まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

聖夜に聴く

2004年12月24日 22時10分01秒 | 音楽
ちょいと、皆さん!
聖夜に放映されるスペシャル番組は消して、この静かな夜にクラシック音楽でも聴いてみてはいかがでしょうか?といっても、もう遅いかもしれませんが(^^;)・・・というわけで、「ましゅ的!来年の聖夜に静かに過ごすためのオススメクラシック音楽」を紹介します。

【ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲「ゴールドベルグ・バリエーション」】
初めに4分ほどのアリアが奏され、その後30もの変奏曲が1~3分くらいずつ奏される。最後にまたアリアが奏されて終わりというトータル80分ほどの変奏曲(バリエーション)である。或る不眠症の男に依頼されて作ったという説があるほど眠たくなるような曲だけど、それだけに心の落ち着く楽曲である。セワシナイ師走の一日をこんな曲で過ごしてみてもいいのではないでしょうか?もちろん片手にはオンザロックのウイスキーをカランコロンさせながら・・・。
チェンバロという鍵盤楽器のために作られた曲だが、私のお薦めは弦楽合奏版。現在はピアノ版もたくさん出ていて定番を求めるなら、まずはグレン・グールドというピアニストが弾いたものがいいのではないでしょうか。

【ジャン・シベリウス作曲「エン・サガ」】
サンタクロースがやってくると勝手に思われているフィンランドの作曲家による曲。曲名を日本語に訳すと「ある伝説」となる。前半に提示される一つの主題が手を替え品を替えて劇的に変化していく曲。どことなく深々と雪の降る痩せた大地の地平線が見えてくるようである。たぶん、サンタクロースはこんな人里離れた自然の中からやってくるのでしょうね。
ちなみに現代におけるサンタクロースの赤と白のユニフォームは、コカコーラ社が宣伝のために民衆に植え付けたイメージというのが定説になっているらしい。

あまり書き過ぎても何なので、とりあえずこの辺でやめときます。