今回は東大阪の探検というわけで、河内小阪駅に集合。いつの間にか出席率の高くなっている私だが、今回はいつもと違う気分での参加となった。なぜかと言うと一つに、ここ東大阪市内の大学に通っていたので、懐かしさイッパイであったということ。他には、広角側の一眼レフレンズがお釈迦になっていて使えないということ(特に狭小の路地の撮影が出来ないのがイタイのだ)や、その変わりに魔法のキャメラを持ってきていたということである。
まず、立ち寄ったのが、あらゆる歴史書にもその記述を見出すことが出来ない謎の小阪城である。更には城主殿の御好意により直々に内部の見学までさせていただいたのであった。
で、、まあ、絵になる風景というのは実は小阪城だけなのであとは、コネタで攻めて見る事にしよう。まずは近鉄永和駅前にある市民会館のトイレ。
『きっとあるはず・・・』と期待して入ったのだが、やっぱりあった。しかも超地元ネタ!
あれ?でもココは「河内」で「難波(なにわ)」ではないはず・・・もしや「難波(なんば)行き」ってことか??
昼コハンは近鉄線の高架下にあるポッポアベニューのとある喫茶店へ乱入。と言っても、いきなり30人様で突入するのはあまりにもムゴイので、かっさん隊長に予め予約を入れていただく。何のことはないただの喫茶店なのに妙に店内の内装が濃いかった。おまけに伝票の絵が微妙にコッテリと・・・。
そして、ポッポアベニューのURLの文字列は何故だか「90990」。きっと「POPPO」を取得できなくて似たような文字形状の「9」を「P」に見立てたのではないかと思われるが真相はいかに?
昼食後は布施商店街を散策。中でもけっこうヒットだったのが上の整骨院の看板。ゆる~い立ち方に、やる気のなささを感じ取ることができる。個人的には整骨院なる所は硬派であって欲しいところである。
何屋さんかわからないけど、おそらく喫茶店だろう。さりげなくライトアップはしているけど、遠慮し過ぎてフツーの人の目にはなかなか目に付きにくいのではないだろうか?しかし、この看板、
ちなみに「NOEL」とはフランス語でクリスマスのこと。
商店街散策の後半戦は、半ば恒例行事となりつつある買い食い大会。今回は、金太郎というパン屋に乱入。個人的にはネーミングの妙に感動の嵐!フツー食い物の名前に「おしり」なんて付けるかね??しかも、ひろくんって誰だね?まさか、店主の名前じゃないよね!?
それと、この「サーターアーギャー」もかなりテキトーに付けられているように感じてしまうのは私だけだろうか?本当はもっと違う名前の食べ物だったような気がするのだが・・・。
東大阪市は一握りの金持ちと一握りの乱暴者、そして大多数の庶民で構成されている街なのである。一握りの金持ちは巨大な家屋でその存在を知ることができ、更に一握りの乱暴者は巨大な落書きでその存在を知ることができるのである。今まで見た落書きの中でいちばん最強の落書きだと思った。
近鉄大阪線の俊徳道駅の近くに有る都留彌(つるみ)神社。ま、フツーは読めない。(もちろん私も読めなかった)一般的に一つの「音」に対して一つの「文字」を配している名前の神社は古い神社であると思われる。その昔、奈良時代に某天皇が全国に存在する一文字や三文字の地名を中国風に二文字に改める勅命を出したたけに、今日の日本の地名は二文字で構成されているものが多いのである。
境内に立っていた石碑の上から二番目の文字に目が行った。いったいなんと読むのだろうか。「十が10」「廿が20」であれば、この字はきっと「30」に違いないと思うのだが結局、これも真相は不明。ご存知の方がいらっしゃれば教えて頂きたい。
~追記~
かっさん隊長より急に指名頂いた解説だけど、全く用意していなかったので持てる知識を振り絞ってやってみたので言えなかったことがあり、ちょっぴり心残り。なのでここで補足説明をしておこうと思う。
<長瀬川について>
東大阪市内には長瀬川以外にも南北方向に水路があったことが伺える地名が幾つか残っているので興味の有る方は地図を広げて見て頂きたい。(町名ごとに色分けされているタイプのモノがベスト)
例えば、近鉄志紀駅東側の二俣から玉串川沿いに上ってみると、玉串側流域の町名がなぜか南北に細長いのである。「曙東町→柏村町→山本南町→山本町→山本北町→玉串元町→花園本町」と続き、近鉄奈良線を越えて進路を北西に変えて「菱屋東」を経て「荒本」の方向へ抜けている。ここから先は町名での探索は出来なくなっているが玉串川は「川俣」で寝屋川・長瀬川と合流しているのである。
一方、長瀬川も近鉄志紀駅東側の二俣から分岐しているが地名でその形態が確認できるのが長瀬川と近畿自動車道の交差する八尾市東久宝寺辺りからでここから「金岡→吉松→菱屋西→新喜多→西堤西」と北上し「川俣」で寝屋川・玉串川と合流しているのである。
つまり分岐地点の地名が「2つの『また』」で合流地点の地名が「川の『また』」になっているのである。しかも東側の経路を辿る玉串川の方には「菱屋東」があり西側の経路を流れる長瀬川の方には「菱屋西」があるのも対象的で面白いと思う。(菱屋という名前はかつて同一帯で勢力の有った商人の屋号だったらしい)
このあと、カッチ父のところにおじゃまさせて頂き二次会へ突入。ダーツ有り、ビリヤード有り、囲碁有り、鍋有り、カッチ父特製巻寿司有り、 という感じでイロイロな人との交流も出来て楽しいひとときを過ごすことが出来た。
かっさん隊長、今回もいろいろとありがとうございました。
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