まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

偶然の一致という名の「最大公約数」

2007年01月31日 23時00分06秒 | ぶつぶつ
実は、10歳くらいの頃から十余年の間に長期外泊をすると全然関係のないところで大きな事故・事件が起きるというジンクス(?)があった。

発端は小学校の修学旅行で、このときは「たこ八郎」氏が水死し、日航ジャンボ機の墜落の時は兵庫県の山奥にボーイスカウトで10日ほどキャンプをしていた時だった。中東で「砂漠の嵐」作戦が始まった際も、ずっと家を空けていて帰宅してから知ったのである。更に、中国で修学旅行生たちが乗った列車が脱線転覆したときも、家にいなかったように記憶している。

それが、大学に入ったころにはそういう現象は起こらなくなり、その代わり、今度は友人宅で寝泊りする事が月に何度かあったのだけれど、外泊したときに限って通学経路の電車が事故やら何やらでダイヤが乱れたりストップすることがあって、足止めを被ることがあまりなくてラッキーだったということが度々あった。今までの全ての事柄を何かの括りでまとめようとしても、それはただの偶然の集合体に過ぎないのだ。

鼻緒が切れた日の夜に不幸が訪れる人も居れば、幸せが続く人もいる。かと思えば鼻緒が切れなくても、コロリと命を落とす人もいるのだ。下駄を履く人口が増えれば増えるほど、鼻緒の現象が迷信化される率も高くなるわけで、それはまた戦時中の極限化された精神状態においても、偶然の集合体がその威力を増す機会は増えるのかもしれないのだと私は思う。

私もpinbokeさんと同様、限りなく無神論に近いので霊魂とかそういうのは信じていないのだけれども、こういう奇妙な符合というか偶然と言うのは度々あるのだということはよく理解しているつもりである。これはきっと、複雑な人間社会の中で多くの時間を共有する人たちの群れの『偶然の一致という名の「最大公約数」』が団子状になって個人の上に降り注いでいるだけなのではないかと思っている。

私が『偶然の一致という名の「最大公約数」』という現象に気がついたのは、時をさかのぼる事、およそ20年前の小学校6年生のときである。当時、自習時間と言えば、育ち盛りの遊びたい盛りなので、口を閉じてジッとしている者などいるはずもなく、ワイワイガヤガヤザワザワバタバタとしているのだけれど、授業時間45分の間で1回ないしは2回ほど、わずか1~2秒ほど偶然にもシーンと静まる瞬間があるのである。

まさに、30~40人の子供たちの好き放題喋っている文章の句読点(若しくは息継ぎのタイミング)が、たまたまその限られた時間の隙間に集まったんだろうけど、よく注意してその「時」を感じてみることに成功した日には「あ!今、最大公約数!」と仲のいい友人と叫んだりしたものである。



【K】スクロール地図で探せるiタウンページというサイト

2007年01月30日 23時07分57秒 | 広告


iタウンページというサイトを御存知だろうか?スクロール地図を利用して知りたい情報を検索できるという優れたサービスを提供しているサイトである。しかも、3月リニューアルでPC版が全体的に改善され、更に充実していくというのだからこれから目が話せないサイトだと思う。

試しにβ版を使ってみた。これまでにも、スクロール地図というのは他のサイトでもいろいろとあったが、どんな時にiタウンページのスクロール地図を使うと便利かということを考えるならば、例えば私が上京の折に「渋谷区にあるアラブ首長国連邦大使館の近くで焼肉を食べたい」と思ったとする。すごく簡単なクリック作業で同大使館付近にて「業種:焼肉屋」を検索すると、周辺にある焼肉屋の位置・屋号・電話番号・住所などが一気に表示されるのである。もちろん口コミ情報やクーポン情報もあるのだ。特に、店舗選択の第一条件が場所性であった場合に、このサイトの情報がいちばん有力だと思う。というのも、起点ポイントからどの店が近くに有り、どの店が遠くに有るのかが一目瞭然であるからだ。更に、スクロール機能を使えばウインドウの外の情報も何の不自由もなく入手する事が出来てしまうのが嬉しい。

興味の有る人はコチラへ→ iタウンページ

華麗なる「華麗なる一族」の音楽

2007年01月29日 21時24分56秒 | 音楽
「華麗なる一族」のメインテーマにやられた。これが、かなりイイ感じの音楽なのだ。今も・・・ちょっと気を許すと頭の中に流れ出す・・・。困ったものである。

「いいドラマ」「いい映画」には、必ずと言っても「いい音楽」が流れているものである。「ドラマ」と「映画」を比べれば「映画」の方に作曲家は重きを置いているのではないかと思う。なぜならば、ドラマの場合は回を重ねるゴトに視聴者が徐々に感情を移入させていけば、そこに流れている音楽も自然と受け入れられていくからである。しかし、映画の場合はそうは行かない。およそ、一発勝負と言っても過言ではない。その、たった一回の視聴で観客たちの胸を躍らせ、また号泣させなければならないのだから。

それは、例えば映画「八つ墓村」で有名な芥川也寸志氏の音楽しかり、映画「風の谷のナウシカ」で有名な久石譲氏の音楽しかり、また、ほとんどのハリウッド映画がそうであるように、執拗なまでに同じ旋律が流されるのである。それらは同一の旋律を軸にはしているものの、喜怒哀楽ごとに曲のスタイルを変奏させた循環主題という技術を用いて観客を魅了させているのである。

というわけで、今回のTBS日曜劇場の「華麗なる一族」のメインテーマはかなり気合の入ったサウンドトラックと言えるのではないかと思っている。ドラマなのにここまでダイナミックなオーケストレイションを施すのはなかなかのものだと思う。映画並み!!特にサビの部分に男声が挿入されているバージョンなんか聴くと、まるで万俵頭取に睨まれているみたいで胸が高鳴るのである。

第1話目で「なかなかいい曲だな」と思わせ、第2話目で「心をグっと掴み」第3話目終了時には既に耳から離れないほど、あの重厚な響きが残って離れないのだから。ドラマ「華麗なる一族」のサウンドトラックが欲しくなってきた。作曲は服部隆之氏。発売は2月下旬の予定だとか。

第13.6回探検隊【関西空港2期空港島現場見学ツアー】終了

2007年01月29日 00時50分00秒 | 都市

今回は関西空港駅に9時40分集合だったので、普段仕事に出かけるのよりも30分早く家を出なくてはならず、土曜日で非仕事モードな私には起きるのが、ちーとばかし辛かった。でも普段より、ちょいと早く家を出ただけで太陽の高度がだいぶ違うので、いつもの駅までの景色もまるで違った陽光を浴びて輝いていた。それが、上の写真である。タイトルは『壺』。

9時40分集合にもかかわらず、9時40分着の関空快速で集合場所に辿り着く。厳密に言えば遅刻であるm(_ _)m・・・さて、今回のツアーは他の見学者たちと空港二期工事エリアをバスとグラスボートに乗って見学するという企画であるが、強風のためあいにくグラスボートは中止となってしまった。

フェンスより左側が滑走路でほぼ完成している。あとは、試験や試用が繰り返された後、合格であれば様々な開港直前イベントを経て開港となる。フェンスの右側は全く開発がなされていないが、今後も当分の間は開発される予定はないらしい。つまり空き地のままである。関空の需要がもっと多くなった暁には新ターミナルが建設されるようであるが、その前途は決して明るくはないのではと私は思う。

(↑クリックすると拡大する)そもそもこの空港の二期工事のプランは本当に、しっかりと熟考された結果の計画なのかどうなのか、いやもっと言うなれば一期工事の計画の際に、ちゃんと二期分も計画されて作られていたのかどうなのか疑問がある。上の写真を見てもわかるように、二期ターミナルは一期ターミナルと離れているばかりか、鉄道駅や空港バスターミナルとも隔離されているのである。本当に、この空港は今後、アジアのハブ空港としての役割を担うという展望を活かすことができる計画になっているのだろうか?・・・まあ、この辺は、今後のお楽しみということにしておこおうか。

二期滑走路を上から見るとこんな感じになっているらしい。地面からわずか3~4m高くなっただけの物見櫓からは、よくわからないけれど。かなり出来上がっているようである。ちなみに滑走路の中央にテーピングされている「X」の印であるが、実はアレはまだ供用がされていないことを示していて、パイロットが間違えて着陸しないようにしているらしいのである。そういえば昔、神戸空港の開港前の滑走路ウォーキングの時にも、こんな感じの「X」の舗装がされていて、それがすごく不思議だったことを思い出した。こんなところで、疑問が解決するとは夢にも思わなかった。

物見櫓から一期ターミナル方向を望む。中央左手に見える塔が日本で三番目に高い管制塔である。つい最近まで、成田空港に次いで二番目に高かったらしいのだが、セントレアにタッチの差で負けたとか。

そして、これが滑走路を望むための物見櫓。もう少し、色気を出して欲しかった・・・というか、せめてもう一層高くして欲しかった・・・。櫓の前にはテトラポッドが二基置かれ、予めツアーガイドさんが用意している油性マジックでブロックに書き込みが出来るようになっている。なかなか粋な計らいだと思った。中でも秀逸なのは下のコメント。

「テトラポット」って・・・(汗)正確にはテトラポッドなんだけど、それは置いといて「テトラポッド」に「テトラポッド」ってそのまんまソレだけを書き残すセンスって素敵だなあと思う。しかし、もっと正確に表現するならばこれはテトラポッドではないのである。「テトラ」は「4」を意味し「テトラポッド」とは「四肢動物」を意味しているのである。なので、こういう形状のものは、ただ単に消波ブロックや護岸用ブロックと表現するしかないのである。ただ、「バンドエイド」や「セロテープ」「ホッチキス」と同じで商標登録されている「テトラポッド」を通称名と混同して使っているだけなのである。

次に気に入ったのが、コレ。小口に書くセンスがたまらん。しかも何故かアンパンマン!!我々が子供の頃は、よくドラえもんの絵を描いたものだが、最近の子供たちのソレはどうやらアンパンマンが主流らしい。ここに書かれているコメントを一通り見てみてのだけれども、キャラクターものの中ではダントツでアンパンマンがいちばん多かった。

二期工事見学後は、展望ホールに移動。関空ターミナルの設計は設計コンペでレンゾ・ピアノ氏の案に決定となったのだが、幸か不幸か本案には展望ホールが無く搭乗予定者以外はターミナル内からは滑走路を望めない構造になっていたため、ちょいとバスで移動しなければいけないような辺鄙な場所が展望ターミナルとなっている。滑走路の端っこにあるため、望遠レンズがないとここから写真を撮るのは、かなり至難の業である。

そういうことも有ってか展望ホール建物内にはバズーカ砲みたいなカメラを持った人たちがたくさんウヨウヨしてた。

帰りは皆でラピート号で大阪市内に戻る事に。この列車、難波と和歌山の間だけを走らせるだけでは勿体無いほどデザインのいい列車である。設計は建築家の若林広幸氏である。前から見ると「鉄人28号、横から見ると「グフ」みたいなフォルムをしている。かなり奇怪な姿をしていて、私がコレをいちばん初めに見たときは銀河鉄道999の幽霊列車を思い出した。ちなみに踊る大捜査線シリーズの「交渉人 真下正義」に出てくる暴走列車を見たときにはラピートを思い出した。つまり、悪役顔なんでしょうな、このフォルムは。

 

★次回探検隊のお知らせ★

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第13.7回探検隊(また微妙な回数・・・)

内容:大阪市中央卸売市場 本場見学
日時:2007.02.24(Sta.) 9:00~(確定です)
集合場所:大阪市営地下鉄千日前線玉川駅に8:45までに集合
予算:100円(資料代)程度
備考:果実せり見学、水産・野菜売場の見学など
   終了後、のだ周辺を小散策します。


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参加申込はこちらから


【K】ハイアールのデザインの良い家電

2007年01月27日 22時32分52秒 | 広告


ハイアールから一人暮らし用のデザイン家電が新しく発売された。今回発売されたのは「洗濯乾燥機」「冷凍冷蔵庫」である。しかも、シンプルでデザイン重視だけであるかと思えば、どうやら機能性にも優れているらしい。これらの商品は全国のジャスコ、それにイオンのオンラインショッピングサイトにて販売されているらしい。

興味の有る人はコチラへ
 →ハイアールジャパン
 →イオンオンラインショップ

そろそろ1人暮らしを始めたいなあと思っているのだけれど、私自身がもし洗濯機及び冷蔵庫を選ぶとするならばどういうポイントにこだわりたいのかということを考えてみよう。
まずは冷蔵庫。これは、やはり「容量」「静かさ」「デザイン」の三点。特に「静かさ」は重要な要素だと思う。夜中に「ブーン」なんて音がするようでは困ったものである。「容量」は食材の作り置きを鍋毎保管できたらベターなのかなと思ったりもする。贅沢な話ではあるが・・・。それとデザインも大切な要素。
次に、洗濯機。こちらは苦手分野なので、ちょっと嗜好が変わってくる。同じように3つ挙げるならば「操作性」「静かさ」「乾燥機能」になるのだろうと思う。操作は簡単であることが第一条件。楽しみながら出来るほどの余裕を感じさせるほど手軽な操作性があれば、きっとこんな私でも洗濯が好きになるはずである。夜中や早朝に起動させても隣室に響かないような「静音設計」であれば使い勝手はかなりいいのではないかと思う。それから「乾燥機能」もあると嬉しい。
ただし、洗濯機・冷蔵庫とも全体として手頃な価格であるということが条件になってくるのでは有るが。

セルフポートレイトを撮るという試み

2007年01月27日 19時51分36秒 | 写真

 

最近、ちょっと眼鏡をかえてみた

別に何かしらの心境の変化が

あったわけではない

 

5年以上も同じ眼鏡をかけていると

ドガ進んでしまうのである

 

 

もう限界!

というわけでは決してなく

来月のお楽しみのために

買い換えてみたわけで・・・

 

しかし

以前の眼鏡がかなり好きだった

だけに

 

鏡を見ても見慣れたカオは

そこにはなく「何だか不気味」

そんな妄想に、やや苛まれる

 

 

そのうち、その不気味さにも

「慣れる日が来るさ」と

自らに言い聞かせる日々

 

それにしても、急に

ドガ変わると眼がしんどい

眼鏡変わると顔もしんどい

 

 

 

 


ヴィンセント・パーシケッティの交響曲第6番という曲

2007年01月24日 22時09分40秒 | 音楽
この曲を初めて聴いたのは高校生の時なので、かれこれ15年くらい前になる。それから学生の時にたまたま立ち寄ったCDショップでこの曲が入ったCDを見つけて歓喜したのを今でもよく覚えている。正確には「Synphony for Band」が正式なタイトルで副題が「交響曲第6番」となっている奇異な曲である。これでも、この人は交響曲を9曲も世に送り出しているので、れっきとした交響曲作曲家と言えよう・・・とは言ってみたものの他の曲を聴いたこと無いので他の作品の完成度は不明。

しかし、この交響曲第6番に対してのみ語るのであれば、それはもう賛辞しか出てこないのである。バンドのための交響曲と言えばホルストの2つの組曲を除いてはあまりパッとするものがないと個人的には思っているのだけど、この曲は、展開の豊かさ、旋律の美しさ、循環主題の妙、叙情的な民謡風主題の採用と、どこで切り取っても良く出来ているなあと思うのである。

私は、この曲を聴くたびに原始の平原をさまよう恐竜たちの雄姿を想像してしまう。トリケラトプスが大地を駆け、プテラノドンが宙を舞う。遠くではナンタラドンが獲物を追い、乾燥した樹木に恵みの雨が降り注ぐ・・・きっと、作曲者はこんな荒唐無稽なイメージで作っているはずはないのであるが、何かしら無骨で荒々しい不完全な、それでいて至極浪漫的な風景を想い描かざるにはいられない素晴らしい曲なのである。

興味の有る人はコチラへ→ヴィンセント・パーシケッティ:交響曲第6番

新手のスパム&チェーンメールか?・・・タイトルは「同窓会のお知らせ」

2007年01月23日 23時41分02秒 | サイバー
最近のスパムメールって、タイトルに「おつかれさま」とか「こんばんは」とか書いていてすごく紛らわしくて巧妙なのがあるのだけれど、今朝自宅に届いたメールには少し感動したのでご紹介。

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「【重要告知】 同窓会のお知らせ」

来る2007年3月4日に、同期全員が集まっての大同窓会を行う運びとなりました!
高校時代の級友同士の交流を復活させるきっかけになればと思います。
つきましては出席及び欠席の連絡をお願いしたい次第です。

日時:2007年3月4日18時00分~
受付:人数に応じた会場予約を取るので要事前連絡。
会場:未定(学校近くの居酒屋の予定。1月末までに決定の上、参加表明者に連絡します)
会費:2800円
幹事:高橋和也、池田直樹、鈴木実
申込締切:1月27日まで

同窓会参加申し込み専用フォームを設置しました。
全項目を「必ず」記入の上、参加申し込みをしてください。
http://××××.●●●.com/(←誤ってアクセスするとマズイので伏字にしてみた)

また、知り合いの同期生がいれば、そちらにも是非転送願います!!!
本メールが重複して届く人もいると思いますが、ご了承ください。

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なかなかよく出来てるでしょ。うっかり君がウッカリとアクセスしてしまったり、本物の同窓生に転送してしまう可能性だって十分有り得るような気がする。時期も卒業シーズンにあわせているし。しかし、会場が「学校近くの居酒屋の予定」て(爆)