まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

車内迷惑行為

2005年03月31日 22時08分25秒 | ぶつぶつ
最近、通勤途上の電車が「車内迷惑行為」という理由で遅延するということが多々ある。帰宅時はともかくとして、朝の貴重な10~15分の間に電車が止まったりすること自体、実は本当に迷惑な話で、そんな乗客への迷惑を顧みず、ダイヤを乱してでも鉄道職員が阻止しようとする「車内迷惑行為」とは具体的にどのような行為なのだろうか?たいていは眠い目を擦りながら無感動無気力に電車に乗る日々の通勤事情において、朝から「これは迷惑だ!」と人に思わせるだけの説得力のある行為なのだから、相当なことをしない限りは迷惑行為には当たらないはずである。

例えば、痴漢・・・これはありふれた迷惑行為だ。しかも、逃亡を試みて車内で暴れだそうものなら相当迷惑に違いない。朝から酒を飲むのはどうだろう?夜遅い時間の快速電車などに乗ると缶ビール片手にいい感じに出来上がったオジサマがいるが、朝から一升瓶片手にハチマキを締めて「べらんめぇ!」なんて叫ばれた日には、もうどうしようもなく迷惑である。

あと、こっそり持ち込んだ犬がキャンキャン吠えるのも困ったものである。「っせえなぁ!」と振り向くと携帯の着信音だったりするのであからさまに迷惑顔をするのは危険である。では、携帯電話の迷惑さは「車内迷惑行為」にあたるのだろうか?某市営地下鉄の車内には「あなたの電話、迷惑電話」という標語が掲げられているが、本当に「車内迷惑行為」扱いにしてしまうと、おそらく始発から終電まで四六時中止まっていなければいけない状態になるので鉄道会社もそこまでは言わないだろう。

常々、満員の車内で迷惑だなと感じるものが「臭気」である。最近の車両は「空調設備で全ての車内空気環境をコントロールできる」という設計思想のもと計画されているので、開閉する窓の部分が鉄道六法上で定められている最低限度しか開閉できない仕組みになっている。(確か床面積の1/7??)なので、突如車内で発生した臭気に対しての回避はなかなか難しい状況になっているのが現状である。

通勤電車内での喫煙が完全に禁止されてから、もうかなりの年月が経つので、さすがに車内でタバコを吸う人はいなくなったが、未だに屁をコク人は多くいる。きっと朝方の殿方はお腹が緩いのであろう。ニオイ繋がりで言うならば例えば四人掛けのボックス席に電気コンロなどを置いてキムチ鍋とかしていたら、かなり迷惑だろうと思うのであるが、これは私の夢想の中の話であって残念ながら、実際にしているところを見たことはない。

いずれにせよ、車内の迷惑行為は車外の人にとっても大変迷惑な話なのである。

シラク大統領夫人来たる!

2005年03月27日 22時46分19秒 | フランス
とは言っても私が直接見聞きしたわけではなくて、今朝の朝刊で初めてその来訪を知ったわけであり、既に後の祭りであるのだが我が家に届いた新聞記事を拾ってみると『愛知万博開会式出席のために来日したベルナデッド・シラク仏大統領夫人が芦屋市業平町にあるフランスパン・菓子専門店「ビゴの店」を訪れ創業者のフィリップ・ビゴさんを激励した』らしいのである。

記事には写真も掲載されていてシークレットサービスと思しき人物を含めて、店内はフランス人でいっぱいだった模様。事前に知っていたら必ず行っていたのに残念である。フィリップ・ビゴ氏は日本にフランスパンを紹介した第一人者と言われていて、平成15年10月にはシラク大統領よりレジオン・ドヌール勲章を授与されているという。

<フィリップ・ビゴ>
http://bigot-tokyo.com/information.html

訪問の理由は、勝手な想像ですが・・・旦那が政済界の要人と会っている間、夫人は暇だったのでしょうね(^^;)

アブナイ妄想

2005年03月26日 23時35分20秒 | ぶつぶつ
ここ2週間ばかし、急に仕事に終われるようになった。毎日が激務である・・・そんな矢先に仕事をしている夢を見た。どんな内容かと一言で言えば「昼間と同じ」なのである

そうだ!最近覚えたての言葉があるじゃないか!!

『仕事が仕事をしている仕事の夢を見て、驚いている自分に驚いている自分』

河井寛次郎記念館

2005年03月24日 23時00分54秒 | 建築
河井寛次郎記念館に行ってきた。場所は京阪五条駅から徒歩10分ほどのところにある古い住宅が軒を連ねる一角にある。記念館の中には陶芸用の登り窯有り、茶室有り、工房有りと彼の作品の鑑賞だけでなく直に彼の生きたモノに触れることができる貴重な空間になっている。

来月3日(日)まで京都国立近代美術館で「河井寛次郎展」をやっているのでこれとセットで見に行くのもいいかと思う。同展では彼の創作した陶器群の他に、彼自身の言葉を刻み込んだ陶板が幾つか展示されていたのであるが、私の胸を打った言葉を2つばかり紹介してみる。

・仕事が仕事をしている仕事
・驚いている自分に驚いている自分

とてもゴロがいいし言い得て妙だと思う。実際「ああ、そうそう!」と相槌を打ちたくなるのも事実。シャレではないけれど、ゴロゴロと言葉が転がっていくような印象を受けた。ただ未知なのは、寛次郎が大真面目に書いているのか、お遊びで書いているのかということ・・・正直言って皆目検討がつかない。でも、真相は謎のままにしておきたいような気がする寛次郎の言葉でもある。

河井寛次郎記念館
http://www.studiomiu.com/kanjiro/

さよなら丹下健三!

2005年03月23日 22時27分13秒 | 建築
戦後の日本建築界をリードしてきた大御所が亡くなった。
葬儀は東京都文京区の東京カテドラル聖マリア大聖堂で行われるらしいが、自分の設計した大聖堂で親しい人たちに見送ってもらえるなんて建築家冥利に尽きるのではないかと思う。あの昭和のモダニズム系名作建築群が故人の設計によるものとなってしまったのは悲しむべきことである。
ご冥福をお祈りします。

<朝日新聞ニュース>
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/hito/20050322/K2005032201720.html

わさび

2005年03月19日 21時05分39秒 | ぶつぶつ
1【山葵】
アブラナ科の多年草で、日本特産。学名は「Wasabiajaponica」。冷涼な気候を好み全国各地の谷間に自生したり、渓流に造成されたわさび田で栽培されて、香辛料や漬物として利用されている・・・云々

2【WASABI】
リュック・ベッソン監督によるフランス映画。女優、広末涼子がジャン・レノと競演したということが話題になった作品。この映画の撮影後に彼女の奇行が幾つかの週刊誌にスクープされる。

3【水田わさび】
大山のぶ代に代わるドラえもんの新しい声優。「声が変わったらドラえもんじゃない」との意見も密かに囁かれている。

LEPO SUMERA レポ・スメラ

2005年03月17日 23時16分42秒 | 音楽
ブログ仲間のikkoさんからの紹介で聞き始めたエストニアの作曲家スメラの交響曲が今いちばんのお気に入りである。仕事から帰り、束の間のまどろみの時間にこの曲を流している。曲調的には同じエストニアの作曲家であるアルヴォ・ペルトに近いと言われている。実際に彼とは兄弟弟子であったと言われている。中でもいちばんのお気に入りは交響曲第2番の終楽章[Spirituoso]である。

私個人の感想としてはペルトよりは表情豊かな管弦楽法が使われており、それはむしろヴォーン・ウイリアムズの南極交響曲やリヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲に近いように聴こえる。これら二つは標題音楽であるが、私がもしこの曲に標題を掲げるとするならば「大海の嵐」(なんちゃって(^^;))

幾度と無く打ち鳴らされる鐘の音と、それに呼応すべく連呼される管楽器の三連音符、更に輪をかけてうねるように奏される弦楽器群のスケール・・・嗚呼!なんと素晴らしきオーケストレイションの妙!!私がもしSF映画の監督であれば『磁気嵐に遭遇した宇宙船の危機』の場面などで使いたいたいなと思ってみたり。

そういえば、昔ケネス・ブラナーとロバート・デ・ニーロが競演した「フランケンシュタイン」という映画のサウンドトラックもかなり劇的な出来映えだったが、あの音楽の作風にもどことなく似ているなあとも思う。

いずれにしても、スメラは2000年まで生きていたらしいのだが、出来ればリアルタイムでスメラと同じ時間を生きているということを実感してみたかったと今更ながらにして思うのである・・・。

今日買った本(1)~建築のウンチク~

2005年03月16日 20時45分30秒 | 建築
なんとも「チク」繋がりで韻を踏んではいるが、フザケタ名前である。しかしながら本の内容もふざけていて面白い。ちょっと建築に興味がある人がトリビア感覚で読むのもよし、建築関係の仕事やっている人が骨休みに読んでもよしの内容が盛り込まれている。

ちょっとだけ、目次の内容を抜粋してみよう
★ふすま・障子はなぜ右手前か?
★法令集は怒りを込めて読め
★みなし道路の幅員は
★ネクタイのストライプ斜線

ちなみに著者は関西の人らしく、やたら西宮・伊丹・大阪・京都など関西圏の無名な建物や街並の写真が使われている。

<建築のウンチク>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761511974/qid=1110971335/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/250-2631175-2688255
山田 修 (著)
価格: ¥1,890 (税込)
出版社: 学芸出版社

今日買った本(2)~ブラームスの音符たち~

2005年03月16日 20時42分45秒 | 音楽
学生時代にオケやって良かったなあと思うことの一つに食わず嫌いであったブラームスの音楽がものすごく好きになれたこと。そして、今日この本に出会った。とにかく、ブラームスのことをベタ褒めで、ブラームス好きの私としても読んでいて我が身のように嬉しくなってくる。譜例もふんだんに紹介されていて、楽曲の内容と著者の思いがわかりやすくなっている。
著者は、N響アワーで喰えないダジャレしか言わないイケナイおじ様だったけど、コレを読むと氏への印象は大きく変わるはず。

ちなみに、前著で「バッハ」と「モーツァルト」をシリーズでやっていて今回が第3弾になっている。歴史的な流れからいうと次は「ベートーベン」かと思っていたが「ブラームス」だった。次は「チャイコフスキー」や「ドヴォルザーク」あたりをやって欲しいのだけどな~。

<ブラームスの音符たち>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4276200628/qid%3D1110971221/250-2631175-2688255
池辺 晋一郎 (著)
価格: ¥1,890 (税込)
出版社: 音楽之友社

今日買った本(3)~フランス語の小径~

2005年03月16日 20時39分58秒 | フランス
フランスの言葉から身近なフランス文化や歴史を紐解く内容になっている。決して専門書のようにカシコばった内容でもなく、かと言って信頼性のなさそうな独断と偏見で書かれているようにも感じられないので安心して知識の吸収の出来そうな本である。初版が昨年の2月なのも嬉しい。とにかくこの手の本は、初版が何十年前のものが多かったりするので信憑性に欠ける場合が少なくないのでね。変な話だけど、通貨の話もちゃんとユーロダテで書かれているし(^^;)

amazonサイトの当該ページでは編集者からのひとこととして次のような事が書かれているので紹介しておく。

『ことばと文化,というと紋切り型だけれど,
この本の視点は細やかで理屈抜き.
フランス人と私達日本人が何気なく使っていることばの
色合いを比べ,その歴史を遡り,音を響かせます.
小径を散歩するうちに,教科書に並んでいたあの単語が,
思いがけない顔を見せるかもしれません.見慣れたはずの顔が,
ある時まったく知らない人のように感じられることがあるように.
規則を覚えるのに飽きた初級学習者にお勧め!』

<フランス語の小径>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560003157/qid%3D1110971110/250-2631175-2688255
泉 邦寿 (著)
価格: ¥2,100 (税込)
出版社: 白水社