まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

ラーメンと中華そば

2004年12月12日 16時27分06秒 | 都市
この前の東京に特に目に付いた店の看板が「中華そば」の看板である。しかもどれもみな新しく掲げられた暖簾のように見える。かつて高度成長期において活躍した、藤子不二夫・松本零士・赤塚不二夫を初めとする、日本の漫画家の作品には皆等しく「ラーメン好き」である人物が等しく描かれていたように思う。(手塚漫画に出てこないのは関西の人だから??)

私も東京で食べるラーメンは関西で口にするラーメンよりも遥かに美味しいと感じる。人工樹脂のようにさえ見えるほどのあの不自然な金色の輝き(一般にはタマゴ麺という類いのネーミングで流通しているらしい)は東京以外のどこにもないような気がする。

それが、しばらく行かないうちに昔からある「ラーメン屋」と「ラーメン屋」の隙間に「中華そば」の看板を掲げる店が出没していた。ためしに中に入ってみるとメニューはなんのことはないただの「ラーメン」で味もカタチもアノ艶も変わりは無いように思った。

今までのように「ラーメン」という響きでは新規の土壌が築けないから「中華そば」で気分一新しているのかどうかは不明。だけど、気分的に私は「東京の中華そば」でなく「東京のラーメン」をこれからも食べていきたいように思う。これもまた言葉の響きだけの問題かもしれないけれど・・・。

忘年会

2004年12月12日 01時48分27秒 | ぶつぶつ
今夜は学生時代の仲間と久々に集まり、そして美味い酒を飲む機会に恵まれた。

師走も残すところあと20日ばかりで2004年は幕を閉じる。そんな一年を納めるという口実のもとに日本国内各地で恒例行事で行われる忘年会はややもすると「始まる前から終わり方が見えているマンネリ飲み会」に陥りやすいのが経験上よくある話である。

「終わりよければ全て良し」

それまでの過程を全否定しても、結果主義で全てを包括的に肯定してしまう御都合主義の標語(?)もこのときばかりは、ここぞとばかりと威力を発揮したりするものである。いつもの仲間・懐かしい仲間・あまり喋らなかった部下・気に入らない上司・・・酒のチカラで全てを水に流し、新年から新しい一歩が踏み出せる人が一人でも多くなれば、きっとこの世の中も捨てたものではないものとなり、願わくば未だにウツムキ加減の景気も新しい年には、少しだけでも天を仰いでもらえるようなそんな一年になって欲しいと私は思う。