まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

手のひらを太陽に

2004年10月30日 17時16分02秒 | フランス
 最近、フジテレビの朝の番組「めざましテレビ」のテーマ曲が、月替わりで担当のミュージシャンを決めて彼らによって編曲された「手のひらを太陽に」を用いている。目覚めの悪い私にとってこの曲でもって半開きの目が少しずつ生気を帯びてくるのを自覚するひと時である。

 そこで最近私が見つけたオススメ「手のひらを太陽に」を紹介したい。「目覚ましテレビ」とは全く関係がないのだけれども、CLEMENTINE with SOLITAが歌うFRENCH VERSIONである。これがまた、しとっとした感じでいいのだ。"ROUTE BLEUE"make the volume2というCDに収められている曲なのでけれども、なかなか珍しい構成になっている。

 フランスの幹線道路である国道7号線をパリからリヨン、アビニョン、エクサン・プロヴァンスを経てマントンまでドライブするという架空のストーリーの中で、ドライブに似合うフランスの歌を収録し、ジャケットには旅の雰囲気を紹介する写真が盛り込まれているというもの。私が以前TGVを使って旅をしたコースと多少なりともリンクしているので購入してみたがなかなかの逸品揃い。

 最近チマタで流行してる「BON BON FRENCH」のように日本のテレビCMやドラマなどで取り上げられるような聞き覚えのある曲は皆無に近いけれどBGM的に聞き流すには持ってこいの曲ばかりである。出来れば深くて青い空の下、オープンカーなどに乗って聴いてみたい曲たちである。

転勤

2004年10月29日 22時02分37秒 | ぶつぶつ
転勤することが決まって、今日がその最終日。最後に事務所内のあいさつ回りみたいなことをやった。実際は近所のまちへの異動なので事務所間は内線電話も繋がっているので、俗に言う転勤にはほど遠いのだろうけれど・・・。

 「今まで、お世話になりました」
 「ありがとうございました」

こんな言葉を発していると、なんだか「会社辞める俺」みたいな気分になってきた。

 『なんか、仰々しいなあ』

そんなことを思いながら所内を歩き続けているうちに、危なく「社長」にまでコノの言葉をかけそうになった。


 「社長!今まで、お世話になりました」

     ・・・

 『いやあ、社長にそんなこと言ったらマヂでヤバイっしょ~』


 と、危ういところで我に返り、危険を回避した・・・そんな、おバカな午後6時でした。


新潟県中越地震について

2004年10月27日 20時04分56秒 | 自然
私なりに感じるところを書いてみます。

 今回の地震はその人的なものよりも地理的なものの方がより大きな被害を受けているように思いました。「人の命」と「土地」を測りに掛けて多い少ないと語るのは問題があると思いますが、私はそう感じました。それだけ亡くなられた方が少ないということですが、発生当初に発表された数字は、台風23号におけるそれよりも遥かに下回るものだっただけに「阪神」と同等の生活苦を強いられながらも「阪神以後」続いた、これまでの迅速な人的支援(ボランティア活動)や物的支援(配給や炊出し)のペースが鈍いように思われます。

 土地柄的にも知名度が低く「中越」と言われてもあまりよく土地的な位置関係の理解できないエリアなので、それも仕方がないと思いますが、日本海側である以上オタオタしているとアッという間に寒波がやってきて降雪が始まってしまいます。そうなる前に少なくとも避難所暮らしの方やクルマの中で生活されている方が自宅への帰宅や仮設住宅への入居を実現出来ないものかと願います。

 また、今回の地震の中で少なからず影響を受けているのが台風23号までの幾つかの台風で土砂災害を受けた土地の方々です。兵庫県豊岡市や四国・中国地方の方たちもまだ、避難所暮らしや浸水の後片付けを余儀なくされているみたいです。

 そんなこと書いていて、「じゃあ、アンタは何しているの?」と問われても何も出来ていない私ではありますが、自身として適当に風化させたくなかったので書いてみました。

映画「オペラ座の怪人」

2004年10月26日 22時07分12秒 | おすすめ
私が今もっとも注目し、かつ期待している映画が「オペラ座の怪人」である。
しかも、あのミュージカル「アンドリュー・ロイド・ウェッバー」版を映画化したとのこと。監督はウェッバー自身。彼曰く「ミュージカルは何度公演しようともその場限りのものであり、それを永続的に残そうとする手段として映画化の道を選んだ」という。

http://phantomthemovie.warnerbros.com/#

こちらで予告編見れます。

大人の味

2004年10月24日 00時54分01秒 | ぶつぶつ
 その昔、パセリは食べられなかった・・・というよりも食材としての認識がなく装飾品だと思っていた。洋食屋のサラダやサンドイッチの上にちょこんと乗っている、気持ち悪いほど青々としたアレである。「なんで、あんな誰も食べない飾りをみんな付けるのだろうか?」程度にしか思ってなかった。

 だが、実際に食べてみるとこれがまた美味しいのである。最近よく行くようになった職場の近くの洋食屋に、毎日ちょこんと座っているヤツが気になって、ある日パクンと喰らいついてみた。すると、鉄分たっぷりのヤツの身がサクサクっと口中で解体されるや否や「こりゃ美味い」という電気信号がビビッ!!と脳に伝達されたのである。これには驚いた。

 幼少の頃「飾り(だと思っていたもの)」を口に含んだアノ日に『苦い!!』と感じてから一度も口にしなかったアレが実は、こんなに美味いものかと思った。そしてそんな自分に「大人になったね」と呟きたくもなった。

 思えば、昔は口に含んでもその美味しさのわからなかったものが、大人になって食してみると意外に美味しかったり、それだけでなく「素材の旨味」に舌鼓を打つのが楽しみになったりするのが、なんか今でも不思議な感じがする。

 例えば・・・

<紅茶>
昔は砂糖とミルクを入れて飲んでいたのに、今では専らストレートが好き。ティーパックでも入れ方を間違えなければ、ストレートでも素材の甘みが出てとてもエエ感じなのだ。

<珈琲>
学生の自分までその美味さがわからなかったが、社会に出てから次第にわかるようになってきた。酸味や苦味のバリエーションがいっぱいあって奥が深い。「日本人はブルーマウンテン好き」とたまに揶揄されたりするが、アレは本当に美味いと思う。ただ、フレーバーコーヒーの美味さは未だ理解不能。個人的にはアイスコーヒーはブラックに限ると思う。

<緑黄色野菜>
ピーマン・にんじんなど色のついた野菜も子供はあまり好きではないことの方が多い。これらが偏食なく食べられるようになった背景には「親」の献身的な努力の成果か、野菜たちとの劇的な出会いがあったかのいずれかに拠るところが大きいと思う。

<トマトジュース>
あの生臭い感じが好きになれない人が多いみたいだけれど、或るトマトジュースとの劇的な出会いによってフツーのトマトジュースが飲めるようになった。

あとは、長ネギとの劇的な出会いがあれば完璧なのにな・・・ぶつぶつ。


Francis Cabrel(フランシス キャブレル)

2004年10月23日 00時50分06秒 | フランス
 1ヶ月ほど前に見たNHK教育のフランス語講座で紹介されていた「Petite Marie」という曲に癒されました。本人が歌っていたわけではないのですが、滑らかな言葉遣いとその言葉の響きから生まれたかのような素敵な曲調が私の心を刺激しました。

 アーティストの名はFrancis Cabrel(フランシス キャブレル)。もちろんフランス人。
 
 何軒かの大型CDショップや中古CDショップを回りましたが、30年前のフランスのPOPSであるという彼の売り場はどこにもなく、結局見つけたのはアマゾンでした。だがしかし、注文してから1ヶ月たつも入荷が遅れているらしく、来月末まで入荷の見込みはないらしいとのこと。早く商品到着しないかと毎日ヤキモキしております。

そして台風は去り・・・

2004年10月21日 20時20分03秒 | 自然
 昨夜9時くらいから未明にかけての突風は激しかったっすな。中心が関東に迫ろうとしているときに関西の私の自宅は窓ガラスが迫り来る突風に今にも外れんがばかりにバタバタバタと音を立てるし、家の外ではカランコロンといろいろな金属が転がる音が絶えずしていました。おまけに我が家の前には隣の家の表札が・・・。

 一夜明けて、通勤途上の自宅から駅に至るまでの間で大きな松が根元からバッサリと倒れておりました。おそらく早朝に市の建設局の人が巡回でもしたのかきっちりと簡易的なバリケードによって危険地帯を囲っておりました(写真参照)

 神戸市内の比較的大きな交差点では、支柱からアームで伸びている信号機が支柱を軸に90度回転しており、あさっての方向を向いて日々のお勤めをしておりました。幸いにも本来【赤】であるべき場所に向って【青】を灯すようなことにはなっていませんでしたが、あれで、よく事故が起こらなかったものです。

 昨夜は帰宅途中に何度も作業服姿の公務員が、スーパーマーケットの袋にお菓子やら食材を買い込んで庁舎に戻る姿を見かけました。台風が近づくと、フツーの企業は早めの帰宅が許されますが役人は大事に備えて泊り込みをしなければならないみたいですな。

その名は「トカゲ」

2004年10月20日 19時42分46秒 | 自然
 いやあ、またも関西直撃ですな。日本列島上陸数の多さもさることながら関西を暴風域に巻き込む回数も今年は非常時多い気がします。写真は台風23号の赤外フィルムにより撮影した画像。どことなく銀河系に似ているようにも思います。遠くで見ると美しいのですが、近くに寄ると非常に危険な存在です。

 うちの事務所は社長命令により「前回、鉄道の運休で、なかなか帰れなかった人」と「女性」を対象に退社勧告が出ました。私は、そのうちのどちらにも当てはまらなかったので泣く泣く残留してましたが、前に勤めていた事務所では(きっとそれは上に立つ者の配慮の差でしょうけど)台風が来ようが大雪が降ろうが、お構い無しに残業させられていたので、少々カルチャーショックはあるものの『きっと、これが尋常な職場環境なんだろうな~』と妙に納得してみたり・・・。

 ところで、タイトルの「トカゲ」クンですが、密かに名付けられている台風のアジア名らしく、今回は「トカゲ」というらしいのです。台風が発生する度にベトナム語とか中国語とかで名付けられているとのこと。何ゆえトカゲ?個人的には「キャサリン」とか「マドンナ」とかの方がいいのですけど・・・。

 まあ、それはそうとして、途中で尻尾が切れて強靭な雨雲が私の頭上に停滞しないことを祈るばかりです。

水谷修と金八先生

2004年10月18日 21時22分45秒 | おすすめ
 ちなみに、ドラマ「熱中時代」の主人公、水谷豊の間違いではないので前もって言っておく。

 先週末の深夜に教育テレビで「夜回り先生 水谷修」と題した番組をやっていた。水谷先生が各地を回って行っている「青少年と薬物」に関する問題を扱った講演会の模様と、江崎紹子が水谷氏の仕事場で対談しているVTRを織り交ぜながら番組は進んでいく。

 別に、この番組を見るつもりはなく、ただなんとなく付けたブラウン管の向こうに水谷氏のキラキラした瞳が見えた。「誰?この人」と思いつつも、時には少年のように満面の笑顔で聴衆に語りかけ、また時には眼に涙を浮かべながら静かに語る。話の内容は、彼がかつて出会った不幸な少年や少女の物語。彼の口から語られる不幸な少年少女は皆、薬物によって心身ともに滅ぼされ最後にはこの世を去っている。根っからのワルはいない。皆それぞれ大人の事情によって大人に裏切られ・汚され・虐げられてきた子供だそうである。彼は言う「私が殺した」(←私が救えなかったという意味で)と。

 もちろん、人に聴かせるための話術は習得しているだろうが余りにもリアルな言葉に心が震えた。もし、近所で水谷修氏の講演会があるのなら、一度は聴いてみたいものである。

 で、その番組を見るわずか数時間前にやっていた「3年B組金八先生」の第七シリーズが、まさに薬物問題をメインのテーマとしているのである。大麻・覚醒剤の低年齢化が進み、現在では中学生にまで魔の手が迫ってきているというお話。

 このドラマ、三年前の第六シリーズでは「性同一性障害」という重いテーマを扱いながらも、実社会においては昨年より「(性別の)戸籍訂正」ができる法律が出来たりと、時世に少なからずも影響を与えながら作られているドラマなので、前回は虎井まさ衛氏の著書が取り上げられたように、ひょっとすると今回は水谷氏の著書なども紹介されたりするのかなと思ってみたり。

<私が見たテレビ>
10月16日(土)(15日深夜)午前1時~2時30分 NHK教育テレビ
「いいもんだよ、生きるって ~夜回り先生・水谷修のメッセージ~」

<水谷修ホームページ>
http://www.sanctuarybooks.jp/mizutani/