側の車両はテルミニ駅からぐるっと回ってきてフェルミニ通りから、まっすぐナポレオン3世通りを東進する。





左に曲がる軌道は、ラケットの柄の付け根のところで、ラケットの円周と付け根との狭間にできる二等辺三角形の底辺にあたる部分。この軌道を左に折れると何周でもテルミニ駅のループラインをぐるぐる回り続けることになる。





中央の道がテルミニ駅に向かう一方通行の軌道。さっきの「ぐるぐる」用のポイントについて『はて?』と思っていたら、





ひとつ前の写真の通りから撮影していた方向を見る。左側の線路がてナポレオン3世通りからテルミニ駅に向かう軌道。右側の線路が、先程の二等辺三角形の底辺をなす軌道で溝には砂やら錆が詰まっており、現在は使用していないように見受けられた。





てゆうか?こんなに細い路地を往くの?ここって、歩行者用道路のようにも見えるけど・・・そして頭に浮かんだコトバが・・・またもや『はて?』である。







いや、マジで強引にも程がある・・・と日本人の感覚では思ってしまう。





軌道のすぐそばにバールのテラス席があってひょいと手や顔を出すとトラムとゴッツンコと・・・いや、そんなカワイイ話には終わらないほど近いのである。







他の都市のトラムでは気がつかなかったけど、ローマのトラムは右折または左折をする場合「ウインカー」を出すのである。ちゃんと点滅してるのである。上の2枚との写真と下の写真を見比べるとわかるのだが、上の2枚の写真を良く見ると左右でテールランプの数が違うのが見れると思う。右側のテールランプの2つ目がウインカーランプなおである。









突きあたりの辻で左折するのに、一旦右方向にS字を描くのってバスなどの大型自動車のようで何だか面白いと思った。





左に折れながら軌道は2方向に分岐するのだけれども、





一方はすごく安直な方法で閉鎖されていた。ここに入線して来ないということがあらかじめ分かっているという意味では親切なのかなとも思った。

つづく





イタリア紀行☆2013☆【55】~ローマ《15》~

2013年07月30日 22時29分53秒 | イタリア



道端でたまに見かけるが、無尽蔵に水が流れ出ているよね。しかも蛇口がないし何ですかこれは?だいたいこの水のクオリティはどうなのかも含めて不明。ネットで調べてみると、こんな記事を見つけた。ま、マジですか??

ローマの水飲み場ナゾーニ





コロッセオの道挟んで南向かいにも、謎の遺構があった。建て替えの途中でこんなもの出てきた日にゃ、もう頭抱えるしかないよなぁ。そういう場合、ここにあった建物の所有者ってどうするんやろか?









コロッセオって北西のフォロロマーノ側から見た姿と、その反対の側からみた表情が全然違う風に見える。何というか陽と陰みたいに違って見える。





コロッセオの上空にその輪郭に呼応するかのように弧を描いた雲。。。





凄くフォトジェニックな風景と出会う。コロッセオの北側はどうやら小高い丘が広がっているみたいで、そこを切り開くかのように掘割の道が通じている。別に狙って訪れたわけではないけど、ここへ来れたことは大変良かったと思う。何故ならば、帰りの飛行機で再度見直しをした映画「天使と悪魔」の中でも割と印象に残るシーンで使われていたからである。機内で見た瞬間「あぁ!?ここぉ!!」って思ったもんね☆





道の反対側からコロッセオ方面を望む。この辺りの丘陵地帯に建つマンションとかって家賃とかめっちゃ高そう。だって、フォロ・ロマーノやらコロッセオを俯瞰できる位置に建っているからね。





カヴール通りか最終目的地となるテルミニ方面へ向かって歩く。メトロのカヴール駅のすぐ近くにはカルボナーラが美味しいという「ラ・カルボナーラ」というお店があるのだが、夕飯の時間にはまだいばらく早いので、今回は「ラ・カルボナーラ」へ行くのは断念することになった。実はフォロ・ロマーノで出口を探しながらさまよい続けているくらいから徐々に腰が痛くなってきていた。背中に背負ったリュックサックには一眼レフカメラやら水やらガイドブックやらが入っていて、それらが負担になってきているようで、「Cafecafe」で小休止するも、少し歩き始めてカヴール通りまでしか進んでいないのに、腰のあたりが感覚無くなるくらい痛くなってきて、冗談抜きでヤバいなあと思った。そのうちに、くしゃみをするだけで腰が砕けそうな振動が伝わるのである。写真は途中で見かけた遊園地のバギーのような車。これもこちらの国では一般乗用車なのか?





そして、ようやく我々はテルミニ駅のすぐ近くまでやってきたのである。

つづく

まっしゅ、フィンジのエクローグに心打たれる。。。

2013年07月29日 23時59分50秒 | 音楽



学生時代の後輩のfbを読んで即買い。
タワレコとHMVとTSUTAYAを回ってようやくゲット!
その中のエクローグという曲!!

至上の美しさに心がトロケそうになる。
正式な曲名はEclogue for piano and strings Op.10
作曲しているのはフィンジというひと。

帰宅してからずっとこの曲ばかり繰り返し中ですねん☆

イタリア紀行☆2013☆【54】~ローマ《14》~

2013年07月29日 23時47分11秒 | イタリア



命からがらとは大袈裟過ぎるが、フォロ・ロマーノで遭難しかけた我々はほとほと疲れ果ててコロッセオの脇を歩いていた。





これから最終目的地であるテルミニ地区まで歩くのである。だがしかし、歩く前に1つ寄らなければならないところがあった。







トラム3号線の軌道をわたる。前日のコロッセオ観光のときもそうであったが、ここを走るトラムを未だかつて一度も見ることはなかった。ホンマに走っているのだろうか?それとも1時間に2本のか3本とかそんな割合でしか走っていないとか・・・。





「るるぶ」に載っていた「CafeCafe」というお店のオレンジ色のスムージーを飲むためである。夕飯時には早くおやつ時には遅い微妙な時間に入店。日本やったら下手すれば「準備中」という看板がかかっていてもおかしくない時間だったけど扉が開いていたので、恐る恐るズカズカと店に足を踏み入れた。店内には他に客の姿は無く、追い出されるのではないかと思いながら「るるぶ」のそのページを指で指してオーダーを取りにきた店のおっさんに「地球の遥か遠くからアンタの店のこの『ミックススムージー』を飲みにきてやったぜ!」みたいな意気込んで「this please!」て言ってみた。





我々の後方ではジューサーの音が何度も何度もけたたましく鳴り響き、そして出てきたのがコレ。
わお!!めちゃうまそうやん☆ってことで一口飲んでみると、ぬるい。。。そういえばイタリア人で飲料を冷やす習慣があまりないとか。なのでビールをオーダーしてもぬるいままで出てくることもしばしばあるとか。確かにそれなら。日本でスムージーと言えば細かい氷がシャリシャリ入っているものが主流だけれども、こちらは氷を入れないのが主流と言うことなのだろう。ぬるいけど、ニンジンとオレンジとグレープフルーツの100%のスムージーでとろみがあるのではないかというくらい濃厚で美味しかった。しかし、なぜストローが2本付いているの?2本一緒に口に含んで飲むと美味しいとか・・・うーん、同じやった。。。





サービスなのかセットなのかわからなかったけどビスケットを頂いた。これも美味しかったよ☆
我々が店を出たときに、テラス席でも他のお客さんが同じ色のスムージーを飲み始めていたから、きっと我々も大丈夫やったんだと思う。きっとそうだ。

つづく

イタリア紀行☆2013☆【53】~ローマ《13》~

2013年07月29日 22時53分01秒 | イタリア



フォロ・ロマーノに入場して1時間、朝ホテルを出てから7時間、ずっとずっと市中を引き回し・・・いや歩き回ってそろそろ腰のあたりが痛くなってきたのでパラティーノの丘へは行かずにティトゥスの凱旋門からコロッセオ側に出口に至ることにしたのである。





だが、この道はコロッセオに向かうふりして、途中から進路を変えもっと南側の切符売り場方面に続いていた。





あれれ?ここは違うぞと途中で気づき元来た道を引き返す。聖なる道へ続く本来の道は工事中ということで塞がれていて先に進めず、何とかこのトンネルを跨いでいる、その上の道へ行きたかったのだ。たくさんの人が行き来しているのが見えるのにその道に至るための道が見つからない。





あんなところやこんなところを行ったり来たりして聖なる道に続く道を探すも





高台の行き止まりだったり、柵の向こうにその道が見えるのに道の始まりが見えなかったりして





それはまるで黒い画面に表示されるコマンドやHPとかMPというものが全部オレンジ色に染まっていて、息も絶え絶えで次のステップへ進むための聖なる祠を探す哀れな勇者のようであった。





そんなこんなで結局、30分ほど出口を求めてさまよい続けて、半ベソをかきそうになりながら





必死のパッチで、心ならずも思い描いていた出口とは程遠い、南側の切符売り場に出ることができたのであった、ふう~。
あう~、腰が痛い。。。

つづく

イタリア紀行☆2013☆【52】~ローマ《12》~

2013年07月29日 22時33分20秒 | イタリア



フォロ・ロマーノに辿り着いたのは15時少し前のことである。日本ではもうすぐ夕方やねという時間だが、ローマは長ーい長ーいギラギラした日中の只中である。





フォロ・ロマーノの歴史的な価値はわかるけど、正直ここを巡ることの価値が良く分からなかった。





建築物の廃墟は大好きなのであるが、ここまで荒廃した都市の姿と言うものを写真や解説書で読んだり見たりしても、今一つ、血を沸かせ肉を躍らせて「是非とも見に行きたい!!」という衝動は起こらなかったのである。





フォロ・ロマーノのスケールはフォロ・ロマーノの中に立ち、古代ローマ人たちの感じていたであろう日差しとその影と暑さと湿度と臭いと色と風を体で受けなければ判らないものなのだと思った。





どんなに上手い写真家さんが劇的な夕景をバックにフォロ・ロマーノの一部を切り取ったとしてもフォロ・ロマーノの風を浴びた経験がなければ、それはただの印画紙でしかないのだと、







だから、自分ごときが、自分のお気に入りのカットを切り取ったとしてもそれは読み手には全く伝わらないものなのではないかと、フォロ・ロマーノについては思ってしまうのである。







個人的には行って良かったと思っている。





南の方に歩いて行くと地平線の向こうにコロッセオが見えてくる。





コロッセオから見たフォロ・ロマーノは大したことないなと思ったけど、フォロ・ロマーノから見たコロッセオは、いと絶景!!地上の道路が見えず、周囲が緑で囲まれているように見えるので当時のコロッセオってこういう緑豊かなところに建設されたのかなと勝手に想像してみた。





しかも意外だったのは、居住地区と道を隔てて向かい合っていること。しかもコロッセオの建つ地面よりも小高くなった丘がすぐ隣にあるなんて思いもしなかったことやったわ。





コロッセオは地面から見上げるよりも、ここから望む方がずっとずっと良いなと思った。





ところで、足元に置かれるオーダーの残骸を見て「そういえばこれって石の塊りやったんやなあ」と思った。私の中で「オーダー」は「オーダー」で、それは「石」ではなくただの「柱」だったのである。





肩の高さにある石積みにボウシが置かれていた。帽子の下の石って、なんかオッサンのカオっぽくね?昼間から立ち飲み屋でクダを巻いている大阪のオッサンに見えるんやけどね。。。

つづく

イタリア紀行☆2013☆【51】~ローマ《11》~

2013年07月28日 20時05分49秒 | イタリア



ヴィットリアーノの前にさしかかる。ここはちょっとノーマークやった。近くに行ってみても、残念ながらちょっとこれは興味の対象外と言ったところ。





白亜の度合いが綺麗過ぎるからか?
巨大なフォルムがスケールアウトしている異質感が拭えないからか?
ただ単に歴史的背景を知らないだけだからなのか?
正式名の「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂」という名前が長いからか?

よくわからないけど、ここはノーコメントでスルーする。





フォーリ・インペリアーリ通のフォロ・ロマーノ側の歩道とその脇の緑地スペースでは不思議な人たちが不思議なことをやっていて、それを通行人たちが不思議そうな表情でその脇を歩いていた。「ただ静かにいるだけ」だからというわけではなく、どこの観光スポットにも必ず「獲物が近くまで来るのを待っている」人たちなので、私にとっては「そういう人たちも含めて」これはローマの一風景であるのだという認識が高くなってきている。





その中で唯一、ひと際目立たない場所で、ひと際目立たないゆっくりとした動きで、ひと際目立たないように(?)何かの準備をしている方を見つけた。もちろん手前の少年ではない。その奥にいらっしゃる黄金の布を身にまとったエジプトのお面をかぶったヒトである。





無表情のままでゆっくり立ち上がると・・・





無言のまま静止。。。て、え?それだけ??
子供が近くに寄って記念撮影しても何も無し・・・「は?」







フォロ・ロマーノに到着。そして入場。





日本やったら園内マップも一緒にくれて、その中にトイレの位置とか出入口の場所とか記載しているのだけれども、こちらはそういうサービスは一切無いのである。どこが見どころかもよくわからないけど、実父曰く「ローマ行くなら、コロッセオなんかよりもフォロ・ロマーノを是非とも見るべし」との強い助言があったので来てみたという事情もあり、とにかく園内をぐるりと回ってみることにした。

つづく

イタリア紀行☆2013☆【50】~ローマのトラム《2》~

2013年07月28日 10時50分53秒 | イタリア





東進するトラムを追いかけて我々も東へと進む。





それにしても、あまり広くない道路に双方向のトラム軌道を設置してしまうという、その強引さにはドン引き、いや頭が下がる。道路と併用する軌道にも関わらず、割と時間道理に運行しているようなので、それもなかなか素晴らしいなぁと感じた。





途中で見かけた不思議な光景。察するに・・・へんてこりんなカタチの控壁で支えられている建物は元々、広い道路側にも建物があって、その一部を増改築するべく解体して基礎を造り直すために掘ったら遺跡が出てきてしまって工事ができなくなってしまった。仕方がないので残った建物の小口部分を倒壊しないように、控壁で支えを作ったのではないか。





そう考えると、ローマのような遺跡に囲まれた都市は、メトロを長い時間かけて作るよりもトラムを作ってしまった方が、経済性が高いのではないかと思う。それはまた京都についてもしかりだと思う。





そんなことを考えて歩いていとようやく終点の停留所に到着。





ここでトラムは折り返し運転を行っている。





グーグルで尋ねてみると、終点近くの折り返しポイントの手前で、工事中の風景と





工事開始前の風景が少しずれた地点で混在していた。これらの写真もまた何年か後の更新の際にはキレイになくなってしまうのだろう。





2つ並んでいるのを見ると似たような車体番号なのにまるでデザインが違うのがわかる。個人的には左側のフリーザー顔の車両よりも、右側のおむすびみたいな顔をした車体の方が好きだなあと思う。





フリーザ氏、参考までに。。。





(仮称)おむすび型が出発。進行方向は車と一緒で日本のそれとは逆である。頭では分かっているけど、なかなか慣れないなぁ。







(仮称)おむすび型、めちゃめちゃカッコイイね!!フィエンツェのトラムのような近未来的なデザインもいいけど、ベースカラーを残した落ち着いたデザインのものもいいね。





後に残された(仮称)フリーザ型を見てみる。写真的には手前の鉄柱が邪魔なのだけどね。仕方がない。





バックの古い建物と上空の青い空と新しいトラム車両の対比。かっこいいけど、やっぱ最近のって基本的にラッピング多いよね。





ここも当初はちょっと大きな交差点(またはロータリー風だったのだろう)今では広い歩道を兼ねた立派な停留所になっている。この広さは歩行者が保護されているという感じで良いと思う。





次にやってきたのは(仮称)おむすび型。しかも今度はラッピングの無い車両。緑と赤と白とイタリアンカラーで全体のデザインはまとめられている。





ラッピングの無い車体の絵が欲しかったので満足。けっこうたくさんのお客さんが乗っているなあと思った。





やがて仮称)フリーザ型が出てったので、次の目的地であるフォロ・ロマーノに向かうことにした。一人やったらもう少しここに居座ってしまいそうだが、暑いし次の工程もあるしということで退散。長々と撮影に付きあってくれた妻に感謝である。





トラムの終点があるところは、ヴェネチア広場は路線バスの発着ターミナルにもなっていて『なるほど終点をここに持ってきたのかぁ』って思っていたけど、トラムの終点をここにする気はないらしく、今後はフォーリ・インペリアーノ通からコロッセオまで延伸する計画もあるとか。そうなれば更にテルミニ駅を経由してティブルティーナ駅方面へ延伸することだって有り得るのかなと思ってみたり。(コロッセオの脇を通る3号線と接続することは考えにくい)

とまあ、いろいろと思いを馳せてみたりしてみる。
次はフォロ・ロマーノへ至るまでのことを書く予定。

つづく

イタリア紀行☆2013☆【49】~ローマのトラム《1》~

2013年07月28日 01時23分43秒 | イタリア



軽いランチを済ませたわれわれは、いざフォロ・ロマーノに向かうのであるが、その途上に南に向けて進むのトラムの終点駅が近くにあることをしっていたので、そこの前の通ってみることにした。ところが思ったところに線路はなく、思いもよらないところに線路があった。





グーグルで下調べしていた風景の線路のあったところは





幅員の広い歩道になっていて、





グーグルでは、南から北に向かって直進していた線路が、







実際には東に向かって延びていたのである。つまり延伸していたということかぁ。






車が相互通行でいるほどの道幅にドデーンとトラムの軌道が容赦なく敷かれた感じ。





東からやってきたこのトラム、




          


どことなく表情がフリーザに似ていると思うのは私だけだろうか?いや気のせいかも。。。





ミラノのトラム同様、前面が先細っているのでアングルによれば不思議な形に見える。





現地で見たこの風景を帰宅後に再度グーグルで確かめてみると





トラム敷設工事中の風景があった。





つまり、当初は把握していた「緑⇒水色」のラインは、交差点で進路を転換して「緑⇒赤」に変わっていたのである。なのえ、以前サンタンジェロ城からコロッセオに向かうミニバスでの移動の途上でここを通る際に、この変更を知らずに訳がわからなくなったということであったのだ。。。。むむむ、納得。





「ピザこっち」って書いてある。この先にピザ屋さんがあるみたいである。





「トラム」って書いてある。ここにトラムが走っているということをドライバーに示している。





南側からピッカピカのトラムがやってきた。





一両一両の車体が短くて、何両も何両もつなげて走っていて、





S字カーブをゆっくりと走る様を見ると、





巨大なヘビのおもちゃのようにも見えて楽しい。けど、このラッピング広告が少し刺激が強過ぎやしませんか?





さてこのトラムの後を追って、東へ進んでみるとするか。

つづく