平日のお休みを利用してバウムクーヘン博覧会2019へ行ってきた。まずは、焼きたてバウムクーヘンを食べるべく整理券を取りに並ぶ。
整理券を取って並んでいる間に、バウムクーヘンは着々と焼かれ始めていく。
そして、あれよあれよと言うままに焼き上がり、美しく裁断されてアツアツのバウムクーヘンがやってきた。
何もトッピングしないプレーンと「追いバター」をトッピングしたものを妻とシェアする。軽いノリでトッピングしてみた「追いバター」がことのほか美味しいことを発見する。来年も行くことがあれば絶対「追いバター」トッピングだな。ちなみに、この焼き立てバウムクーヘンはユーハイムがやっているのだが、ブースには何も書かれていない。お店の人に尋ねると「ユーハイムです」と答えてくれるし、スタッフスペースのトレーやらの備品が全てユーハイムさんのものなので、尋ねなくてもわかるといえばわかる。
神戸と言えばバウムクーヘン、日本でバウムクーヘンと言えばユーハイムで、今回の企画もユーハイム発信だというし、各店舗のブースだけに留まらず、焼きたてブースをも「ユーハイム」としてしまうと、まるでユーハイム博覧会みたいになってしまうので、そうしなかったのかなとか邪推してみる。
続いてはバウムクーヘンBAR47というもの、まさかAKB48とか意識してないよね??
各都道府県ごと1銘柄ずつ参加していて、それらを自由な組み合わせで5つ選んで400円で試食できるというもの。プラス150円でコーヒーが、更に無料でミルクをトッピング出来る。我々がチョイスしたのは、何とまあシンクロ率充填120%的な。。。
1東京都 洋菓子ヴィヨン バウムクーヘン
チラシには「ラム酒とナツメグの香りが特徴じゃ」と書かれていてラム酒推しで食べてみたがラム酒の風味は無く、むしろナツメグが強烈に香ってきて。こんなにもナツメグ風味を醸し出すことへの必然性を見いだせないまま食べ終えた。これは無いな。
2山梨県 パティスリー・ザ・エレン エレンバウム「時のなる木」ハードタイプ
チラシには「表面はカリッと中はしっとりとした食感が特徴」とあったが、カリッと感もしっとり感もなく、中が詰まり過ぎてもっさりした感じだった。正直なところ、どのような状態で切り分けたものを保存しているのかが見えないので、オーダーが少なければぱさぱさ感が増してしまうのは否めないなあとも思ったよ。元からこういう質感の食べ物なのかもしれないけどね。
3大阪府 松月堂本舗 パインバウム
チラシには「パインアメの美味しさがそのまま楽しめる」とあったが、まさにその通りの風味。しかしなぜ、パインアメ?と思ったが中心に穴が開いていること繋がりで行けば理解はできる。。。か。妻に言われてなるほどと思ったが、少しビールのような風味を感じた。パイン由来の酸味と、そして微かな苦みのようなもの。もしやビールのお供になるのではないかと思ってもみたり。
4福岡県 ボンサンク ブリュレ・ド・サンク
チラシには「ほろ苦いキャラメル層のしっとりとしたコクのある食感が絶妙」とあった。外周部のキャラメリゼに相当する部分はキャラメリゼというよりもむしろ、キャラメリゼ風味のゼリーといったところ。このゼリー状の物体が生地に染み込んでいる部分がなんとも美味しかった。13時くらいに会場に行った時は、商品自体は売切れになっていたが、その理由はわかる気がするけど、これを1/4個とか食べるのは甘さが多くて少し大変かなとも思った。
5沖縄県 大家スイーツ工房 福ブラウン
チラシには「黒糖の深いコクや豊かな風味を活かし」とあったが、黒糖由来のコクや風味は全く感じられずだった。。。
オマケ 神戸市 UCCコーヒー
さすがご当地のコーヒーだけあって、なんちゃってではなく美味しいコーヒーをいただくことが出来た。
てな訳で、バウムクーヘン博覧会は、ご当地神戸において、ユーハイムのバウムクーヘンとUCCコーヒーの美味しさを再認識する博覧会であったような気がするよ。
チラシより...
Q:日本でいちばん最初のバウムクーヘンって?
A:1919年3月4日、ドイツ人捕虜による作品の展示即売会が広島県物産陳列館(現・原爆ドーム)で開催され、そのときドイツ人菓子職人のカール・ユーハイムによって焼かれたのが日本で最初のバウムクーヘンである。
ってことは、100年前のまさに今日3月4日が、日本で最初にバウムクーヘンが焼かれた記念日ということになる。この偶然は何気に嬉しいよ。
日本のバウムクーヘンの発祥は神戸ではなく広島なのね。だから、このバウムクーヘン博覧会も「そごう神戸」と「そごう広島」だけの開催なのね。