来年の就職が決まった息子、数年は地方勤務が続くらしい。
ということで息子佑太と男二人の山行。丹沢ではない行先に選んだのが八ヶ岳。
結果オーライでしたが、ここで生死を分けるようなミスがあった。
偶然も重なって終わってみればめでたしめでたしでしたが大反省です。。
ほかのトレッカーの参考になれば、と思います。
本当は笑えないんだけど、ネタのような出来事でした。
あいつは僕に似ているのか!Σ(°◇°
何も知らない幸せなころ…日も差している

Blogランキングに参加してます~お嫌でなければ お一つ
父親に佑太が与えてくれた時間は金曜日の夜から土曜日1日だけ。
日帰り登山じゃん(≧▽≦;
日帰りできる3000m級の山…、行先は今年6月18日に歩いてきた八ヶ岳にした。

この日、僕は24kmの縦走をして、14:22に美濃戸口にゴールしている。

佑太とは丹沢には登ったことがあるが、彼自身3000m級は初めてだ。富士山登ってた(^^
安全のマージンを取って、赤岳~中岳~阿弥陀岳に絞って登ることにした。
夜行バスは4:20に八ヶ岳山荘前についた。
いびき親父がうるさくて眠れなかった!(≧▽≦
金払って人のいびきを聞く羽目になった上に寝られず…って、どゆこと。
空には明るい月が輝いていた。

行者小屋までは話をしながら登れる傾斜、たくさんの話をしたなぁ。



行者小屋には7:30に到着! 天気予報に反して青空!

コースタイム3時間10分を2時間30分で登ってきた。これが罠だったなぁ…(≧▽≦
行者小屋から見ると圧倒的な高さ。壁だね、赤岳。

20分ほど休んで7時50分、赤岳を目指す。


高度を上げるにつれ徐々に遅れ始める僕ちゃんww

圧倒的な高度感。真下に行者小屋。

すれ違うのもままならないザレ場の急斜面で銃に打たれた人のように倒れこむw
先を行く佑太に足を攣った!の合図。決勝で負けた吉田沙保里のような顔だったらしい…。
お、おまたせしました…

地蔵ノ頭に登ると景色は真っ白になってしまった。
強風と雨、急いで雨具を着て、ザックにレインカバーをかけた。
ザックカバーが今回のアクシデントのキーポイントだ…、覚えておくように!
いやぁ、何も見えない。カメラも仕舞わざるを得ない。
稜線の向こうに富士山が見えるはずなんだけどなぁ。
赤岳までの急登、目の前のザレ場、岩場をしっかりと見て登るだけ。
そんな中、靴先を岩にひっかけ倒れるのを避けるために踏ん張った!
ぎゃー、かつてない足攣!(笑)
しばらく動けない、先を登る佑太に「足攣った!」と叫ぶ、その顔は吉田沙保里だったと…orz
ふくらはぎはマジで痛くて、軽い肉離れかな、という印象。
9:05、山頂についた。コースタイム5時間10分を3時間45分で…足も攣るわな(笑)
とりあえず、雨と強風を避けるために赤岳頂上山荘に避難する。
ここで作戦会議。
「何も見えないし寒いし雨だし風だし、下山しよう!」
カップヌードルを食べながら1時間ほどのんびりして、下山準備。


目の前の中岳を超え、その向こうの阿弥陀岳に行く予定だったが

今回はここを右に、そう最短で文三郎尾根を下ります。
この尾根、ひたすら階段なんだね。
「階段に次ぐ階段、滑るザレ。登りも下りも根をあげる、きつい尾根」
山の雑誌にそう書いてあったから絶対チョイスしないって決めていたけど仕方ない。
くだりながら佑太と、「この尾根は絶対に登りたくないねぇ」と話していた。
登ってくる人はすでに抜け殻のようだった(笑)
そんな尾根、コースタイム1時間30分のところ1時間で下ってきた。
午前の11時20分に僕らの登山は終了です。
このペースなら14:20の早いバスで帰れるねv(^o^)v
行者小屋では佑太がお汁粉を注文、そこで腰を抜かしそうになっていた。
「お父さん、誰かのザックを背負ってきちゃった!」
赤岳頂上山荘! 僕も腰を抜かしそうになった。
ザックカバーが一緒だったから僕もまったく気づかなかった。
真っ先にそのザックの主のことを考えた。
行者小屋から赤岳頂上山荘に衛星電話をかけてもらったが、
悪店の中、衛星がつながらない…絶体絶命か!
行者小屋の方のスマホがつながった。ドコモはアンテナがあるらしい。
ザックの主は女性で、山荘に電話番号を残し、15分ほど前にすでに下山をしたとのこと。
佑太のザックは山頂山荘に残してある。
空身で下ってくるとしたら最短の文三郎尾根だろう。
佑太をピストンさせることにした。
さっき、「この尾根は絶対に登りたくないねぇ」って言っていた尾根だ。
真っ白で見えていなかったが、晴れていれば絶望的な壁だな

2kmで540mほど登る。登りコースタイム2時間、下りコースタイム1時間30分。
心配だったのは焦って滑って滑落すること。
11時40分、焦らなくていいから、ゆっくり行ってこいと送り出した。
僕は、行者小屋の外で女性が下ってくるのを待った。
雨と風、厳しいw アンダーウェアやシャツが濡れたまま冷えていくw


12時35分、文三郎尾根の方から2人連れの女性が下りてきた。
一人は手ぶらだ!
駆け寄ってお詫びをしたら、まったくポジティブでタフな女性だった。
背負って下りようかと思ったが、どこへ向かったかわからないからおいてきた、と。
彼女たちも文三郎尾根を下って帰るだけだったので「楽させてもらった」と笑ってくれた。
「文三郎尾根を下って帰るだけ」なんという幸運!
佑太とは途中ですれ違って、彼からさんざんお詫びをされたということで少し安心。
彼女たちは僕からザックを受け取って、美濃戸口に向けて下山をしていった。
とてもタフで良い方でした(茅野駅でも再会し改めてお詫びをしました)。
あまりの寒さ、冷たさと、彼女にザックを返せた安心感もあって、
僕は行者小屋の中、外が見える席に移動した。

コースタイム3時間30分、もろもろあって3時間かな、と踏んだ。
帰ってくるのは14:45分かな…、そこから美濃戸口まで2時間30分。
17:30に美濃戸口だと16:20の最終バスは逃すことになるから、あとはタクシー…。
そんなことより無事に帰ればいい。
なんせ、彼は八ヶ岳を予習していないからね。
体力消耗で動けなかったら行者小屋に泊まってもいいな。
ここでダメダメお父さん、ビールを飲みます。
だって3時間もあるんだもん(笑)
と、13:45…!

出発して2時間で帰ってきた。

赤岳頂上山荘では20分くらい滞在したらしい。補給の食べ物が山荘になくて

赤岳頂上山荘の登山者もびっくりしていたらしい。デビュー戦で2往復(笑)
25分ほど休んで14:10。
あらためて美濃戸口までコースタイム2時間30分、終バス16:20。
「佑太、まだ走れる?」「走れるぜ」
ということで14:20、雨の中出発!

ということで時おり走りながら8kmの道のりをくだった。
想定より早い15:50、赤岳山荘に到着。
しっかりと着替えもして、二人でビールで乾杯!
「景色も見えない悪天候の中、同じ山を登るのは精神的にきつかった」
そりゃそうだ(笑)
「二度とザックは間違えない」
それ当たり前だから。
息子のタフさに感心した一日でした。

あの女性のザックでなかったら、縦走のパーティのものだったら、
息子がタフでなかったら…、本当に反省の一日でした。
そして、それとは別に2時間で帰ってきた姿を見て、尊敬した自分がいる。
逆はいやだ(笑)

軽い肉離れ。
昨日は美濃戸口まで時おり走ったりしたので大丈夫かとおもったら、
左のふくらはぎだけ痛くてまともに歩けない自分がいますよ。やばいね…
◇今日の自転車◇
再来週はDBKのメンバー6人でこのルートを行く。ザック注意!

19.1km(息子は23km)
Blogランキングに参加してます~お嫌でなければ お一つ
ということで息子佑太と男二人の山行。丹沢ではない行先に選んだのが八ヶ岳。
結果オーライでしたが、ここで生死を分けるようなミスがあった。
偶然も重なって終わってみればめでたしめでたしでしたが大反省です。。
ほかのトレッカーの参考になれば、と思います。
本当は笑えないんだけど、ネタのような出来事でした。
あいつは僕に似ているのか!Σ(°◇°
何も知らない幸せなころ…日も差している

[ザックのウェストハーネスの余りが白帯みたいだぞ(笑)]

父親に佑太が与えてくれた時間は金曜日の夜から土曜日1日だけ。
日帰り登山じゃん(≧▽≦;
日帰りできる3000m級の山…、行先は今年6月18日に歩いてきた八ヶ岳にした。

[横岳から赤岳・中岳・阿弥陀岳を臨む]
この日、僕は24kmの縦走をして、14:22に美濃戸口にゴールしている。

[あの景色を佑太とシェアしよう!]
佑太とは丹沢には登ったことがあるが、
安全のマージンを取って、赤岳~中岳~阿弥陀岳に絞って登ることにした。
夜行バスは4:20に八ヶ岳山荘前についた。
いびき親父がうるさくて眠れなかった!(≧▽≦
金払って人のいびきを聞く羽目になった上に寝られず…って、どゆこと。
空には明るい月が輝いていた。

[朝5:00、天気予報では曇り、登山指数Bだったが、意外や期待できそうです(^^]
行者小屋までは話をしながら登れる傾斜、たくさんの話をしたなぁ。

[5:54、八ヶ岳登山口。ウェストハーネスが…]

[唐突に視界が拓けて、横岳がでーん! 高ぇな~]

[本日のメインディッシュ、赤岳! ウェストハーネスが…]
行者小屋には7:30に到着! 天気予報に反して青空!

[デザートの中岳、そして阿弥陀岳]
コースタイム3時間10分を2時間30分で登ってきた。これが罠だったなぁ…(≧▽≦
行者小屋から見ると圧倒的な高さ。壁だね、赤岳。

[2時間後にはあそこにいるんだね]
20分ほど休んで7時50分、赤岳を目指す。

[チョイスした尾根は地蔵尾根]

[視界が拓けると、茅野の街とその向こうに北アルプス! が…気になる雲が]
高度を上げるにつれ徐々に遅れ始める僕ちゃんww

[勘弁してやってくれ、もう52歳なんだ…(><]
圧倒的な高度感。真下に行者小屋。

[この直後、強烈な足攣!(笑)]
すれ違うのもままならないザレ場の急斜面で銃に打たれた人のように倒れこむw
先を行く佑太に足を攣った!の合図。決勝で負けた吉田沙保里のような顔だったらしい…。
お、おまたせしました…

地蔵ノ頭に登ると景色は真っ白になってしまった。
強風と雨、急いで雨具を着て、ザックにレインカバーをかけた。
ザックカバーが今回のアクシデントのキーポイントだ…、覚えておくように!
いやぁ、何も見えない。カメラも仕舞わざるを得ない。
稜線の向こうに富士山が見えるはずなんだけどなぁ。
赤岳までの急登、目の前のザレ場、岩場をしっかりと見て登るだけ。
そんな中、靴先を岩にひっかけ倒れるのを避けるために踏ん張った!
ぎゃー、かつてない足攣!(笑)
しばらく動けない、先を登る佑太に「足攣った!」と叫ぶ、その顔は吉田沙保里だったと…orz
ふくらはぎはマジで痛くて、軽い肉離れかな、という印象。
9:05、山頂についた。コースタイム5時間10分を3時間45分で…足も攣るわな(笑)
とりあえず、雨と強風を避けるために赤岳頂上山荘に避難する。
ここで作戦会議。
「何も見えないし寒いし雨だし風だし、下山しよう!」
カップヌードルを食べながら1時間ほどのんびりして、下山準備。

[とりあえず登頂記念写真]

[赤岳山頂、真っ白な世界w]
目の前の中岳を超え、その向こうの阿弥陀岳に行く予定だったが

[あの日の稜線…、こんな稜線を見せてあげたかったなぁ]
今回はここを右に、そう最短で文三郎尾根を下ります。
この尾根、ひたすら階段なんだね。
「階段に次ぐ階段、滑るザレ。登りも下りも根をあげる、きつい尾根」
山の雑誌にそう書いてあったから絶対チョイスしないって決めていたけど仕方ない。
くだりながら佑太と、「この尾根は絶対に登りたくないねぇ」と話していた。
登ってくる人はすでに抜け殻のようだった(笑)
そんな尾根、コースタイム1時間30分のところ1時間で下ってきた。
午前の11時20分に僕らの登山は終了です。
このペースなら14:20の早いバスで帰れるねv(^o^)v
行者小屋では佑太がお汁粉を注文、そこで腰を抜かしそうになっていた。
「お父さん、誰かのザックを背負ってきちゃった!」
赤岳頂上山荘! 僕も腰を抜かしそうになった。
ザックカバーが一緒だったから僕もまったく気づかなかった。
真っ先にそのザックの主のことを考えた。
行者小屋から赤岳頂上山荘に衛星電話をかけてもらったが、
悪店の中、衛星がつながらない…絶体絶命か!
行者小屋の方のスマホがつながった。ドコモはアンテナがあるらしい。
ザックの主は女性で、山荘に電話番号を残し、15分ほど前にすでに下山をしたとのこと。
佑太のザックは山頂山荘に残してある。
空身で下ってくるとしたら最短の文三郎尾根だろう。
佑太をピストンさせることにした。
さっき、「この尾根は絶対に登りたくないねぇ」って言っていた尾根だ。
真っ白で見えていなかったが、晴れていれば絶望的な壁だな

[6月18日、行者小屋から見た赤岳…あそこまで!]
2kmで540mほど登る。登りコースタイム2時間、下りコースタイム1時間30分。
心配だったのは焦って滑って滑落すること。
11時40分、焦らなくていいから、ゆっくり行ってこいと送り出した。
僕は、行者小屋の外で女性が下ってくるのを待った。
雨と風、厳しいw アンダーウェアやシャツが濡れたまま冷えていくw

[ブルーのザックがカーキのザックに変わっていた!]

[白帯みたいなウェストハーネスじゃない…あぁ]
12時35分、文三郎尾根の方から2人連れの女性が下りてきた。
一人は手ぶらだ!
駆け寄ってお詫びをしたら、まったくポジティブでタフな女性だった。
背負って下りようかと思ったが、どこへ向かったかわからないからおいてきた、と。
彼女たちも文三郎尾根を下って帰るだけだったので「楽させてもらった」と笑ってくれた。
「文三郎尾根を下って帰るだけ」なんという幸運!
佑太とは途中ですれ違って、彼からさんざんお詫びをされたということで少し安心。
彼女たちは僕からザックを受け取って、美濃戸口に向けて下山をしていった。
とてもタフで良い方でした(茅野駅でも再会し改めてお詫びをしました)。
あまりの寒さ、冷たさと、彼女にザックを返せた安心感もあって、
僕は行者小屋の中、外が見える席に移動した。

[ここにいたご夫婦と顛末を話しながら]
コースタイム3時間30分、もろもろあって3時間かな、と踏んだ。
帰ってくるのは14:45分かな…、そこから美濃戸口まで2時間30分。
17:30に美濃戸口だと16:20の最終バスは逃すことになるから、あとはタクシー…。
そんなことより無事に帰ればいい。
なんせ、彼は八ヶ岳を予習していないからね。
体力消耗で動けなかったら行者小屋に泊まってもいいな。
ここでダメダメお父さん、ビールを飲みます。
だって3時間もあるんだもん(笑)
と、13:45…!

[うそぉ(笑)]
出発して2時間で帰ってきた。

[この白帯感の高いウェストハーネス!よかった!]
赤岳頂上山荘では20分くらい滞在したらしい。補給の食べ物が山荘になくて

[行者小屋の牛丼のかきこむ! 安心したよ!]
赤岳頂上山荘の登山者もびっくりしていたらしい。デビュー戦で2往復(笑)
25分ほど休んで14:10。
あらためて美濃戸口までコースタイム2時間30分、終バス16:20。
「佑太、まだ走れる?」「走れるぜ」
ということで14:20、雨の中出発!

[写真を撮ってくれたのは佑太が頂上山荘で話した人、びっくりしていた(笑)]
ということで時おり走りながら8kmの道のりをくだった。
想定より早い15:50、赤岳山荘に到着。
しっかりと着替えもして、二人でビールで乾杯!
「景色も見えない悪天候の中、同じ山を登るのは精神的にきつかった」
そりゃそうだ(笑)
「二度とザックは間違えない」
それ当たり前だから。
息子のタフさに感心した一日でした。

[ビール1本で寝落ち @ 茅野へ向かう最終バス]
あの女性のザックでなかったら、縦走のパーティのものだったら、
息子がタフでなかったら…、本当に反省の一日でした。
そして、それとは別に2時間で帰ってきた姿を見て、尊敬した自分がいる。
逆はいやだ(笑)

軽い肉離れ。
昨日は美濃戸口まで時おり走ったりしたので大丈夫かとおもったら、
左のふくらはぎだけ痛くてまともに歩けない自分がいますよ。やばいね…
◇今日の自転車◇
再来週はDBKのメンバー6人でこのルートを行く。ザック注意!

[文三郎尾根を1往復半…考えたくもない]
19.1km(息子は23km)

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