先日、淀屋橋方面に出たついでに、ずっと見てみたいと思っていた大阪弁護士会館を見てきた。
弁護士って聞くと、何故かお茶の間サイズの八代弁護士や橋下元弁護士くらいしかイメージ出来ないけれど旧字体で表記されると、ものすごく有難い感じがする。「ベン」の字にも元々は「言」の文字が入っていたのね。ちなみに、英語表記のBarは集合体としての弁護士(業)を表すらしい。
ちなみに弁護士は「barrister」と言うらしいが、なんだかバーテンダーみたい。バーテンダーを表すバリスタは「barista」でイタリア語らしいんだけどね。
構造体がそのままデザインになっていてカッコイイね!レンガタイルの色合いもなかなかええ感じだし。
格子状でシンメトリーな感じはあたかも「弁」旧字体『辯』のようでもある。(設計者がそう意図して設計しているのかどうかは別として・・・)
「弁」旧字体に関するトリビアはコチラヘ!ちょっとこれには驚いた・・・。
それよりも、むしろ隣にある大阪高等裁判所のディティールを意識して作っているんだろうなあと思った。
蛇足・・・
・・・いかが??
JR大阪駅の北側に位置する北大深東地区土地区画整理事業に伴って今月の29日に道路の切替が行われるらしい。
右に大きくカーブしていた道が直進方向に切替えられるわけである。この辺りについてはゴリモンさんのブログで巨大な俯瞰写真の掲載がされているので、興味の有る人は参照すべし。道路の切替は午前10時である。
実はこの日、切替が行われるのはここだけではなかったのである。
駅を挟んで南側のアクティ大阪の駅前ロータリーである。ここが14時に切り替わる。更に、その30分前にはすぐそばの歩道も切り替わることになっている。
タクシーとバスの進入路が変更になり、変更後のルートは仮設店舗の地下ピロティーに近接していて見通しが悪いために、歩行者は歩道橋の通行を強いられることになる。
いや、歩車分離をすることで、進入口の信号機を設置しないようにしようとしているのかもしれない。
何だかねえ・・・とても使いづらそうな感じがする。何故ならば・・・
せっかくエレベーターで昇降できるようにしているんだから、いっそのこと曽根崎交差点側の歩道橋と繋げてしまえば便利なんだけどなあと思う。
でしょ?
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最終話:「ヤンキー娘の大冒険」
昼は天王寺駐在所の平凡巡査部長として、夜は闇の街を渡り歩くさすらいの介錯人『舞踏刑事デカダンス』として活躍する『阿波どり雄』巡査部長の人生を軸に語られていく警察小説の真骨頂。
最終話の今夜は、阿波巡査部長の元にやってきたニューヨーク帰りの謎の婦人警察官が、次第にデカダンスに感化され、やがて『令嬢刑事デカメロン』へ成長して行くまでの姿をドキュメンタリータッチで綴っていくという異色の野心作。デカデカ刑事コンビとなった二人が辿り着いてしまった闇の奥に待ち受ける衝撃の真実とは何か!?
↑令嬢刑事デカメロン
そんなものありゃしまへん・・・
出典
・ヤンキー娘の大冒険・・・影の軍団【幕末編】第一話タイトルより
・天王寺駐在所・・・佐々木譲著「警官の血」より
・デカダンス・・・昨夜の記事より
・舞踏刑事・・・強いて言えば「部長刑事」、または「宇宙刑事」より
・デカメロン・・・ボッカチオ著「デカメロン」より
・ニューヨーク・・・ビッグアップルなので。または「NYPDブルー」より
・闇の奥・・・コンラッド著「闇の奥」より
一口で言えば、まっしゅ妄想劇場。
終業のチャイムと同時に職場を飛び出した私は、その45分後には大阪フェスティバルホールのホワイエに辿り着いていた。待望のキース・ジャレットの大阪公演の日である。2階席最前列中央、少し右寄りの通路側。全く席を選べなかっただけに、このナイスでベストな席を取得できたのは奇跡なのか、それともローソンチケットの力技なのか?この席、ステージ全体を真正面から俯瞰出来るだけでなく、演奏中のキースの表情や手足の動き、指の動きに至るまで全てが見えるポジションなのである。
いや!まじスゲーよ!!
鼻息を荒くしつつ、始まった演奏に耳を傾けるも次第に後悔の念が生じ始める。
『ななな、なんですか?この現代曲はぁ!?』
無調性で無表情で取りとめのない音の洪水が流し続けられる。指が30本くらいあるんじゃないかと思えるような超絶技巧の音の嵐に戦慄を覚えながらも、旋律を感じられないもどかしさ。出口の無い雑多な繰り返し、無表情な強弱、陰鬱な和音、それはメランコリックであるどころか、むしろデカダンスと言うべきか?
それでも、こう思った。
『天才的な部分と紙一重な部分とが交錯してる』
ピアノ機構は知っているが、鍵盤とキースの指先の接点から音が出ているかのような錯覚に陥る。クネクネと波打つ身体はどこからどこまがキースでどこからどこまでが鍵盤楽器なのかという境界線さえも曖昧にしているかのよう。いや、まるでピアノから手が生えてキースを抱擁している。ピアノの両腕に抱えられたキースは何か言葉を発しながら立ったり座ったりして激しく自らを奏で上げるピアノと対峙している。
時に、怪しい嗚咽
時に、奇怪な奇声
そして、奇妙な唸り
ダウンタウンの路地裏でバーボンのボトルを傍らに置きながら壊れたグランドピアノを酔い潰れながら、奇声を発しつつ演奏する爺さんと言ってもおかしくない風体である。目を閉じてそんな光景、銀色のすすけたゴミバケツの転がる裏路地を想像して見ると、これが恐ろしいくらい有り得そうなのである。
更に、曲が終わるごとに、いや、終わろうとするごとに、悪質で猥雑な拍手で貶められる。ジャズの観客の鑑賞レベルとはこの程度か?今夜の演奏は録音されているという。そんなアナウンスが開演前に流される。エチケットを守ろうねというアナウンスが逆の効果を生じた様である。拍手で目立つことを目指す低俗さ、まず我々は観衆の中の1人の鑑賞者に埋没すべし。特に1階席のフライング拍手と最後の1拍更新拍手攻撃には相当ヤラレタ。
特に、2曲目は悲惨だった。優雅なメロディのあとの小休止。第一曲目のボリュームを考えれば、そこで曲は終わるはずではなかったはず。なのに、1人の無意味なフライング拍手に後半の曲想がぶっ飛んだ!キースは何かを発し、おもむろに席を立ってしまった。ちょっと困った感じで立ってしまった。残された我々他の観客たちに残された道は、前半部の半端な曲目への拍手しかなかった。休憩の時間に近くの席の人たちが囁いていた。
『後半はきっとトリオみたいな感じで演奏するはずだったんじゃないか?』
更に演奏中の観客の咳の多さには驚かされた。何でこんなに多いのか?少なくともクラシックの観客は各楽章間では咳または咳払いをしても演奏中にはしないぞ!と言いたくなる。そして、とうとうハプニングは第二部にも起きてしまった。キースが鍵盤に手を滑らせ始めてわずか十数秒で、なんと演奏の手を止めてしまったのだ。
「今のうちに咳をしなさい。私は水を飲ませてもらうよ」
たぶん、そんな感じのことを言ったのだろう。キースは咳を立ち、傍に置かれていたコップの水に口をつける。それで、新たに奏された曲・・・さっき途中で辞めた曲とは違う曲想のものが弾き始められた。先程演奏しようとされていた曲は永遠に咳の彼方へ葬られてしまったのである。これが即興の恐ろしさであり、また即興の面白さなんだろう。生まれそこなった曲が果たしてどんな展開を迎えていたであろうかというのは、もはや誰にも知る由はないのであるが、少なくとも再開された曲はものすごく良いものであった。
何曲目になっただろうか。最後の曲は無茶苦茶良かった。もう入っていた。キースも私も、我々も!だがしかし、ここでまた1人の拍手が無言の時間を無残にも切り裂いたのである。
突然の拍手・・・パチパチパチパチ!
その拍手を境にキースのノリが次第に衰えそして、瞬く間に収束に転向して行ってしまったような気がしているのは私だけであろうか?恐らく悦に入っていたキースの無意識が、その空気の読めない拍手によってスイッチをオフにさせられてしまったのではないだろうか?あの低俗な拍手が無ければもっと素晴らしいダイナミクスが展開されていたのではないかと思うと甚だ残念である。
アンコールは3曲。静かな曲と激しい曲。そしてOver the Rainbow。特に2曲目の激しい曲調のやつは圧巻であった。終わった瞬間、通路挟んで隣の女性から、かなり色っぽい嗚咽が発せられた。私には恍惚の嗚咽のように聴こえた。まるで、キースが乗り移ったかのようであった。他にも声を発した人は何人かいた。拍手ではなくこういったナチュラルな声はクラシックコンサートでは皆無なのでとても新鮮であった。
ところで昨夜、ケルン・シンドロームという言葉を知った。
いや、某サイトのみでの造語かもしれないが、強ち間違った表現でもないような気がする。そして、今夜の私の感性そのものが、まさにケルン・シンドロームを患っていたことを知ったのである。今夜の演奏を聞いてわかったことがある。
『いかにケルンコンサートが奇跡的な名演であったか』
ということである。時代背景もあるのかもしれないけれど、曲調・リズム・ダイナミクス、そして嗚咽のタイミングに至るまでの何から何までの全てが完結しているからである。
ケルン・シンドローム・・・確かに、私はこの症候群の渦中に迷い込んでしまっている様である。
興味の有る人はコチラへ→ケルン・シンドローム
ともあれ、ビジュアルで見る事が出来たのは良かったと思う。即興であると言う部分の演奏者側の危うさと聞き手側の危うさと、そしてその両者における創造的な楽しみを知ることが出来たのである。これは予定調和が絶対に守られているCDやレコードからは決して汲み取れない感覚だと私は思うのである。
今日は疲れた。真面目に音楽を聴くと本当に疲れる。でも、今夜は良く眠れそうである。
どこから聴いても川井憲次の音楽だ。
川井憲次と言えば映画「アヴァロン」の人である。
どこから見てもタイトル画像は押井守の絵だ。
押井守と言えば映画「アヴァロン」の人である。
第1回目は【ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー】
危ういバブルの上でのマネーゲームに見えた。
こういうのは傍から眺めているだけの方が好きだな。
次週は第2回目【ロンドン 世界の首都を奪還せよ】
予告編を見るとガーキン(セントメアリーアクス)
の空撮映像が出ていたので少し楽しみにしている、
興味のある人はコチラへ
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inomamoさんに教えて貰った「写真をニコ動風にするジェネレーター」で遊んでみた。
ギャハハハハハハ!!!
おもろいね!これ!!
ちょっと、クセになりそだね。
興味のある人はこちらへ
ニコニコ動画風画像ジェネレーター
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