IWCとは「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」の略称である。
イギリスのウイリアム・リード社が主催し、1984年に創立されたIWCには毎年9,000銘柄を超えるワインが出品され、世界最大規模の、最も影響力のあるコンペティションとして知られてる・・・と公式HPには書いてある。その中の《SAKE部門》が今回兵庫県で開催されることになったのは、山田錦という品種が世に出てから80周年目の年であるということもあったとか。兵庫県の後押しもあって企画が成立し、神戸会場はこの相楽園になったようである。
いつでも行ける場所というのはいつまでたっても行かないもので、今日初めて相楽園に立ち入ることになった。
受付で当選はがきと一緒に入場料の1000円を払うと入場券と試飲券が2枚連なったチケットを手渡される。しかも希望する人はもう1000円払うと再入場(おかわり)ができるようである。
会場内は大盛況で、テーブルとか見つからないかもって思っていたら、主催側の関係者に知り合いがいらっしゃり、外の庭園側が割と空いているというので案内して頂けた。
まずはIWC2016《SAKE部門》に入賞したお酒をランダムに2品目が試飲できる。
ランダムの内容は淡麗系と芳醇系のセットとなっている。
試飲といってもけっこうたっぷりと入っていてこれだけでも元は取れているはずなのに、
更にこれらのラインナップの中から好きな灘の酒を2杯頂けるのである。
私が選んだのは、
櫻正宗の櫻華一輪 (おうかいちりん)と菊正宗130年ぶり新ブランドと謳われる百黙。
櫻華一輪のふくよかさも良かったが百黙のバランスの取れた風味も良かった。各酒蔵の人と話をする中で菊正宗の方が百黙を和食にも洋食にもあう食中酒をコンセプトにとおっしゃっていたので試飲してみたのであるが、なかなか好みの味だった。
百黙(新製品情報)
百黙(コンセプトサイト)
ちなみに、イチオシ!の中からピックアップしようとも思ったが、イチオシとされている白鶴の特別純米酒 山田錦は半年くらい前に購入して好みの味ではなかったので「イチオシ!」は信用しないことにした。万人に美味しい酒は存在しないからね。
酒蔵ブースの一角に
伍魚福のコーナーがあったのは理解できるが大阪国税局のコーナーがあったのは面白かった。
最高の日和に最高のロケーションで白昼から美味しいお酒を嗜むことができて幸せな一日であった。
IWC2016《SAKE部門》