しばらく前から大きな街の主要なポイントでホームレスが売っている得体の知れない雑誌のことが気になっていた。知識の乏しい私は、てっきり新興宗教団体がホームレスをいぢって、ストリートマガジンという名の教典を頒布しているのだとばかり思っていた(恥)
けど、つい最近、「BIG ISSUE(ビッグ イシュー)」というストリートマガジンのことを取り上げている某民放テレビの深夜番組のとあるドキュメンタリーを見る機会を得た。
販売者であるホームレスの人々はまず、発行元であるビッグイシュージャパンより一冊90円で同誌を買い取り、指定されたポイントで道行く人に一冊200円で販売する。そしてその差額である110円×販売部数が販売員個人の一日の収入になるのである。同誌の発行コンセプトはこう。
「ホームレスの仕事をつくり自立を支援するためのストリートマガジン」
詳しくはコチラを参照して頂きたい。
そのドキュメンタリー番組によれば、ホームレスといえば「仕事もせずに日々寝て過ごす怠惰な人」というイメージが強いのですが、実際はそうでもないみたい。それで、本当かなあと思い通勤の途上でいつも定位置でこれを売っている販売員に声を掛けて一冊買ってみた。
売る方も日銭を獲得するために必死なので、身なりは多少汚れてはいるものの商品を客に渡すときの息遣いや「ありがとう」「またヨロシクおねがいします」の声が『生きている』ように感じた。買って欲しいから売っているという気持ちが伝わってくる。社会というシステムから阻害されている彼等が、社会システムにガッツリ馴染んでいる小売店舗の販売員より生き生きとしているのである。
別に偽善的に「彼らを支援しよう!」というわけではないけれど、こういう流通形態も有りなのかなと非常に興味を持っている。紙の質感といい閉じ方といい、さすが発祥が欧米(イギリス)であるだけあって実に粗造りだけれども、内容はけっこう充実していて真面目に楽しく読める。皆さんも怖いもの見たさで一度買ってみては如何でしょうか?
けど、つい最近、「BIG ISSUE(ビッグ イシュー)」というストリートマガジンのことを取り上げている某民放テレビの深夜番組のとあるドキュメンタリーを見る機会を得た。
販売者であるホームレスの人々はまず、発行元であるビッグイシュージャパンより一冊90円で同誌を買い取り、指定されたポイントで道行く人に一冊200円で販売する。そしてその差額である110円×販売部数が販売員個人の一日の収入になるのである。同誌の発行コンセプトはこう。
「ホームレスの仕事をつくり自立を支援するためのストリートマガジン」
詳しくはコチラを参照して頂きたい。
そのドキュメンタリー番組によれば、ホームレスといえば「仕事もせずに日々寝て過ごす怠惰な人」というイメージが強いのですが、実際はそうでもないみたい。それで、本当かなあと思い通勤の途上でいつも定位置でこれを売っている販売員に声を掛けて一冊買ってみた。
売る方も日銭を獲得するために必死なので、身なりは多少汚れてはいるものの商品を客に渡すときの息遣いや「ありがとう」「またヨロシクおねがいします」の声が『生きている』ように感じた。買って欲しいから売っているという気持ちが伝わってくる。社会というシステムから阻害されている彼等が、社会システムにガッツリ馴染んでいる小売店舗の販売員より生き生きとしているのである。
別に偽善的に「彼らを支援しよう!」というわけではないけれど、こういう流通形態も有りなのかなと非常に興味を持っている。紙の質感といい閉じ方といい、さすが発祥が欧米(イギリス)であるだけあって実に粗造りだけれども、内容はけっこう充実していて真面目に楽しく読める。皆さんも怖いもの見たさで一度買ってみては如何でしょうか?